白石勇一の囲碁日記

ほぼ毎日更新、白石勇一七段です。
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芝野虎丸-上野梨紗

2020年07月05日 23時59分59秒 | 幽玄の間

<本日の一言>
本日は永代塾囲碁サロンにて、首藤瞬八段の定期指導碁会が行われました。
コロナで中断して以来、4ヶ月ぶりの再開です。

対局(検討)風景です。
傍から見ていると、棋士それぞれに違いがあって面白いですね。
お客様は高段者ばかりだったようで、首藤八段はニコニコしながらきつい手を繰り出していました(笑)。



皆様こんばんは。
昨日はお休みしました。
最近は肉体労働が多く、夜はすぐ眠くなります。

さて、本日は7/4に日本棋院ネット対局幽玄の間で行われた、ナショナルチーム研究会から芝野虎丸名人(20)-上野梨紗初段(14)戦をご紹介します。
公式戦ではまず見られない組み合わせですね。


1図(実戦)
芝野名人の黒番です。
白1、3とは、上野初段らしい思い切った踏み込みですね。
白1や3では白Aぐらいに控えれば普通ですが、実戦は非勢を意識した勝負手という面もあるでしょう。



2図(実戦)
どうやって襲いかかろうかと考える人が多いと思いますが、実戦は黒1、5と大場を打ちました。
慌てて攻めなくても、白Aなどとダメを逃げてくれればそれで十分というわけですね。
芝野名人の大局観です。

「美人は追うな」とは苑田勇一九段の言ですが、本図はその好例ですね。



3図(実戦)
白1と他を打ってきたところで、満を持して黒8、10と襲いかかりました。
あらかじめ黒×を打っておいたことで、左辺黒模様も広がっていきます。
確実に得が見込める攻め方になっていますね。

2図の場面からガムシャラに白を攻めたものの、白Aあたりに開かれて何も利益が残らなかった、という失敗はありがちです。
上手く攻めるには、時々は休むことも大切です。



4図(実戦)
コウ争いの結果、黒×と白×あたりを取り合う振り替わりになりましたが、黒勝勢です。
最後は黒中押し勝ちとなりました。



☆各所で指導碁を行っています。皆様のお越しをお待ちしています。

日本棋院有楽町囲碁センター・・・JR有楽町駅前の交通会館9Fです。毎月1回、指導碁当番を担当しています。今後の担当日は7/17(金)、8/12(水)、8/26(水)、9/11(金)です。

永代塾囲碁サロン・・・武蔵小杉駅徒歩5分です。今後の活動拠点となります。

白石囲碁教室・・・2020年6月末に閉鎖しました。

上達の約束・・・上達の約束は、お客様の都合に合った会場を選べる回数制のレッスンを行っています。


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