土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

新建材の町並みは、古びた時、ほっとする町並みになるのだろうか?

2009年03月22日 21時22分57秒 | Weblog
土曜日から四国中央市のS邸の建て込みが始りました。写真は基礎が出来た時のものです。地面に線を引いた時、こんなに小さいのかと思いましたが、基礎が立ち上がると、大きく見えてきました。柱が立つと、又一回り大きく見えて来ると思います。この地域は、比較的しっかりした古い建物が残っていて、地域の家の形が分かり興味深く、車で走っている時、古い民家があると、スピードを緩め、観察しながら走ります。ただ、やはりこの地域も、近年建てられてきた、新建材の家が目だって来て、この家が古くなった時、どう感じるのだろうと考えてしまいます。新建材で育った世代は、新建材が古くなった時、やはり、私達が、古い民家を見て、ほっとするような、感じを持つ事が出来るのだろうか?きっと土に帰らない建材は、産業廃棄物になるし、始末に大量のエネルギーを要する事が分かれば、そう言う感慨は、湧かないのではないのでしょうか。自然に帰る素材で長く建っている建築を、建てて行くべきで、安易に早く安く出来るからと、考えるのは、もう時代遅れだと、思います。日本の家は木と土で創るべきで、それが、高温多湿の気候には合っているのは、確信しています。年を取った方が木の家は、こんなにも体が楽だとは思わなかったと感想を言われた事が甦ります。