神の火の天つくばかり送水会 稲葉 朱灯
3月2日若狭地方に春を呼ぶ伝統行事「お水送り」が行
われた。小浜市の若狭神宮寺で弓打ち神事が行われ、
松明を振り回す達陀(だったん)の儀式のあと、境内で
大護摩を焚きその火を大小のたいまつに移して山伏を
先頭に 2キロほど離れた「鵜の背」まで3千人ほどの
信者で火の行列をつくった。
送水が行われる遠敷川の鵜の瀬でも大護摩が焚かれ
参拝客が見守る中、住職が「香水」を川に流すと 奈良
東大寺の「若狭井」に届き「修二会」といわれる「お水取り」
の儀式に使われるという。
北陸に春を呼ぶ、春一番の伝統神事である。
2013/3/3 vol, 175
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