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はいくでハイク

個人的な俳句日記です。

突然の訃報

2008-01-29 14:54:19 | Weblog
 
 底冷の村に葬の昨日今日    朱灯

大寒の21日を境に北陸地方の寒さがきびしくなった。正月につづいて2回目の寒波が居座って動かなくなってしまったのだ。こんなとききっと身近に訃報が重なるものである。

最近ごく親しくしていた句友が風邪で入院中、肺炎を併発して突然意識がなくなり、家族の必死の看病もむなしく68歳で急逝してしまった。ほとほと残念でならない。

いまごろの厳しい寒さとか、真夏の暑さが続いた時にはきっと体調の悪いお年寄りなどがいつも犠牲になるものである。それが無常というものかも知れないが、やりきれないものがある。


08/01/29  VOL 97



 



一夜雪

2008-01-17 21:13:50 | Weblog
 三尺は常や峠の一夜雪    朱灯

やはり最近の気象はどうも異常だ。ひと昔前まではこの季節三尺や四尺の雪はあたりまえであったのに、正月に雪のない年はとんとめずらしくなくなってしまった。

ことしの正月は久しぶりに雪が積って雰囲気がでていたのに、寒の入りというのに気温が15度にもなるバカ陽気だ。いったいどうなってしまったのだろう。

と、思っていたら松がとれたとたんいきなり寒波だ。自然はどうもきまぐれすぎる。それもこれも人間があまりにも急いで自分の快楽を追及しすぎることへの警告なのだろうか・・

08/01/17  VOL. 96



晦日の雪

2008-01-06 14:50:35 | Weblog


 つもごりの雪に安堵や峡の村   朱灯

地球の温暖化などでこのところ異常気象が異常に感じなくなってしまった感がするがおかしなものだ。ほんの3~40年前までこのあたりは、2メートル位の雪はあたりまえであった。

今年も雪のない正月なのかな・・と思っていたら大晦日になって降りだし、あれよあれよというまに2~30センチ積ってしまった。たしかに厄介ではあるが、かえって正月らしくなった。

政情は混迷していて少しも安堵できないが、わたしの村の風景は正月らしく整っておだやかな松の内となった。ことしも健康でこのささやかなブログを続けていけるよう祈りたい。


08/01/5  VOL. 95