この現場は、上層部がN値の低い大谷低地の軟弱地盤ですが、
深度GL-10.35m以深は、N値60以上の砂礫層が確認されているため、
鋼管杭 径165.2 基礎下杭長10.5mを15本打設することになります。
鋼管杭が搬入されてきました。
裏は茶畑という閑静な場所での工事です。
気持ちよく仕事ができそうです。
まずは6mの鋼管杭を打設します。
10.5mは1本では打設も搬入もできないので
6m+4.5mを溶接でジョイントして、10.5mという杭にします。
まずは6m杭の内径に裏当てとなる径150の単管を溶接します。
その上に4.5m杭を溶接して10.5m杭とします。
出来上がった杭を重機の外に表示されるトルフ(回転させる力)を見ながら
打設していきます。
今日は1日で8本打設できました。明日、7本打設して完了となります。
基礎や地盤は大変重要なものです。
耐震性を高めるためにボーリング調査をもとに構造計算して、
この様に10m以上の杭を打設することもあります。
一度、現場で体感されて地盤の強度を再認するのも良いことだと思います。
E.T