香南市のK邸の、増築の相談が来ましたが、要望が少し難しい。クレーンは入れないので角材の、少し大き目でやろうかとも考えていますが、丸太が大好きなKさんの事を思うと、要所に軽めのやつでも入れないと、満足していただけないような、気がしています。眺望が良いように2階にリビングスペースを設ける等、予算は少なめにと打診されているけど、お金かかるやんと私。一階は何もいらないからと言われても、建築確認うるさいよー。でも難しい要望の方がやりがいあるし、楽しんで設計して見ようと思います。喜んでもらえる事が一番、頑張ります。
アイビーログ工房の屋根工事は、写真の市川君が担当する事が多い。寡黙だが、色々難しい注文にも、笑顔で対応してくれるので、助けて貰っていると言った方が、良いのかも知れない。一番凄いと思う所は、難しさを楽しむと言うか、苦にしない所。やりがいを、見いだす所だ。アイビーログ工房の建築は、こんなプロが一杯関わって完成する。一生懸命やっている人は、本当にかっこいいものです。私は、こんなプロを、次の世代に残していける、仕事をしていきたたい。高知には、そんなかっこ良いプロが、まだまだ残っていますが、仕事は激減。良さを分かって戴ける、施主さんを育てて行く事も必要な仕事だと、思います。
土佐市のF邸も、内装工事がどんどん進んでいます。梅雨入りしましたが、屋根、壁も防水が出来たので、安心して作業が出来ます。先日、香南市M邸の、昨年11月伐った、新月伐採の材が入りましたが、施主さん家族が、記念に、何本か皮むきをしたいとの要望があり、和式の皮むきと、洋式のドローナイフで皮むきをしていただきました。旦那さんは、病み上がりで体調が悪く、奥さんがメインで皮むきをしていましたが、旦那さんが言うには、今はママのほうが、力があるそうで、言われたように、うちで雇いたくなるような作業ぶりでした。後日、息子さんを連れて、皮むきに来てくれた時、息子の作業ぶりを、感極まったような表情をして見ていた旦那さんに、思った以上に成長している息子見て、過ぎ去った歳月を噛みしめている表情に、思わず、自分の事を重ねていました。アイビーログ工房は、水圧で皮むきするのですが、手道具で、少し薄皮を残した仕上げも、ワイルドで味わいがあります。手剥きして貰った丸太は、何処か見える場所に使おうと考えています。思い出が繋がる、楽しい家になると思います。
少し前に撮った、香南市野市町のアジサイ街道。今朝通勤途中見たら、今週末頃には見頃になると思われる位に咲いていました。春野のアジサイ街道も車道の横の水路際に咲いて良いのですが、こちらは、桜並木の下、水路際を歩きながら見られます。歩行者専用となっているので、ゆっくり見られ、子供と一緒でも安心です。。1キロメートル位はあると思いますが、凄い数のアジサイです。良く植えたもんだと感心します。少し雨が欲しい感じがしますが、これはこれできれいです。手入れをしている方達の努力には、頭が下がります。日頃の地道な活動の先に、成果が表れる事は分かっていても、中々続かないものです。木の家の良さも、説明や、体験をしてもらう活動を続けて行かなければ、未来は無いと考えています。アイビーログ工房の国産材の取り組み、伐り旬のこだわり、職人のこだわりや、地元の素材、地元の木の家を建てる事は、地域の文化の再生にもなる事を、これからも、伝えて行きたいと考えています。
梼原町の中岡君の所へ、頼んでおいた、四国中央市のA邸の丸太を見に行って来た。さすがに丁寧に丸太を扱っているようで、ダメージが少ない材が皮をむかれ、保管されていた。この材はフルログの家の材料となるのですが、自然乾燥された丸太のノッチ加工は、精緻なチェーンソーワークが要求される事となる。少し小さな割れが出ている状態で、加工したフルログはほとんどないと思われる。欠点は加工性の悪さだが、移築後の経年変化が少なく、安定したログハウスになると思われる。しかし住み方によっても、家は変わって来るので、はっきりとは言えませんが、少し今までのフルログとは、違った物になると思い楽しみにしています。この家も経年変化を、見て報告して行こうと考えています。朝早く出たので時間があったので、宇和島を回り実家で一息し、宿毛のカフェ、ピーパルさんで話をし、窪川のレストラン、ロガーでメンテナンスの打ち合わせをして帰って来た。約400キロ走り、帰り着いたのは19時を回っていました。オートバイで行くと、疲れるのですが、なんだか心地よく、心満ちた一日になりました。