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弁護士パパの子育てノート

3人の子供の子育てにかかわる日常の中で、「これってどうなんだろう?」と考えたことをいろいろと記してみたいと思います。

入間航空祭とブルーインパルス

2015-11-14 06:54:57 | 子育て
先週、航空自衛隊の入間基地で行われた入間航空祭に行きました。

噂には聞いていましたが、ものすごい人出でした。

なんでも毎年20万人以上の人出があるとのことで、渋谷区あたりの住民数を超える人たちが集まっていたようです。


そんな人の多さもまったく気にならない程、航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の展示飛行は素晴らしいものでした。

そのスピードと迫力に、子ども達も目をまるくして見とれていました。




緊密な編隊を組んでの曲技飛行など見ていていると、どうして編隊の形が崩れないのだろう、ちょっとした操作ミスで衝突したりしないのだろうか、といった気持になります。




気になったので、のりもの倶楽部で「ブルーインパルスの科学」という本を買って読んでみると、各機が1番機(編隊長機)の機体の形から導かれる2本のラインが交差する位置に自分の機体を置くことで編隊の形は保たれているとのこと。

そのため、パイロット達は編隊飛行中、前方ではなく1番機(編隊長機)の方向を注視しながら飛行しているとのことです。




たしかに、高い技術とパイロット間の完全な信頼関係がなければ出来ないことだと思います。


広い青空にすーっと白いスモークが引かれていく、そんな美しい情景の中にも張りつめた緊張感があって、身が引き締まる思いでした。












オールフリーvsドライゼロ

2015-11-08 08:15:27 | 子育て
もともとはお酒が好きだった妻ですが、8年前に長男の妊娠が発覚して以降、3人の子どもの妊娠、授乳の期間のたびにお酒を控えています。

そんな妻が長いこと愛飲しているのが、ノンアルコール飲料のサントリー「オールフリー」。

馴染み深い商品になっていますが、先週、このオールフリーを製造販売しているサントリーがライバル商品のノンアルコール飲料「ドライゼロ」を製造販売するアサヒビールに対して特許権侵害に基づきドライゼロの製造や販売の差し止めを求めていた裁判の判決がありました(東京地裁平成27年10月29日判決)。

報道等によると、サントリーは、ノンアル飲料の成分についてエキス分や糖質、酸性・アルカリ性の程度を示すpH値などを一定の範囲内とすることでノンアル飲料であっても飲み応えを出すことができる製法につき特許権の登録を受けていたところ、アサヒ「ドライゼロ」の成分がサントリーの特許の範囲内にあるとして製造販売の差し止めを求めていたとのことです。

その判決が出たわけですが、裁判所は「サントリーの特許は既存商品から容易に発明できるものであって進歩性がなく、特許は無効にされるべきである。」と判断しサントリーの訴えを棄却しました。


この話を妻にすると、すぐに「じゃあ、特許って一体何なの?」という素朴な疑問が返ってきました。

特許庁にわざわざ申請して特許権を認めてもらっているのに、その特許権を侵害されたとして裁判を起こしたら裁判所では特許は無効と言われるなんて矛盾した話ではないかというわけです。

なるほど。妻の言うことにも一理あると思います。

ところが、実際には、特許権侵害訴訟において、特許権の登録を受けている権利者側が勝訴する割合は勝訴的な和解のケースを含めても5割に満たないといった話を聞きます。
今回のケースのように裁判を起こしたところ「特許は無効」と判断されてしまうことも結構多いようです。

特許庁の審査官と裁判官とで考えが異なることもあるでしょうし、裁判では特許申請手続よりも慎重に審理が行われ、訴えられた当事者も特許を無効とすべき事情や裏付け資料を見つけようと必死で争うであろうことなどが原因として考えられますが、特許権として権利が特許庁で登録されていても決して安心してはいけないということになるのでしょう。

特許権侵害の訴訟では、侵害行為の全面的な差止めが認められることもありますし、侵害行為による損害賠償の額も、例えば侵害者側が侵害行為によって得た利益の額と推定されたりすることから、きわめて多額なものとなる可能性があり、それこそ会社の命運を背負った争いになることも多いところです。

中々しんどい世界だと思います。

このたびの判決報道をみてから、コンビニやスーパーの棚で仲良く並んでいるオールフリーとドライゼロを見るたびに関係者の方々のご苦労を思ってしまいますが、やはり「どっちが美味しいのだろう?」との興味も感じないではいられず、飲み比べてみるため思わず両方に手を伸ばしてしまいます。


                            
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恐竜ブームがやってきた・・

2015-10-18 07:16:08 | 子育て
最近、うちの男の子たちの間で恐竜ブームが起こっています。

兄弟で、アロサウルスがどうの、ステゴサウルスがどうの・・・といった話をしていたり、おばけのように両手をあげ前屈みになった肉食恐竜の次男が部屋を闊歩したりしています。

この恐竜ブームがいつからだったか、そのきっかけが何だったのかはよく分かりませんが、少なくとも私はまったく関与していません。

私は、爬虫類っぽい生物は大の苦手ですし、これまで恐竜に興味をもったことなど一度もありません。
子ども達が見ていた恐竜番組で、肉食動物が他の恐竜の肉を食いちぎっているところなんか目にしてしまうと、しばらくの間、お肉を食べる気がしなくなってしまうくらいです。

そんな父親、恐竜の知識はほぼゼロで、知っているのはティラノサウルスくらいでした。
長男は、そんな父にいろいろと教えるのが嬉しいようで、本で知識を得ては、風呂の中で、「では問題です!○○○○の前足の指は何本でしょう?」などとドヤ顔で質問してきます。

うーん。何本でもいいんだけどな。。

このままブームが去るのを静かに待とうか、それでは悔しいので学研の恐竜図鑑でも読んで勉強しようか。父は悩んでいます。


ただ、この恐竜ブームのおかげで、長男がこれまでよりも一所懸命に本を読んでいる姿を見受けるようになったのは、嬉しいところです。

今とくに気に入っているのが、黒川みつひろ氏、作・絵のトリケラトプスという恐竜を主人公にしたシリーズものの絵本で、学校の図書室や近所の図書館でしょっちゅう借りてきては読んでいます。


このトリケラトプスという恐竜はサイのような角のある頭をもった四本足の恐竜で草食ですが、物語は、勇敢な主人公が恐ろしい肉食恐竜たちに襲われる仲間の草食恐竜たちを助けるため角を突き出して立ち向かっていく、その姿に臆病な他の草食恐竜たちも勇気を奮い起こし、団結して肉食恐竜に立ち上がって追い払ってしまう、そのようなお話が多いみたいです。

私も一度読んでみましたが、ちょっと西部劇でも見ているようで、なかなか面白かったです。

こういった物語からだったら、私のように生理的に恐竜に抵抗があっても、少しずつ恐竜の世界に入っていけるかもしれませんね。


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足裏樹液シート

2015-06-28 20:08:06 | 子育て
私の日常におけるささやかな贅沢の一つ、それは足裏に樹液シートを貼って寝ることです。

この足裏樹液シート、もともとは、私に「足の裏、押して~」と言われるのが面倒くさくなった妻が通販だか生協だかで見つけて取り寄せてくれたものでした。

パッケージをみますと、商品名は『いきいき樹液シート』、内容説明も『汗・目覚めすっきり』、『寝る前に足の裏に貼ることにより明日の朝は目覚めスッキリ汗快適』とされており、何のことやらという感じです。
成分表示も『植物繊維、樹液エキス(木酢液他)、草木パウダー(どくだみ粉末他)、その他』と、思いっきりアバウトです。

薬事法でいう医薬品ではないからでしょう。

パッケージには『当社の樹液シートは業界で唯一、米国ISO生物学試験所で認められた商品です。』などと書かれたシールも貼ってありますが、これもすごいことなのかどうかさえ分かりません。



正直、はじめは得体のしれない代物に思われたのですが、一度貼ってみてビックリ。

たしかに、朝までグッスリと眠れ、目覚めたときには体と心が軽くなっているのです!
(ジョギングをした後の感じにちょっと近いかもしれません。しかも、疲れることなく。)

シートを剥してみると、足の裏は滲み出た液体でグッチョリ、貼る前は乾燥していたシートもチョコレート色に変色固形化してカッチンカッチンになっています。

見ただけで、「うわ~。体内から毒が出た~!」という気になるのです。

この足裏樹液シート、仕組みはよく分からないのですが、足の裏や足の甲が痒くて眠れないような時に貼るとスーッと痒みがとれたりもするので、やはり、毒素を抜いてくれているように思います。


こんな私のお気に入りですが、先日、長男が足の裏の真ん中にイボができ、治りかけの時に痒みを訴えるので、片足だけシートを貼ってあげたところ、痒みがとれたようでスーッと寝入ってくれました。

翌朝、シートを剥してみると、見ていて気持ちよくなるくらい、イボの箇所を中心にジトッと液体が出ていてシートがカッチンカッチンに固まっています。

それ以来、長男も味をしめ、時々、疲れると、両足に足裏樹液シートを貼って寝るようになってしまいました。

その分、私が使える量は減ってしまいました。



足裏樹液シートの良いところばかり書きましたが、その効果には個人差があるのかもしれません。

私があまりにも「素晴らしい~」と言うので、妻も「私も貼ってみようかしら。」と一度、試してみたことがあります。

翌朝、剥されたシートを見て、思わずプッ!

シートは、擦り剝いた傷口を拭き取ったガーゼみたいにちょっと汚れているだけで、スッカスカに乾いたままです。

いやいや、何と申しましょうか・・・

以来、妻は一度も足裏シートを手に取ろうとはしません。


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弁護士というお仕事

2015-06-21 20:23:05 | 子育て
私が弁護士になりたての頃、生まれ故郷に戻るたび、祖母から、「大変じゃね~。悪い人の味方をせんといけんから。」と言われていました。

おそらく、祖母の中では、弁護士という仕事についてテレビドラマなどで培われたイメージしかなかったのでしょう。

私は、そんな祖母に対し、刑事事件において被告人が罪を犯しているとは限らないこと、罪を犯した人間にもどこかにいいところがあるはずであること、そもそも、弁護士って刑事事件ばかりやっているわけではなく、普通は時々しかやってないということ、等々を一生懸命説明したものでした。

ところが、次の年も、祖母は私の顔をみると、「大変じゃね~。悪い人の味方・・・・」と同じことの繰り返し。亡くなるまでそうでした。

私も、知らないうちに、「そうなんよ。大変なんよ~。」と笑って応じるようになってしまっていました。


そんな経験があるからかもしれませんが、私は、子ども達に自分がどんな仕事をしているか、一度も説明をしたことがありません。

きちんと理解してもらうことは無理、とはじめから思い込んでいるからかもしれません。

でも、「パパはどんな仕事をしているの?」という質問に、いつかはきちんと答えなければならない日がくるのでしょう。

弁護士の仕事は人によってやっていることが異なりますが、あえて一言で言い表すならば、法律という社会のルールのもとで依頼者の利益を出来うる限り護る、そのために、考えたり、書いたり、しゃべったりするといったようなものになるでしょうか。

でも、こんな説明ではあまりに抽象的ですし、また、社会生活を営んでいく上で誰もが多かれ少なかれ行っている所為であって、子ども達には仕事としてのイメージがまったく湧かないでしょう。

「パパがこの橋を作ったんだよ。」
「パパは火事を消して人を助けているんだよ。」
などと、格好いい、具体的なイメージをともなう仕事の説明ができるといいんですけど。

ところが、私は、頭の中で自分の仕事をイメージしてみても、颯爽と法廷でしゃべっている姿などはまず頭に浮かんできません。

浮かんでくるイメージは、他人が自分で解決するにはストレスを感じすぎる問題について代理人として頭と胃を悩ませている姿、〆切に追われて必死で書面を作成している姿、等々といった、地味~で、疲れてしまうようなものばかりなのです。

決して子ども達にとって格好いいイメージなんかではありません。


私の子ども達は、今のところ、私のことを、(事務所の)近くに『のりもの倶楽部』というびっくりするくらいたくさんの飛行機の模型が山積みされている夢のような場所がある、そんなところに毎日行っている羨ましい人と思っているようです。

大人になると毎日、楽しいことがいっぱいと思っているようで。。

そう思って、勉強など頑張ってくれれば嬉しいわけで、子ども達がもっと大きくなるまではこのままでいいのかな~

という気がしています。




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