土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

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建築のちから

2011年11月12日 09時05分42秒 | Weblog

ユンボとダンプ。物部川河川敷の草刈の様子。ここまで来たかと言う感慨がある。昔なら、近所の人が総出で草刈をしていただろう。そこで色々な人と出会い、コミュニケーションが出来ていた。田舎の文化の継承も。しかし何時からか、業者を雇い合理的に作業をするようになった。楽で良いのだけど、何か寂しい気もするのは私だけだろうか。内藤廣さんが「建築のちから」と言う本でこう言う言葉を引用して書いている。「建築はわずかな言葉、弱弱しい言葉しか発する事が出来ない。しかし、それは常に発せられる持続的な圧力のような物で、それによって社会は変革していくのだ」と。何も無い場所に建築物が建つ。これは凄く感動的だ。それは自分達が、一生懸命住む人のライフスタイル。これからの生き方をも考えて建てるからで、利益だけを追求していないからだろう。小さな建物でも、主張があり、それぞれに良いなーと感じる物を秘めている。その建築を見た人に、何か圧力、感性に響く事が出来る建築を、これからも創って行きたいと、私達は考えています。