優しい人たち

天邪鬼で、己の評価なんて気も留めない故に誤解される人。
嘘がつけなくて真っ直ぐで、己の役割を完璧なまでに果たしているが故に誤解される人。
物腰が柔らかで、フェミニストであるが故に誤解される人。
素直で、天然なところがあるが故に誤解される人。
プロフェッショナルで、明るく天真爛漫に振舞っているが故に誤解される人。
でも皆、己のグループを愛し仲間を愛しファンを愛し、そして「人」を愛する優しい人たち。
草なぎ剛さん［※「なぎ」は「弓」＋「前」＋「刀」］さんも以前仰っていました、「SMAPは優しい人の集まりである」と。

28日の『What’s海賊団 木村拓哉のWhat’s UP SMAP！』、そして29日の『中居正広のSome girl’ SMAP』で、本当に偶然なのですが中居正広さんも木村拓哉さんも「報われない人たち」へ思いを寄せていました。
その思いは、稲垣吾郎さんも草なぎ剛さんも香取慎吾さんも文字通り全く同じであり、それは随所に見聞きすることが出来ます。
彼らの冠番組である『SMAP×SMAP』で、東日本大震災から5年以上の月日が流れていても変わらず、そして新たな被害を出した熊本地震へ、90度以上頭を下げながら支援を呼び掛けている、その姿だけでも分かるというもの。
たった30秒でも、その時間を毎回確保する難しさと尊さを、彼らは良く理解している。

そんな優しい人たちが、身も蓋もない言い方をすれば「仲違いや軋轢ごとき」でSMAPを諦めるとは、自分にはとてもじゃないけど思えません。
そもそもの「仲違いや軋轢」自体、全く信じていませんが。
「SMAPであること」の弱点以上に「SMAPであること」の意味と強みを誰よりも理解しているのは、他でもないSMAPのメンバー自身である、それは自明の理です。
どうか彼らの優しさを、そして彼らの強さを、信じて欲しい。
そしてその信じた目でもう一度、「今」の彼らを見てみて欲しい。
彼らは今も、誰かのせいにすることもなく、己の役割を全力で果たし続けています。