一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

一郷一会が威信をかけて ^^: 選定。センター系、スパ銭・・・ お湯さえよければどこでもOK! 料金上限1,200円也。

38.川原湯温泉 「共同浴場」

2005-07-03 00:06:34 | 群馬
土曜日は天気が良かったので、ふらふらと渋川めざした。
ラジオの道路情報では関越道が渋滞していると言っていたので下道でチャレンジ!
意外に早く、前橋の手前まで約3時間。まだ時間に余裕があったので、草津の帰りに気になっていた八ッ場のパンフを入手しに川原湯温泉まで足をのばしてみた。
しかし川原湯温泉までが遠かった。八ッ場館についたのが夕方4時頃。パンフをゲットしたものの陽も傾きかけており、その先の探索はあきらめ川原湯温泉に入浴してきた。

【川原湯温泉】
国道からの入口のアーチをくぐり坂道を登っていくと、解体中の家やすでに更地になっている所があり、温泉街水没を現実のものとして感じさせられた。
JRの駅の待合室には温泉成分分析表が掲げてあるではないか、川原湯温泉おそるべしっ!

【聖天様露天風呂(100円)】
暮れ行く夕陽をみながら先客3名と入浴。臭い立つほどではないが、お湯を手ですくうと焦げたような硫黄の臭いに、濃い塩のようなまたは石油のような臭いが少しまじった複雑な臭い。これがうつぼさんの言う「焦げ硫黄臭」というものか?
お湯には湯の花も舞っているが、汚れたような濁りでもあり。
湯口にはカップが置いてあり、熱いながらもタマゴ風味の塩味で結構飲みやすい。
よく来るという中年の人が「今日はヌルクないか?あっ!水でうめてやがる」と言ってホースから注ぎこまれていた水を止めていた。たしかにウワサ程熱くなく、じっくり入っていられるほどだ。
このおじさんの話では、ダム建設にともなってできた共同湯が6ヶ所くらいあって300円払えば地元民以外でも入れるとのこと。お気に入りは「横壁温泉」なんだとか。
八ッ場館でゲットした宝の絵地図を早く活用したいものだ。

【笹湯(300円)】
続いての入浴はジモ専のような小屋掛けの共同湯。千葉から来たという30代中頃くらいの人と一緒になる。ほんのわずか白っぽいか、という程度の透明の湯。
だが激熱っ!
かぶり湯をしてチャレンジするもNG。
湯もみしてチャレンジするもNG。
湯口から注がれる湯を洗い場に逃がしてもNG。
かくなる上は加水やむなしか!(千葉から来た人が以前来たときに水でうめていたら地元のおじちゃんに怒られたそうな)
とにかく熱い、足のさきとかジンジンして20秒も入っていられない。そうこうしていると、スキー帰りによく立寄るというおじさんがやってくるや、「熱くて体に悪いよ」と言ってさんざん水でうめてしまった!臭いや味は露天風呂同様でしたが、浴感は熱すぎて判らずっ。

文  福沢 湯キチ

※写真は川原湯温泉駅に掲示されている分析表
※2004年2月の入浴メモより

【王湯(300円)】
久しぶりに川原湯温泉に行った。未湯だった王湯の内湯に入る。
受付から回り込むように階段を下りると脱衣所、浴室はさらに階下。
年季の入った浴室には角をとった四角い湯船がひとつ。
石鹸を溶かしたようなうっすら青白がかった透明な湯が湯船を満たし、燻したような硫黄の臭いとあいまって辛抱タマランっ。
さっそくかぶり湯をして入浴。ジーンとくるやや熱めの湯に気合バリアで応戦じゃ。
(あとから来た民間人は熱くて入れないでいた。むふふ、勝った!!)
湯船には水蛇口、2本の組パイプ、極太パイプ、計4本からの掛け流し。新旧の源泉を湯船の中で混合なのかな。組パイプの左側の湯口からはフルーティなタマゴの香りが楽しめ、底にはビローンと伸びきったときタマゴのような湯の花も。
五感を刺激する王湯の内湯に入らずして川原湯を語るなかれ、と反省。

※2005年11月の入浴メモより追記 (福沢 湯キチ)

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