父の日の贈り物！

朝、チャイムが鳴った！
えぇぇ…誰だ！
郵便局の配達だった。
今日は父の日だ！
忘れていた！
東京に居る長男夫婦からだった。
いつもいつも、気に掛けてプレゼントを贈ってくれる。
本当にありがたい事だ。
私は老人に届いたのに、ドキドキしながら、開封を待つ！
老人は不器用で中々開かない？
それでも、じっと待つ。
丁度求めようと思っていた品物だ！
老人も嬉しそうに、何時も忘れないで…ありがたいね！
と、「お礼を言わなくては？」
しかし、すぐにお礼の電話をすればいいのに？
後で？
いいえ、すぐ忘れるのです！
昼には思い出したが…。
まぁ、夜に…。
しかし、食事を済ませ、お風呂に入って…
もう、忘れている。
届いたか心配した長男から電話が有った！
「今電話しようと思っていたのよ？」
お転婆ばばあは怒り狂った！
お礼はすぐにするものよ！
すぐに忘れるのだから！
昼中、プレゼントの事を言っているのに？
電話を掛ける事を忘れている。
これからは充分に注意して貰いたい！
老人よ、解ったか！