小さなことからコツコツと

楽しい生活は自分で作りたい!

読み聞かせ

2004年11月12日 | 四方山話
週1回発行されている 地域新聞に 赤木かん子さんの講演会が紹介されていました。

船橋市地域文庫連絡会主催 「ねえ、この本読んで!」

かん子さんは、
 「自分が読んでやって満足する本、自分が読んでやりたいと思った本は子供に読んでやってはいけない」

「プレゼントを贈るとき、自分のほしいものを贈るのではなく、相手がほしいものをあげるのと同じ考え方をすればわかりやすいでしょ?」

子供の頃から本が大好きだったかん子さんは
「本は良く切れる刀と一緒、振り回したら危険」と本には力があることを語り 読み聞かせは大嫌いだったと語ったそうです。

「だってヘタな朗読は聞きたくない!聞かせられるほうの不満については語られないんだよねぇ~」会場の方たちは大笑い(苦笑い?)

「子供に本の選択権を返してあげてください」

子供が一人でベッドで寝るようになってから 寝入るまでの時間と思い始めた本読みですが・・・記事を読んで私も苦笑しました。

家に有る絵本から初めて 子供が好きだろうなと思う本を選んでいるつもりだったのですが、気が付けば自分が楽しんでいることも。 

難しい言葉がでてくると一つ一つ聞き返されるのがいやで とにかくわかりやすく、簡単な本ばかり読んでいたような気がします。つまり読み手の都合です。

この年頃の子供には こんな本 と紹介されていると読んであげなくてはいけないような気持ちになったりして・・・いわゆるマニュアル本に頼る読み聞かせという感じです。

何からはじめれば良いかわからず、お勧めに頼るわけですが・・・一緒に図書館に行って中身はともかく表紙を見て子供が気に入ったものを選べばいいんですよね。

お勧めの本は確かに 綺麗な絵、引き込まれるお話が多くて大人が読んでも楽しめますが、気に入って何度も読んでという本は あまりありませんでした。子供の好みは一人一人本当に違うものです。

最近になって字が読めるようになった娘は自分で本を選びますが、名作と呼ばれるような本は選びません。自分が興味を惹かれる本を借りてきます。

小さい頃に本を呼んでいなかったので 子供と本を読むようになって絵本のたのしさをやっとわかるようになりました。子供に本を読んでいて 本の楽しさを知るキッカケになったと思うのでヘタだから とやめないで続けることをお勧めします。読んで欲しいと言わなくなるまで! 

もう1つかん子さんの言葉を
「幸福な時間がたくさんある子は、精神的にタフになる。 生きていることは楽しいことだと思う。だから子供はうんとかわいがってあげることが大事」

先輩の言葉には重みがありますね。

これからは 読み聞かせではなくて、一緒に楽しむこと にします。
コメント (2)
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