社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

8月25日(水)

2010年08月26日 23時16分11秒 | 2010年

  6時起床。なぜか、いつもより1時間も早く目が覚めてしまった。せっかくなので、いつもは夜にする洗濯をしてから、大浴場へ行ってシャワーを浴びる。その後、全ての支度を整えてから自転車に乗って最寄のローソンへ行き、9月25日(土)に行われる清水エスパルスvs.名古屋グランパス(日本平)の先行販売チケットを購入。昨日まで、今週が先行販売期間であることを忘れていたのだが、同期からの「次はいつ静岡へ行くの?」という質問のおかげ思い出すことが出来た。名古屋は現在頭ひとつ飛び抜けて首位にいるので、この直接対決は今年のエスパルスの行方を大きく左右する試合となる。いわゆる、「絶対に負けられない戦い」なのだ。

  今日の授業は、人材コンサル会社の方を招いて、「ビジネスマナーとコミュニケーション」についての演習授業。タイトルからすると、今更名刺交換やお辞儀などの練習をさせられるのではないかと不安だったのだが、実際にはコミュニケーションに関する内容が9割以上で、実用的かつとても楽しい内容だった。先生が元臨床心理士(心療内科で勤務されていたとのこと)だったので、それぞれの演習の意義について理論的に説明して下さったのもありがたかった。

  先生曰く、コミュニケーションは、能力ではなく技術である。誰しも意思的に自分自身の外見や振る舞いをコントロールすることで、相手に与える印象を大きく変える(印象操作)ことが出来る。そして、相手に良い印象を与えるための最強の武器は、笑顔である。人間は、ネガティブな感情を表す表情はたくさん持っているが、ポジティブな感情を表す表情はひとつしか持っていない。それが、笑顔である。意識的に笑顔の回数を少し増やすだけでも、他人に与える印象は大きく変わるらしい。ちなみに、なぜか私は先生から「笑顔くん」と呼ばれ、やけに笑顔を褒められた。要するに、いつもヘラヘラしているということだが、結果的にそれが良い効果を上げているのであれば、これほどラッキーなことはない。おかげで同期たちからもそう呼ばれるようになってしまったが、このニックネームは結構気に入った。

  午後からは、具体的なコミュニケーションスキルを実践的に学習する。コミュニケーションにおいて最も重要なのは、「聞く」ことである。特に男性の場合、問題解決志向が強いために、どうしてもすぐにアドバイスや意見をしたくなる。しかし、大切なのは全てを一旦受け入れ、共感的な態度を取ることなのだ(必ずしも本当に共感する必要はない)。そうすることで、返報性の原理(人は、他人から何かをしてもらったら、お返しをしなければならないという感情を抱く)から、相手も共感的(好意的)にこちらの意見を聞いてくれるようになる。つまり、例え正反対の意見を持っていたとしても、こちらの言い分を聞いてもらうためには、あえて一旦全面的な共感を示すことが有効なのだ。それ以外にも、マズローの承認欲求理論に基づく効果的な承認の技術や、質問する技術、伝える技術(アサーション:相手の気分を害さずに言いたいことを言うこと)についても実践的に学ぶことが出来た。これらをいきなり全て実践するのは難しいが、少しずつでも意識していくことで人間関係が円滑になり、ストレスも軽減することが出来るかもしれない。とにかく、今日の講義はとても勉強になったし、めちゃくちゃ楽しかった。

  授業終了後、明日のボーリング大会の最終準備をしてから、同期6人で近所の焼き鳥屋「鳥啓」で夕食兼飲み会。群馬の同期が上司からおすすめされたというお店で、確かに出てくるもの出てくるもの全てがおいしかった。また、同期の中に気になる相手がいるという子がいて、みんなで何とか彼を応援しようという話で盛り上がった。どうなるかはわからないが、私も出来る限りのフォローをしたいと思う。そんなこんなで、結局3時間以上居座り、寮に戻る頃には22時近くになっていた。


上から順に、「つくね」「焼き鳥5本セット」「鳥の風味揚げ」

  大浴場でゆっくり汗を流してから、そそくさとベッドに入る。明日は授業前に築地市場を案内することになっているので、4時半起きなのだ。早く寝ないと。 


8月24日(火)

2010年08月24日 23時28分14秒 | 2010年

  7時起床。シャワーを浴びて身支度を整え、授業開始までは部屋で本を読んで過ごす。

  今日の授業は、昨日に引き続き経営分析の演習。午前中は、経営分析の5つのポイントの残り2つ(安全性と生産性)について学ぶ。企業の安全性(倒産しにくさ)は、自己資本比率や固定比率(場合によってはそれプラス固定長期適合率)、流動比率などから判断する。営業キャッシュフローが連続してマイナスであるとか、そもそも債務超過である場合は明らかに危険な状態であると判断できるが、そうなる前に危険を察知するために、これらの指標を分析する必要がある。生産性とは、要するにコストパフォーマンスのことで、従業員1人当たりの経常利益や設備投資効率といった指標を使って判断する。中小企業の場合、前者が100万円以上であれば及第点、200万円以上であれば優秀だといえるらしい。ちなみに、今回の分析対象である仮想会社のそれは、2期前には138万円だったのに、最終期には28万円になってしまっていた。全然ダメじゃん。


昼食は、「チリチキン定食」

  午後からは、これまで学んだ分析手法を使って、与えられていた仮想企業の分析を行う。詳細は省くが、この会社は期を追うごとに売上高は上昇しているものの、その反面経常利益が減少していた。その要因としては、製品価格の下落や製造原価の上昇、過剰人員の発生などが挙げられる。しかも、これから先売上高が上昇する見込みも薄い。そのため、生産工程の見直しを図ると同時に人員の調整(リストラ)を行い、いかに生産の効率化を達成するかが鍵になってくると思われる。しかし、この提言にはあまり現実味がない。中小企業の経営者に向かって「リストラしましょう」なんて、簡単に言えるわけがないのだ。実際には、他の微々たる経費を削りながら雇用を守り、ぎりぎりのところで踏ん張ることになるだろう。経営は、数字だけで行うものではないのだ。


データは大事だが、データに踊らされてはいけない。

  授業終了後、部屋の引越しを行う。私はここ2ヶ月ほど禁煙しているのだが、入寮の申し込み時点では喫煙室を希望してしまったため、これまでずっと喫煙フロアで誘惑と闘ってきた。しかし、ずっとそういう状況にいるのも大変なので、一昨日からフロントに相談して禁煙フロアへの移動をお願いしており、今日ついに寮長からの許可が下りたので、晴れて誘惑の魔の手から解放されることになったのだ。新しい部屋は、当然タバコの臭いも気にならないし、周りも非喫煙者の同期が集まっているので、もどかしい想いをすることもない。それにしても、我ながらよくここまで誘惑に負けずに頑張ったと思う。

  引越し完了後、同期と一緒に近所のスーパーへ水やパンなどの買い出しへ行ってから、他の同期たちと合流して東大和市駅前のインドカレー屋「デリー」で夕食。私は「バターチキン」を注文したのだが、同期からの「絶対に激辛になんかしちゃダメだよ」という前振りに応じたところ、バターのまろやかさと激辛の辛さがうまい具合に中和し合い、かなり良い具合の味になっていた。元々辛いものは嫌いじゃないし、ナンにも甘みがあるので、そんなに辛さは感じなかったのだろう。また、同期に勧められて注文した「マンゴーラッシー」がめちゃくちゃおいしかった。こんな濃厚なラッシーは初めてである。これで200円なんて、自販機で売ってくれたら毎日買うのに。


絶品の「マンゴーラッシー」


「バターチキン」(激辛)

  夕食後、同期7人で談話室に集まり、明後日開催するボーリング大会の打ち合わせ。会場の予約は済み、あとは景品をどうするかについて話し合ったのだが、なかなか結論が出なかったので、とりあえずヨーカドーへ行ってその場で決めようということになる。そこで、偶然「今治タオル」を発見。「今治タオル」とは、愛媛県にある四国タオル工業組合が生産しているブランドで、元々品質的には優れていたのだが、近年そのブランディングに佐藤可士和氏を起用して大成功を収め、一気に有名になった製品である。しかも、私たちは先日(8月17日)授業の一環として、この四国タオル工業組合の理事長さんのお話を伺ったところだった。というわけで、他にもいくつか選んだが、メインの景品はこの今治タオルに決定。結果的に、私たちの仕事と関わりのある品物を選ぶことが出来た。


特に吸水性に優れているとか。

  21時過ぎに帰寮。ボーリング大会の件についてもう少し話し合いをしてから入浴し、22時半前に部屋へ戻る。今日も、あっという間に終わってしまった。

 


8月23日(月)

2010年08月23日 23時34分13秒 | 2010年

  7時起床。大浴場でシャワーを浴びた後、ネット接続の調子が良かったので2日分の日記を更新してから、フランスパン(朝食)をかじりながらネットサーフィン。その後、授業前に昨日現像した写真を配り、ああだこうだと思い出話に花が咲く。

  今日から2日間の授業では、先週の経営シュミレーションをふまえて、経営分析の手法を学ぶ。最初に財務諸表の簡単な説明をしてから、さっそく仮想会社の経営状態の分析作業(演習)に入る。分析には5つのポイント(成長性・収益性・採算性・安全性・生産性)があり、それぞれについて目安となる指標というものが存在する。例えば、成長性は各項目(総資本・売上高・経常利益・付加価値額・自己資本・人件費…)の増減率を比較することで見えてくるし、収益性はROA(総資産経常利益率)や債権・債務回転日数などを元に判断することが出来る。また、採算性に関する分析では損益分岐点の算出が求められ、以前公務員試験に向けて勉強していたミクロ経済学の知識が大いに役立った。残りの2種類については明日学ぶことになるが、この手の分析はとても楽しい。ただ、この授業は財務諸表が読めることを前提に行われているので、簿記の基礎知識がない人にとってはかなり難しいのではないだろうか。実際、同じチームの同期はかなり苦労しており、私たちも出来る限りのフォローをしたつもりだが、最終的には単に答えを写すだけになってしまう部分もあって、ちょっともったいない気がした。せめて、分析の前提として必要となる財務諸表の読み方ぐらいは、最初にじっくり時間を掛けて解説したほうがいいと思うのだが。


昼食は、「アジフライ定食」

  授業後、今日は1人で外出することにする。寮での生活はすこぶる快適だし楽しいが、それでも少しは1人になる(正確にいえば、周りの誰も私のことを知らない環境に身を置く)時間が欲しいのだ。行き先は、相模湖。前々から一度行ってみたいと思っていたのだが、実家からだと軽い気持ちで行ける距離ではないし、そうかといって気合いを入れて出掛けるほど見所がありそうでもないということで、なかなか行く機会がなかった。しかし、寮からなら1時間強で行ける距離なので、軽い気持ちでちょっと行ってくるということが可能なのだ。

  その前に、同期から「築地でおいしい魚を食べたいんだけど、おすすめのお店ない?」という相談を受け、何だかんだで結局私も一緒に付いて行くことにする。しかも、平日の早朝に。必然的に朝起きるのはめちゃくちゃ早くなるし、しかもその後に帰ってきて授業を受けなければならないのだが、それはそれで何だかワクワクする。私もまだ若いなー。

  18時前に寮を出て、東大和市駅から西武線で拝島まで行き、中央線に乗り換えて相模湖へ。相模湖駅は高尾駅のひとつ先だが、両駅間の格差は甚だしい。高尾駅を出て長いトンネルを抜けると、一気に時代を遡ったかのような錯覚に陥るほどだ。まだ19時過ぎだというのに、駅前の商店街(と呼べるほどお店もないのだが)は真っ暗で、人もほとんど歩いていない。とりあえず相模湖まで行ってみようと思ったのだが、こちらも想像以上の真っ暗闇で、とても湖畔まで近づく勇気は出てこなかった。せめて、電灯ぐらいつければいいのに。


右手前道路の向こうが相模湖なのだが…。

  仕方がないので湖は諦め、その手前にあるレストラン「マツキ」へ直行する。ネット上の口コミではここの「ポークシチュー」が絶賛されていたのだが、残念ながら夏季はやっていないとのこと。というわけで、第2候補の「わかさぎフライ定食」を食べる。そして、これが大正解だった。実は、わかさぎを食べるのは初めてだったのだが、これが想像をはるかに超えておいしい。揚げたてで熱々だったこともあるが、思っていたよりも大きくて身が詰まっていた。食べ方に関しては、塩やソース、タルタルソースなどを試したが、シンプルにレモンを軽く絞って食べるのが一番。それ以外の小皿料理も、「料理上手なお母さんのいる友達の家の夕食」といった感じの味で、かなりレベルが高かった。相模湖は見られなかったが、ここのおかげでその分を補って余りある満足感を得ることが出来た。


「わかさぎフライ定食」(これだけ豪華で1450円は安い)

  帰りは、中央線で立川まで出て、そこからバスに乗って寮まで戻ってくる。行きの経路よりも所要時間が短く、21時半前には戻ってくることが出来た。


相模湖駅にて。この車両も首都圏では珍しい。


迫力満点な写真が撮れた。

  入浴後、談話室で同期たちとおしゃべりしてから、部屋へ戻って今日の授業の復習をして、最後にこの日記を書く。時間的にはまだ少し早いが、かなり眠い。何だかんだで一日中活動していたのだから、まあ当然だろう。まだ月曜日なので、しっかり休んで明日からの授業に備えたい。


8月22日(日)

2010年08月23日 07時52分30秒 | 2010年

  8時起床。朝食をとってからコンビニへ行き、9月11日にNACK5スタジアム(大宮公園)で行われる清水エスパルスvs.大宮アルディージャの試合のチケットを購入する。試合開始が15時と早いため、かなりの暑さが予想されるが、NACK5は近いし、構造的にもかなり観やすいスタジアムらしいので、気合いを入れて行ってみることにした。でも、やっぱりめちゃくちゃ暑かったら嫌だな…。

  10時の開店直後にララガーデンへ行き、その中に入っている「カメラのキタムラ」で昨日の写真を現像する。全部を現像して配るのは手間もお金もかかるので、とりあえず全員で撮った集合写真4種類(鶴岡八幡宮・ランチ・大仏・シーバス船上)だけを現像し、残りは後日メールで送ることにした。ついでに、先週の経営シュミレーションのチームで撮った記念写真も現像。普段はなかなか撮った写真を現像するということがないので、出来上がってきた写真の鮮明さに驚かされた。

  昼食にサンドイッチを食べ、録画しておいた「アメトーーク」(ミナミの帝王芸人)や洋画ドラマのDVDを観てから、15時過ぎに家を出る。毎回同じルートでは面白くないので、今回は武蔵野線回りで西国分寺まで出て、中央線で国分寺、西武線(萩山乗り換え)で東大和市という行き方をしてみた。宿には16時半過ぎに到着。週末は、寮生のうち実家が近い人は私のように帰っているし、遠くから来ている人はここぞとばかりに東京観光へ出掛けているので、寮内は閑散としている。談話室へ行けば誰かいるかなと思ったが、電気すらついていなかった。


萩山駅の乗り換えの合間に

  18時から、インターネットラジオで清水エスパルスvs.ジュビロ磐田(エコパスタジアム)の静岡ダービーを観戦…じゃなくて聴戦。野球をラジオで聞いたことはあるが、サッカーは初めてである。思っていたよりわかりづらくはなかったが、やはり選手が常に動き回るスポーツなので、映像がない分頭を使わなければ展開についていけない。結果は、1-2で敗戦。ベストメンバーが組めずにフォーメーションも変更しなければならない状況だったので、多少は致し方ない部分もあるのだろうが、とにかくこれで3連敗である。首位の名古屋からは、勝ち点5も差をつけられてしまった。先日、鹿島との首位攻防戦に勝って喜んでいたのが懐かしい。

  夕食は簡単にパンで済ませ、入浴して汗を流してから洗濯。結局、寮に戻ってからは、21時過ぎにお台場観光から帰って来た北海道の同期と会うまで、5時間近く誰にも会わなかった。ネットの接続環境は相変わらずいまいちだし、部屋にはテレビもないので、幸か不幸かひたすら本を読むしかなかった。まあ、たまにはこうやって何もない環境でゆっくりするのも悪くない。


8月21日(土)

2010年08月23日 07時49分12秒 | 2010年

  6時半起床。今日は、私を含め同期8人で横浜・鎌倉観光である。参加者は、新潟、福井、埼玉、東京、神奈川(私たち2名)、大分、鹿児島の同期の皆さん。シャワーを浴びて身支度を整え、寮から出発する5人で7時半にロビーで待ち合わせて出発。途中、湘南新宿ラインの車内で、昨晩から実家に帰っていた同じ神奈川の同期と合流する。これで、今日のホスト役が揃った。あとの2人(実家通い組)とは鎌倉駅で待ち合わせ、8人揃ったところでさっそく鎌倉見物を開始する。

  まずは、歩いて鶴岡八幡宮へ。一夜漬けの知識を元に簡単な説明をしながら、まだ空いている境内をゆっくりと散策する。本殿もほとんど人がおらず、かなり落ち着いた雰囲気の中で参拝することが出来た。その後、みんなでおみくじに挑戦する。大吉は誰も引くことが出来なかったが、埼玉の同期が凶を引き、みんなで大笑い。逆に貴重だということで、しっかり内容を読んでから木の枝に結び付ける。その後は、若宮大路を歩き、豊島屋(鳩サブレー)の本店や鎌倉彫のお店を見てから、鎌倉駅へ戻る。

  鎌倉駅からは、福井の同期が最も楽しみにしていたという江ノ電に乗る。七里ガ浜駅の少し手前から海が見え始め、七里ガ浜-鎌倉高校前間では文字通りの大海原が目の前に広がった。鎌倉高校前駅で下車し、海沿いを歩く。途中で江ノ電の写真撮影をしてから、11時半過ぎに昼食の場所に到着する。


鎌倉駅にて。一瞬みんなが鉄ちゃんになる。


七里ガ浜-鎌倉高校前間(左前方に江ノ島が見える)

  昼食は、神奈川の同期が湘南在住の知人におすすめされたというイタリアンレストラン「AMALFI」の「夏のおすすめランチコース」。8名ということで半個室に案内され、周りを気にせずゆったりと食事を楽しむことが出来た。肝心の味のほうはというと、個々の料理については写真に任せるが、3000円弱でこれだけ凝ったものが食べられるとは思っていなかったので、大満足である。サービスも行き届いており、全体として費用対効果はかなり高かったように思う。


「トウモロコシのパンナコッタ」(左上)をはじめ、カルパッチョやマリネなどの前菜


「カジキマグロとレーズンのパスタ(レモンオイル仕立て)」


「スイカのグラニータ(氷菓子)とミントのジュレ」


「つくば三元豚ロースのロースト」


「紅茶のパウンドケーキ(オレンジシャーベット添え)」

  昼食後は、再び江ノ電に乗って長谷駅へ移動し、高徳院へ大仏を見に行く。この頃にはどんどん気温が上がり、強い日差しの中を歩くのは本当に大変だった。高徳院では、せっかくなので大仏の中にも入ってみたのだが、これまた大変な暑さで、外へ出た瞬間は一気に涼しく感じられるほどだった。また、ここも全体的に人が少なく、写真撮影なども気兼ねなくすることが出来た。

  高徳院の前から2台に分かれてタクシーに乗り、銭洗い弁天(宇賀福神社)へ。ここに関しては、圧倒的に人が少なかった。やはり、こんな真夏に鎌倉を散策しようという人は少ないのだろう。さっそくみんなでお金を洗い、収入アップを祈願する。ここでは、私を含めてみんなのお土産(お守りなど)への食い付き具合も積極的だった。お金は大事だよー。


空いているので、洗い場を独占状態。

  20分ほどかけて鎌倉駅まで歩き、駅前の豊島屋でお土産(主に鳩サブレー)を購入してから、上の喫茶室で1時間ほど休憩。それぞれ、抹茶やかき氷、鎌倉ビールなどでここまでの疲れを取る。私は抹茶のかき氷を食べたのだが、シロップが濃厚でおいしく、体温も一気に下がって爽快な気分になった。

  鎌倉駅から横須賀線に乗り、横浜へ。東口のそごう裏からシーバス(観光船)に乗り、横浜港を通って山下公園を目指す。右手にはみなとみらい、左手にはレインボーブリッジが見える。ちょうど日も沈む頃だったので、何ともロマンチックな景色を楽しむことが出来た。また、ここに掲載することは出来ないが、船上で撮った集合写真が本当によく撮れていた。バックには青い海と横浜湾岸の景色が綺麗に写り、みんな良い表情をしている。シャッターを押してくれた若いカップルに感謝である。あと、デートを邪魔してすいませんでした。


身近な景色も、船の上から見ると違った表情を見せてくれる。

  山下公園到着後、とりあえず中華街を一周してから、「謝甜記(シャテンキ)」で夕食。ここの名物はお粥である。お粥というと、どうしても風邪を引いたときに食べるものというイメージがあるが、ここのお粥はそうしたイメージを払拭してくれる。熱々のお粥の中に、別注文の白身魚のお刺身を入れるのが定番の食べ方で、お粥の熱でほのかに火の通った刺身が(良い意味で)何ともいえない食感になる。それ以外の料理(海老チリ・春巻き・小籠包を食べた)はごく標準的なレベルだが、なかなか良い店を見つけたものだ。


店員さん曰く「定番はこれ」という「五目粥」

  その後、更に中華街を散策するグループと手相占いをしてもらうグループとに別れ、しばし別行動。私は前者のグループに入り、雑貨店などを見て回った。大半の商品は中国語で書かれているのだが、漢字なので何となく意味はわかる。本物の(?)チャイナドレスの値段がめちゃくちゃ高いことに気付いたり、どう見ても飲み物とは思えない豆をすり潰したようなものがジュースとして売られていたり、色々と新しい発見があった。ちなみに、手相占いグループもかなり満足した様子で、手の平をマジックの線でいっぱいにして帰って来た。

  21時前に帰途につく。元町中華街駅から特急に乗り、渋谷で寮に戻る同期たちと別れ、実家の最寄り駅が同じ埼玉の同期と一緒に帰って来る。車内では、お互いの仕事やプライベート、この研修についての話をし、いろいろと驚くような内容もあって楽しかった。

  22時半過ぎに帰宅。あっという間に一日が終わった。気温が高くて歩き回るのは大変だったが、比較的どこも空いていたし、同期たちも喜んでくれたので良かった。そして、みんなで良い思い出を作ることが出来た。