<本日の一言>
倍率117倍の某マスクに応募しましたが、当然外れました(笑)。
だいぶマシになってきたようですが、今年は流通の正常化は無理そうですね。
皆様こんばんは。
本日は日本棋院情報会員のPRを行いたいと思います。
明日で今月が終わりますが・・・。
具体的な解説のレベルについては、↓の過去記事を参考にしてください。
最近の記事では、対局の大雑把な流れをご紹介する形にしています。
第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回 第10回
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今月は、
棋聖戦予選決勝の栗田佳樹アマ(21)ー外柳是聞三段(25)
王座戦予選の三浦太郎初段(15)-林海峰名誉天元(77)
の2局を解説しました。
ここでは、印象的だった場面をご紹介していきましょう。
1図(栗田-外柳1)
栗田アマの黒番です。
本因坊秀策の1、3、5の布石は有名ですが、こちら
も昭和の1、3、5と呼んで良いぐらいのオーソドックスな布石ですね。
AIはあまり評価しませんが、栗田アマはこの布石を愛用しているようです。
得意の型を持っていることは強みですね。
それ自体で有利になるというより、自信になるのではないでしょうか。
2図(栗田-外柳2)
白×を取る手を放棄し、上辺白を攻めました。
このあたりの打ち方を見る限り、地にカラいというよりも、バランス派とみるべきなのでしょう。
栗田アマの特徴が表れた場面でした。
3図(栗田-外柳3)
上辺白大石が心配ですが、白1、3を打っただけで白5の大場に先行しました。
このあたりの怪しげな誤魔化し方は、いかにもプロらしいですね(笑)。
4図(栗田-外柳4)
色々あって形勢は白が良くなっていますが、黒1(Aの所)~7とは必死の勝負手ですね。
1目ポン抜かせたうえに、黒5、7とダメをつなぐ打ち方は普通なら考えにくいです。
しかし、こうやるしかチャンスがこないとみたのでしょう。
いざとなればどんな手を使ってでも勝ちにいく根性も、プロと変わりませんね。
実戦はポン抜きの白を猛然と取りにいき、再逆転に成功しました。
5図(三浦-林1)
三浦初段の黒番です。
黒△と滑り、下辺白一団をイジメにかかりましたが・・・。
6図(三浦-林2)
いつの間にか白△まで、スルスルと逃げ出しています。
いかにも林名誉天元らしい粘り腰ですね。
7図(三浦-林3)
右上隅の白が攻められ、コウになりましたが・・・。
8図(三浦-林4)
コウはそのままに、外側の黒を逆に包囲しています。
その代わり、下辺白一団も生きているのか死んでいるのかよく分かりませんが・・・。
わけの分からない乱戦に持ち込む勝負術も、林名誉天元ならではですね。
本局は三浦初段が林名誉天元の再三の「揺らし」に耐え、しっかり勝ちきりました。
ちなみに、私の解説は「ためになる棋譜解説」というタイトルですが、鶴山淳志八段も「初段をめざす方のための棋譜解説」というタイトルで2局を解説しています。
また、平本弥星六段は「一日一題」というタイトルで、問題形式での棋譜解説を行っています。
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