白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
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会員特典

2016年06月22日 23時47分45秒 | 仕事・指導碁・講座
皆様こんばんは。
五反田の白石囲碁教室では、会員特典として毎月自戦解説を配信しています。
今回は6月分の解説から一部をご紹介します。



再生用ソフトは例によってKiin Editorです。
日本棋院情報会員向けの解説と同じ方式ですね。
右上のシマリに白がツケて行った場面です。
この手は本因坊戦でも出て来ましたね。
ツケを選んだ理由を参考図で解説していますが、ここでは省略します。





実戦は黒膨らんで受けました。
こう打たなければならない理由を右上の参考図で解説しています。
一部隠れていますが、ここで8図使っています。





「黒1に手を抜くと、白2がサバキの手筋です。
AとBを見合いにします。」





「黒1には白2と渡り、後は「切った方を取れ」です。」





「黒1と隅の方を切って来れば、白6までと隅を逆に白地にして成功です。」





「黒1と外側を切って来れば白10までとなります。
辺を大きく荒らし、やはり白成功です。」





「黒1なら白2と割り込みます。
次に黒はAかBですが・・・」





「黒1なら白2、4からシチョウに取ります。
黒模様がすっかり消えてしまいました。」





「黒1なら白4から、やはり1子が取れます。
これも白が良いです。」





「結論として、白2が打てればサバキ形になります。
よほどの事がないと黒1とは打てません。」

という事で1つの手を解説するのにこれだけ図を使いました。
アマの方に役立つであろう部分には特に力を入れています。
このような調子で序盤から終盤まで、全局を解説しています。
ご興味をお持ちの方は、ぜひご入会ください!
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