星空研究Memo

ここは某天文屋の外部記憶装置である。

Rでフーリエ解析

2011-08-17 01:20:06 | R言語
vsolj 10750 で紹介されているコードを走らせてみました。
後半の

 (sum(d$V2*ss))^2 + (sum(d$V2*cc))^2

の部分は普通にコピぺしてくるとエラーが出るので水色文字のようにしました。

テストで使ったのは VSOLJ の T Mon のデータ。
 
 MONT 200912212258 68 Onr
      ・
      ・
      ・
 MONT 201104252051 58 Heo

の範囲を使わせて頂きました。


グラフはこんな感じです。

取り出せた周期は以下の通り↓

 pgm$period[which.max(pgm$power)]
 [1] 26.96


GCVS (27.024649 d) よりちょっと短いですが (^^;

RでPDM(続き)

2011-08-16 19:44:54 | R言語
前回、エラーが出て動かなくて力尽きましたが・・・
VSOLJ ML でアドバイスを頂き、万事解決しました。

原因は単純に使っていた R が 32bit だったこと。
コンパイルされた C のコードは 64bit 仕様だったので
R 本体を 64bit 版にしたら問題なく動きました(万歳!
# 使ってる PC は 64bit なんだから、初めからこっちを使っておくべきでした (^^;

R の 64bit 版については以下を参照↓
http://www.fxfrog.com/?p=1908

さっそく試に、OUS のデータ (一晩分) を使って周期解析してみました。
使ったのは SDSS_J0812 の 3/26 のデータ

データは STD形式 になっているので、以前作った怪しいコード

 JD, mag

へ変換。

あとは d という 変数にデータ (JD, mag) を放り込みます (詳しくはvsolj 9967)。
グラフは plot(pdm) とすれば以下のように見ることができました↓ 



計算結果は

 list.minima(pdm)

と打ち込めば、以下のように表示されました。

 [1] "0.0776543 ± 0.0004895"
 $minper
 [1] 0.07756

 $fit
 [1] 0.07765434


単位は day です。
また詳しい、導入の手順とかは後程まとめようと思います。

RでPDM

2011-08-16 07:14:55 | R言語
VSOLJ の ML で紹介されていた R での PDM 解析。
 [vsolj 9967] PDM on R

ずーっとやろうと思って、ほったらかしだったのですが...以下、導入メモ。
しかしエラーが出て結局まだ試運転できてません (^^;


紹介されているコードの中には C言語 があります。
C を R で使えるようにするには、Windows だとちょっと面倒っぽいのですが
一応、ここ (Rwiki) に Windows 用の手順が書いてあります。

Rwikiの通りに何やら3つソフトをインストールしたら、環境変数で path を通します。

C:\MinGW\bin
C:\Perl64\bin
C:\Program Files\R\R-2.12.2\bin\x64

↑ここも、これで良いのかよくわからなかったり。

あと、ML で紹介されているコードを以下の4つのファイルに分けておく。

 pdmr.c
 PDM.R
 pdminit.R
 lfit.R

以上のファイルが揃ったら、次にコマンドプロンプトを開いて
pdmr.c が置いてあるディレクトリで

 Rcmd SHLIB pdmr.c

と実行する。そうすると、

 pdmr.dll
 pdmr.o

というファイルが出来上がる。次に pdminit.R の中身をちょっと修正。

 dyn.load("pdmr.dll")
 source("PDM.R")

にしておく。

あとは ML の使い方通りで動くかと思うのですが、私の場合

> source("pdminit.R")
以下にエラー inDL(x, as.logical(local), as.logical(now), ...) :
共有ライブラリ 'D:/R/PDM/pdmr.dll' を読み込めません:
LoadLibrary failure: %1 は有効な Win32 アプリケーションではありません。


てな、感じでダメでしたorz
とりあえず、ここまでで力尽きたって感じなので、原因探しはまた後日...

めもめも

2011-08-16 04:13:46 | 研究ネタ
AAVSOのサイトを見て知りました↓

Schaefer et al. (2011)
Eclipses During the 2010 Eruption of the Recurrent Nova U Scorpii
http://arxiv.org/abs/1108.1214


あと ATel に出てた V5588 Sgr の電波観測↓
距離は 9 kpc より大きいらしいです。
銀河中心まで約 8 kpc だった気がしますが、中心より向こう側ってこと?!

Krauss et al. (2011)
Variable Radio Emission from Nova V5588 Sgr
http://www.astronomerstelegram.org/?read=3539

EVLA Nova team ってのがあるんですねぇ。
https://safe.nrao.edu/evla/nova/index.shtml

2011年に現れた新星

2011-08-10 22:05:34 | 独り言
2011年8月現在、今年現れた新星を整理しておくなり。

Nova Sgr 2011 = V5587 Sgr
 西村氏によって1月25日に発見

Nova Sgr 2011 No.2 = V5588 Sgr
 西山氏&椛島氏によって3月27日に発見

T Pyx (RN)
 Linnolt氏によって4月14日に発見

Nova Sco 2011 = V1312 Sco
 Seach氏によって6月1日に発見

Nova Lup 2011
 Brown氏によって8月4日に発見

てな感じで、今のところ計5個です(古典新星は4個)。