S邸の基礎が始まりました。雨が多く、この日も雨の中作業が行われていました。今年は春が早いのか、天候が安定していません。異常気象、地球温暖化と言う言葉が、頭をよぎります。稲本正さんが、日本は、世界で一番悪質な木材輸入国だと書いています。悪質には二つの意味があり、一つは金にあかせて、途上国の原生林を破壊した事。今はさすがに、世界中からの非難に会い、影を潜めたが、輸出国の環境破壊と、自国の森林農地の放置の両面で環境の悪化に拍車をかけている。もう一つはウッドマイレージの高さで、日本は世界で郡を抜いて1位である。この事は、もしフィンランドからログハウスを輸入し建てたら、それは石油製品で家を建てる事と同じくらい、CO2の排出が伴っている事になります。地元の木で家を建てる事は、地方文化の保守、環境問題をかんがえても、正義なのだと思います。良い物を作り世界中に売るのが正義だった時代は、変わりつつあります。グローバル化は環境破壊の上に成り立っているとも言えます。地方で出来る事は地方でやるのが、今からの、進むべき道で、田舎にコンビニを作り、東京と同じ物が買えるのが、豊かさではないと思います。違って良いのではないでしょうか。ハウスメーカーの、全国同じ使用は、私には、貧しく感じられてしまいます。