かや葺きの村すっぽりと大小春 朱灯
かやぶきの端正な入母屋つくりが立ち並ぶ、京都府美山
町北村へ行ってきた。広大なブナの原生林「芦生の森」を
背景に日本の原風景を凝縮した集落である。
京都と日本海の玄関口若狭小浜との中間に位置するので
建築や生活文化にはいろいろな地域の影響がみられる。
現在19世紀中ごろの建物が18戸保存されている。
古いものでは江戸時代に建てられた北山型ものがよく特徴
を伝えているが、一旦は失いかけたものを復元したりして
今、美山町自然文化村として脚光を集めている。
07/11/22 Vol.92