スペースマン

皆様こんばんは。
大橋君から頼まれたので、まずは宣伝から(笑)

大橋プロのスペースマンでGO！という番組があります。
大橋拓文六段がゲストを交えて雑談したり13路盤で打ったりする番組のようです。
過去の放送を観る限り、生放送ならではのゆるーい感じになっているようです(笑)
気楽に楽しめるので、お勧めです！

放送は毎月第3土曜日15:30～16:30、こちらから無料で視聴できます。
また、観覧費1,000円で直接スタジオで生放送が観られるとの事です。
放送後にはゲストも参加する交流会が開催されます。
出演者と一緒に番組を楽しんでみませんか？

今月の放送は6月18日(土)15:30～16:30です。
twitterによると、今回のゲストはブログを毎日更新している方だそうです。
一体誰なんでしょうか・・・。
気になる方はぜひご視聴、ご観覧ください！


さて、宣伝が長くなりましたがいつもの流れに戻りましょう。
本因坊戦の裏で行われていた対局です。



私の黒番、相手は石榑郁郎九段です。
白△と置いて来ました。
これは常套手段で、本因坊戦第1局にも現れました。
黒の対応はいくつか考えられますが・・・





黒1は無条件降伏です。
黒地を大きく抉られ、眼の心配すらあります。
これは簡単に負ける道です。





本因坊戦での高尾挑戦者の真似をして右側を捨ててみるのはどうでしょうか？
しかしこれは白地が大き過ぎます。
一方2子を取った黒の勢力が働く場所はありません。





という事で黒1から地を確保しておけば無難でした。
先手で外側を強化され、中に白地が付きそうなので形勢は少し悪そうです。
しかしこの進行で我慢するより無かったでしょう。





実戦は前図黒5に代えて、黒1のノビでした。
当てを拒否して中に勢力を作ったものの、逆に2子を取られる事になったので地は大損です。
黒はある狙いがあったのでこの進行を選んだのですが・・・。





黒1と切りました。
これで1子取れるかと思ったのですが、白2と繋がれたのが予定外でした。
黒3、5でAとBを見合いにして戦いたいのですが・・・。





白1、3と両方頑張って来る手がありました。
黒4と打って取られない事は直感で分かっていたので、この図は無いだろうと思い込んでしまったのですが・・・。





白1から封鎖されて攻め合いは黒の後手セキです。
石が内側に篭った上に後手では話になりません。
白17と右上黒に寄り付かれ、黒負けです。
実戦は前々図の切りを入れただけで転戦しましたが完全に作戦失敗、早々に投了する羽目になりました。


最低限の読みの努力を怠るとは、プロにあるまじき失態でした。
大いに反省です。