社会を見て、聞いて、感じる。

人生そのものがフィールドワーク。

8月24日(火)

2010年08月24日 23時28分14秒 | 2010年

  7時起床。シャワーを浴びて身支度を整え、授業開始までは部屋で本を読んで過ごす。

  今日の授業は、昨日に引き続き経営分析の演習。午前中は、経営分析の5つのポイントの残り2つ(安全性と生産性)について学ぶ。企業の安全性(倒産しにくさ)は、自己資本比率や固定比率(場合によってはそれプラス固定長期適合率)、流動比率などから判断する。営業キャッシュフローが連続してマイナスであるとか、そもそも債務超過である場合は明らかに危険な状態であると判断できるが、そうなる前に危険を察知するために、これらの指標を分析する必要がある。生産性とは、要するにコストパフォーマンスのことで、従業員1人当たりの経常利益や設備投資効率といった指標を使って判断する。中小企業の場合、前者が100万円以上であれば及第点、200万円以上であれば優秀だといえるらしい。ちなみに、今回の分析対象である仮想会社のそれは、2期前には138万円だったのに、最終期には28万円になってしまっていた。全然ダメじゃん。


昼食は、「チリチキン定食」

  午後からは、これまで学んだ分析手法を使って、与えられていた仮想企業の分析を行う。詳細は省くが、この会社は期を追うごとに売上高は上昇しているものの、その反面経常利益が減少していた。その要因としては、製品価格の下落や製造原価の上昇、過剰人員の発生などが挙げられる。しかも、これから先売上高が上昇する見込みも薄い。そのため、生産工程の見直しを図ると同時に人員の調整(リストラ)を行い、いかに生産の効率化を達成するかが鍵になってくると思われる。しかし、この提言にはあまり現実味がない。中小企業の経営者に向かって「リストラしましょう」なんて、簡単に言えるわけがないのだ。実際には、他の微々たる経費を削りながら雇用を守り、ぎりぎりのところで踏ん張ることになるだろう。経営は、数字だけで行うものではないのだ。


データは大事だが、データに踊らされてはいけない。

  授業終了後、部屋の引越しを行う。私はここ2ヶ月ほど禁煙しているのだが、入寮の申し込み時点では喫煙室を希望してしまったため、これまでずっと喫煙フロアで誘惑と闘ってきた。しかし、ずっとそういう状況にいるのも大変なので、一昨日からフロントに相談して禁煙フロアへの移動をお願いしており、今日ついに寮長からの許可が下りたので、晴れて誘惑の魔の手から解放されることになったのだ。新しい部屋は、当然タバコの臭いも気にならないし、周りも非喫煙者の同期が集まっているので、もどかしい想いをすることもない。それにしても、我ながらよくここまで誘惑に負けずに頑張ったと思う。

  引越し完了後、同期と一緒に近所のスーパーへ水やパンなどの買い出しへ行ってから、他の同期たちと合流して東大和市駅前のインドカレー屋「デリー」で夕食。私は「バターチキン」を注文したのだが、同期からの「絶対に激辛になんかしちゃダメだよ」という前振りに応じたところ、バターのまろやかさと激辛の辛さがうまい具合に中和し合い、かなり良い具合の味になっていた。元々辛いものは嫌いじゃないし、ナンにも甘みがあるので、そんなに辛さは感じなかったのだろう。また、同期に勧められて注文した「マンゴーラッシー」がめちゃくちゃおいしかった。こんな濃厚なラッシーは初めてである。これで200円なんて、自販機で売ってくれたら毎日買うのに。


絶品の「マンゴーラッシー」


「バターチキン」(激辛)

  夕食後、同期7人で談話室に集まり、明後日開催するボーリング大会の打ち合わせ。会場の予約は済み、あとは景品をどうするかについて話し合ったのだが、なかなか結論が出なかったので、とりあえずヨーカドーへ行ってその場で決めようということになる。そこで、偶然「今治タオル」を発見。「今治タオル」とは、愛媛県にある四国タオル工業組合が生産しているブランドで、元々品質的には優れていたのだが、近年そのブランディングに佐藤可士和氏を起用して大成功を収め、一気に有名になった製品である。しかも、私たちは先日(8月17日)授業の一環として、この四国タオル工業組合の理事長さんのお話を伺ったところだった。というわけで、他にもいくつか選んだが、メインの景品はこの今治タオルに決定。結果的に、私たちの仕事と関わりのある品物を選ぶことが出来た。


特に吸水性に優れているとか。

  21時過ぎに帰寮。ボーリング大会の件についてもう少し話し合いをしてから入浴し、22時半前に部屋へ戻る。今日も、あっという間に終わってしまった。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。