勝どきのこぶしに似たり夏わらび 朱灯
結成して来年が10年目にあたる山歩会の月例登山に参加した。登山といっても近場で4~500メートルの山だが、昔から「城山」といわれていて、ただ眺めていただけの山である。
登山道は地元の人の手入れが行き届いていて非常に気持がよかった。意外に早く頂上に着いたが、城があったと云われるだけにかなり開けていて、遅咲きの桜などが咲いていた。
日本海が眼下にあり近隣の集落なども見渡せて、要塞としては格好な位置にあると感じた。草むらには蕨なども見つかり小さな拳がさながら勝鬨をあげているようにも見えた。
08/04/30 Vol. 104