温顔に在わす地蔵に雪晴るる 稲葉 朱灯
雪国に育ったせいか 1メートルくらいの雪には驚かないが、近年あまり降らなかったこともあり、昨年に続いて今回の雪にはほとほと参った。
なにしろ1週間も断続的に降り続いたので すっかりいやになってしまった。積雪量は5-60センチで、昭和30年代ころのことを思えば大したことはないのだが。
現在は除雪機などの発達により、連日除雪をしてくれるので日常生活にはあまり困らない。ただ屋根雪を降ろさなければいけないので、そちらの方が大変だ。
たまには空が明るくなり、太陽が出るとほんとうにホッとする。村境には大抵地蔵が祀られているが、深雪の中でそのお顔を見るととても優しい表情をしておられるので、思わず癒されてしまう。
12/2/3 Vol. 161
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます