伊香保温泉「露天風呂」は今まで何回入浴しただろう。50回は入浴したであろうがその後は、数えていない。初めてここの露天風呂に入浴しのは、何時の事だろう、17歳のころに遡り、自宅から親のバイクのスーパーカブに跨りよく通ったものである。その後社会人になっても榛名山のキャンプで、伊香保温泉露天風呂に入浴するのが定番であった。当時は混浴露天風呂で、24時間何時でも入浴できる貴重な温泉であったことを覚えている。
かれこれ30年以上前の出来事が頭の中をぐるぐるとしかも鮮明に覚えている。温泉と接し一番長く付き合っている温泉でもあり、これからも長く付き合う温泉である。 伊香保温泉は、実は群馬最大の宿泊者を数える温泉であり、平日でも人気旅館では、駐車場に入りきれないほど混雑している。もちろん前橋高崎からも近いこともあるが、その魅力は、どの旅館からも見渡せる眺望のよさ、あの独特の石段街の情緒、温泉まんじゅうの元祖ともいえるお土産の豊富さなどがあげられる。最近温泉を偽った件で騒がされたが、なんといっても伊香保温泉本来のお湯のよさがあげられる。
特にここ露天風呂のお湯の鮮度感たっぷりなお湯は、ともかく掛け値なしによい。入浴感はどちらというと、とろみの利いた石膏泉がベースなのですが、重曹土類系のはじける浴感ももっていて、複雑に絡み合っていて、これぞ伊香保の湯だと思わずにいられない。 伊香保温泉の最大の特徴が入浴後暫くたっての浴後感、これがとってもよく何度も何度も再訪する最大の要因である。軽すぎず重すぎず、しかもしっかりとした大黒柱があるような入浴後感、深い歴史の中でこれほど愛された伊香保温泉は、過去もこれからも伊香保フリークとして見守り入浴していきたい。
Na=105 K=10.2 Mg=29.5 Ca=142 FeⅡ=8.28 Mh=1.42 Cl=118 SO4=301 HCO3=282 メタケイ酸= 177 メタホウ酸=7.7 CO2=98.6 成分総量1.28 PH6.4
カルシュウム・ナトリュウム・硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉
文 ガメラちゃん@takayama
石段街も独特の風情があっていいですね。
ところが、昨年暮れに、「誘客促進のため、ロープウェイ乗り場付近に大規模日帰り施設を建設、既存の「露天風呂」と「石段の湯」は廃止。新施設には「黄金の湯」のほかに「白銀の湯」を引き込みブレンドした浴槽の提供も計画。」などというとんでもない計画が持ち上がって、あたまくらくら。
伊香保温泉の関係者には、”自分たちの本当の資産は何か”ということを真剣に考えてもらいたいです。