写真は今年高知大学の学生達と建てたツリーハウスならぬ、高床式、カタツムリハット。
少年は樹上に家を持ち、少女は、人形の家を持つ。と言う言葉が好きです。今回の新宿で開催中のTOSAZAI展でのテーマは、50を過ぎたら、そろそろトムソーヤになろうだ。スタンド・バイ・ミー。少年・少女の頃見た冒険の夢、を実現しようと言うテーマで、3坪~5坪の家、ログハウスを近くの空き地に建て、自分だけの空間をもって楽しもうと言う提案だ。しかもフルログの家は大地震でも倒れる事はないので、シェルター機能を併せ持ち、いざと言う時、家族の避難場所になる。しかも土佐の木だけで造れる家だ。
丸太も50年前後の、戦後の植林材を使い、100年以上建ち続ける事が可能な大きな屋根を持つ家だ。この建築を建てて良い所は、1、山の管理が出来、山の植生が豊になる。2、そうすると川も豊になり、生命が溢れる。3、川からきれいな水や栄養分が流れ込めば、海も豊になる。4、地元に仕事が出来、多くの人が生活できるようになり、高知も元気になる。なおかつ、地元の素材を使って建てる建築は、環境にダメージを極力与えない。素材を統一出来、美しい街並み、文化が出来る。林業、漁業、建築、観光全てリンクする。持続可能な暮らしを、少しだけ考えを変えると実現できる。その考えはせめて30年後、出来れば50年後~100年後を考えて物を買う事だと考えている。上棟式の時、地の神にお願いすることは、この地に家を建てる事の許しを請う事で、しばらくお貸しくださいとお願いします。借りた物はなるべく汚さず返す事が必要です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます