幸田文『みそっかす』を読んだ。
今は使われていないことばが目につく。知らないことばもあれば、聞いたことがあって多少は意味がわかることばもある。
第一、題名の「みそっかす」など、今も使っているのかしらん。「駟もまた及ばぬ早さ」などは知らなかったが、意味の見当はつく。おそらくは「四輪馬車(中国のチャリオットか?)でも、追いつかない程の早さ」だろう。この辺は、露伴用語という匂いがする。
「間がな暇がな」などは聞いたこともないが、文脈で判断はできる。「一日中」とか「暇さえあれば」との意だろう。これは江戸風のことばか? 「気ぶっせい」「じぶくる」などは、意味は何となくわかるようなものの、ニュアンスが掴めそうで今ひとつ掴めない。
これが衣服(和服)の用語となると、まるで外国語。ドゥーデンの絵引きのような辞書がほしいところ。困ったもんだ。
今は使われていないことばが目につく。知らないことばもあれば、聞いたことがあって多少は意味がわかることばもある。
第一、題名の「みそっかす」など、今も使っているのかしらん。「駟もまた及ばぬ早さ」などは知らなかったが、意味の見当はつく。おそらくは「四輪馬車(中国のチャリオットか?)でも、追いつかない程の早さ」だろう。この辺は、露伴用語という匂いがする。
「間がな暇がな」などは聞いたこともないが、文脈で判断はできる。「一日中」とか「暇さえあれば」との意だろう。これは江戸風のことばか? 「気ぶっせい」「じぶくる」などは、意味は何となくわかるようなものの、ニュアンスが掴めそうで今ひとつ掴めない。
これが衣服(和服)の用語となると、まるで外国語。ドゥーデンの絵引きのような辞書がほしいところ。困ったもんだ。