小麦生産・消費・在庫率

「世界の穀物需給および在庫率」に続き、6/26付けの日経（ゼミナール：資源と経済２２）に「小麦生産・消費・在庫率」のグラフが掲載されてました。小麦の価格高騰は需給ギャップです。その背景には、バイオエタノール用需要の拡大したトウモロコシ生産（小麦の作付面積の減少）があります。小麦からトウモロコシにシフトさせる農家さんの気持ちもわかります。そりゃ生きていくのに必死です。

わたしがおつきあいさせていただいている農家さんは大きな使命感みたいなものをもってらっしゃって、お金儲けにならなそうな非効率なことでも環境や地球に大切な姿勢を地道に守ってらっしゃいます。おつきあいしていると、自然相手の仕事であること、最近は気候も変わってきているので先行き読むのも難しそうです。リスクをかかえとても大切な役目を負ってらっしゃる。消費者は価格高騰に敏感ですが、作り手の状況や安全な食材が自分たちの口に入るまでのプロセスとその価値には鈍感なように思います。

余談ですが、農家さんと購入者の新しい関係も生まれています。先日お知らせした空畑さんが手がけた「大豆トラスト」もそうです。（４０口埋まったそうです！すばらしい！）地域の地道な草の根の活動が花開くときはそう遠くない気がします。
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