白石勇一の囲碁日記

ほぼ毎日更新、囲碁棋士白石勇一六段のブログです。
著書「やさしく語る 碁の本質」「やさしく語る 布石の原則」発売中!

12月の情報会員向け解説

2016年12月07日 23時31分23秒 | 日本棋院情報会員のススメ
皆様こんばんは。
読者コーナーで著書についてのご指摘・ご質問等を募集しましたが、そろそろ皆様からのご質問にお答えしていこうと思っています。
どこからお応えしていくか思案中なので、もう少々お待ちください。

また、皆様からのご指摘により、第2刷でミスを修正する事ができます。
ありがとうございます。
金曜日まで修正希望が出せるので、まだ何かありましたらお知らせください。

さて、本日は毎月恒例の日本棋院情報会員のPRを行いたいと思います。
なお過去の記事はこちらです→第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回
棋譜再生ソフトの使い方は第4回で詳しく解説しています。

今月は新人王戦決勝第2局、大西竜平二段(黒)対谷口徹二段、女流名人戦リーグ、鈴木歩七段(黒)対青木喜久代八段の2局を解説しました。
新人王戦の方は、既に当ブログでご紹介したので、本日は鈴木-青木戦の棋譜解説の一部をご紹介しましょう。



1図(実戦黒1~黒31)
こんな布石から・・・。





2図(実戦白32~白46)
こんな進行になりました。
お互いが何を考えて打っているのか、全く分からない方も多いでしょう。
そこで解説の出番です。





3図(実戦)
白1「青木八段らしく、積極的に仕掛けました。」
黒2「まずは弱い石から動きます。」
ここで参考図が入ります。
弱い石から動かないと、どうなるでしょうか?





4図(参考図)
「黒1など、強い方を守るのは失敗です。
黒が苦しい戦いになってしまいます。」





5図(実戦)
白△「サバキのツケです。
白としては、ここで正面からの戦いは避けたい所です。
ここは黒石の多い場所です。」
ここで参考図が入ります。
白が正面から戦うと、どうなるでしょうか?





6図(参考図)
「白1は堂々の飛びですが、白が苦しい戦いになるでしょう。」





7図(実戦)
「堅実に伸びました。
分かりやすく白を分断する手です。」
ここで参考図が入ります。
伸びではなく、押さえを選ぶとどうなるでしょうか?





8図(参考図)
「黒1には、恐らく白2の予定でしょう。
以下白16までの進行が想定されます。
隅を捨て石に、右辺の黒を攻める作戦です。」





9図(実戦)
白1「ここから一本道です。
手順は違いますが、星への三々入り定石と同じになりました。」
黒2「右辺の黒を補強する意味でも、こちらから押さえたい所です。」
ここで参考図が入ります。
黒2で上辺を押さえると、どうなるでしょうか?





10図(参考図)
「黒1は、白Aと分断して来る手が残ります。」





11図(実戦)
白1~6・・・、ノーコメント、定型通りです。
白7「左下では黒△に石がありますが、それが一路右にずれて(黒6)、白のダメを詰めています。
白はおとなしく生きるしかありません。」
左下の黒は、白7にあたる手を省略しています。
何故右上では白7が必要なのか?
白7で白△と切るのはダメなのか?
それを、参考図を2つ使って解説しています(省略)。





12図(実戦)
黒1「この手で、定石は黒△です。
しかし、白への攻めを優先しました。」
白2「ここですごい手が出ました!
青木八段らしい、厳しい発想です。
白Aの切りを狙っています。」

ここで、参考図を2つ使って解説しています。
この白2の意味は何なのか?
そしてこの後は、一体どうなってしまうのか!?
そのあたりの事は、日本棋院情報会員になるとご覧頂けます。

そういえば言い忘れていましたが、一応この解説は、初段向けというオーダーを受けています。
しかし、実際の所全く気にせず作っています
対局者が、何を考えて碁を打っているのか?
それをお伝えする事ができれば、棋力に関係なく楽しんで頂けると思っています。

なお1月は、林海峰名誉天元高梨聖健八段依田紀基九段安達利昌四段
の2局を解説します。
ご興味をお持ちになった方は、ぜひ日本棋院情報会員にご入会ください!

明日は午前10時30分から、女流棋聖戦決勝、宮本千春初段牛栄子初段の対局が行われます。
幽玄の間の解説は、私が担当します。
一手30秒の早碁なので忙しくなりますが、皆様にお楽しみ頂けるよう、頑張ります。
ぜひご覧ください!
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