一郷一会・関東周辺100名湯プロジェクト

一郷一会が威信をかけて ^^: 選定。センター系、スパ銭・・・ お湯さえよければどこでもOK! 料金上限1,200円也。

91.会津川口温泉 「玉縄の湯」

2005-07-27 00:53:44 | 福島
会津川口温泉のある金山町は、温泉と只見川沿いに開けた谷間と沼山湖に代表される山上の湖周辺の一風変わった高原の風景を醸し出し、とても居心地の良い場所で、最近では椎名誠氏がこよなく愛するところである。四季の移り変わりがはっきりしている場所で春夏秋冬の自然が楽しめて、素朴なこの地域に人々とのふれあいも楽しめる場所である。
 会津川口温泉は、初めて入浴する人にはちょっと場所が解りにくい、金山駅より只見川と野尻川との合流点に位置しており、会津山内氏の居城であった玉縄城の最下部にある温泉で、玉縄の湯の由来もそこからだと推測できる。野尻川の川沿いに立つ共同浴場で、最近では湯量や温湯のため、週に4回しかも午後4時から開錠する地元の人のための共同浴場である。

 ここのお湯でびっくりするのがお湯の色である、薄いブルーがかったお湯の色は、見るものを魅了する。温泉成分は、Na-塩化物・硫酸塩泉でこの地区では大変珍しい泉質である。この地区は、炭酸水素塩泉(HCO3)が主体となっている温泉が多いのであるが、こちらの温泉には、殆どこの成分が含まれていない。
 ただしCO2の影響か大変な泡着きが見られ泡マニアには、たまらない温泉だと思う。ぬるい湯の効果もあり何時までも入浴したい温泉である。ここも温泉を楽しむ例にとらわれず、小さな湯船、お湯がざこざこそしてなにより、温泉の成分のバランスのよさであろう。

 日本の温泉でも記憶に残る温泉で、新潟の華報寺共同浴場、栃尾又温泉、福島の磐梯熱海温泉「元湯旅館」、大分の壁湯温泉とぬる湯で何度も行きたい温泉として上げられる。会津川口温泉は良い湯である。

会津川口温泉 泉温41.0℃ PH7.42 285L/min
Na=2192 K=12.8 Mg=22.5 Ca=277 F=0.7 Fe=1.0 Br=7.3 Cl=2999.5 CO4=1110 HCO3=98.2 成分総量 6786.7 ナトリュム-塩化物・硫酸塩泉
                   文/写真 ガメラちゃん@takayama

最新の画像もっと見る