胃腸を悪くしてから酒を断ってましたが、今日は飲んじまった。美味しいねぇ~。手取川の大吟醸♪ しかぁも、「中取り」っすよ、無濾過っすよ、生原酒すよぉ~!
酒粕などに含まれる清酒酵母に"睡眠の質"を高める効果 - ライオンが確認(マイナビニュース) - goo ニュース
何故か、ライオンと筑波大の共同研究です。アデノシンA2A受容体を刺激することで、深い睡眠が誘発されるんですが、この受容体の活性化状態を検出できる方法を開発して約80種類の食品素材の評価を行った結果、「清酒酵母」に高い活性化能があることを発見。さらに臨床試験を行ったところ、脳波測定の結果から「清酒酵母」の摂取で深い眠りの指標となるデルタ波パワー値が増大することが確認されたそうな。
アデノシンA2A受容体はcAMPを作るアデニル酸環状化酵素と作用するGPCR (G protein coupled receptor)のひとつです。カフェインはこの受容体にアタックして邪魔をするので覚醒作用があります。ここで紹介した研究は、カフェインとは逆のことをする食品を探したってことですね。でも、なぜライオンが? ま、いっか・・・。コーヒーを良く飲む人はパーキンソン病にかかりにくいってことは知られていたんですが、近年アデノシンA2A受容体の拮抗剤がめでたくパーキンソン病などの神経変性疾患に対する効果が正式に認められ、その特異的医薬品開発が盛んに行われています。コーヒー飲みましょ♪
話し戻しまーす。
記事によると、「清酒酵母」の摂取により、起床時に「疲れが取れる」、「眠気が取れる」などの実行感も得られることも判明したほか、深い睡眠時に集中的に分泌することが知られている成長ホルモンについて、被験者の尿中濃度を測定した結果、「清酒酵母」の摂取により増加することも確認されたそうです。脳内ホルモンのメラトニンみたいだね。w
ところで、ここであげられている清酒酵母って、協会6号とか7号なんすか? 酵母屋としてはそこが気になります。パン酵母やビール酵母とは比べたのかなぁ。他とは違う結果を出せる成分って、なんなんだろ?
ハラル認証:ノンアルコール「世界中に」しょうゆ風調味料(毎日新聞)
うちの研究室には2人エジプト人スタッフがいまして、一人は同い年。今までもイスラム教徒の同僚はいましたが、問題は『食』。いっしょに旨いもん食うってことが出来ないのが問題なんす。肉以外ならいいと思ってる人、アウトです。アルコールはダメです。酒じゃなくてもアルコール分が入ってくるとアウトです。分かります? 味噌や醤油は酵母が作るし、味を整えるために「酒精」が添加されることがあるのでダメなんです。醤油がダメだと和食で何が食べられますか? もう、酢しか残ってません。(笑) フリースドライしたインスタントのみそ汁はセーフなんですよね。彼らにとって、アルコールが含有されてないことが確実ですから・・・。イスラム教が厳しい戒律と教義で信者を守ってきたことに敬意を持ちはしますが、なんとかなりませんかねぇ。
さて、ハラル醤油を開発されたのは福井県立大の宇多川先生。彼は大手食品会社「味の素」の元社員で、イスラム教国で起きた食品トラブルの対応に当たった経験から商品化を思いついたそうです。僕も覚えています。味の素は東南アジアでものすごく愛用されている化学調味料です。それが、インドネシアで商品の豚肉成分含有を疑われて騒動になりました。廃糖蜜を培地としてグルタミン酸ナトリウムを蓄積するバクテリアを大量培養する過程で豚肉が入り込むプロセスがあろうはずがないんですが、人の噂というのは理屈の正しさを超越してしまうのです。
そういった経験から、宇多川先生はハラル認証を受けた醤油の開発に取り組みました。開発のヒントは、ヘシコ。ヘシコを作る時に捨てられる鯖の内蔵で魚醤が出来ないかと取り組んでいる時に、セ氏55度で内臓に含まれる自己分解酵素を作用させると、本来なら糖を代謝してアルコールを生成する酵母が死んでアルコールができないことが分かったそうです。それでこの条件下で醤油を醸せばアルコールフリーの醤油が出来るとふんで開発したんでしょう。製品はハラルの認証を受け、今月から共同開発者のメーカー「室次(むろじ)」(福井市)が「福むらさき」としてネット販売を始めました。
本日のお酒:手取川 大吟醸 中取り 無濾過生原酒 + 鹿児島芋焼酎 三岳
酒粕などに含まれる清酒酵母に"睡眠の質"を高める効果 - ライオンが確認(マイナビニュース) - goo ニュース
何故か、ライオンと筑波大の共同研究です。アデノシンA2A受容体を刺激することで、深い睡眠が誘発されるんですが、この受容体の活性化状態を検出できる方法を開発して約80種類の食品素材の評価を行った結果、「清酒酵母」に高い活性化能があることを発見。さらに臨床試験を行ったところ、脳波測定の結果から「清酒酵母」の摂取で深い眠りの指標となるデルタ波パワー値が増大することが確認されたそうな。
アデノシンA2A受容体はcAMPを作るアデニル酸環状化酵素と作用するGPCR (G protein coupled receptor)のひとつです。カフェインはこの受容体にアタックして邪魔をするので覚醒作用があります。ここで紹介した研究は、カフェインとは逆のことをする食品を探したってことですね。でも、なぜライオンが? ま、いっか・・・。コーヒーを良く飲む人はパーキンソン病にかかりにくいってことは知られていたんですが、近年アデノシンA2A受容体の拮抗剤がめでたくパーキンソン病などの神経変性疾患に対する効果が正式に認められ、その特異的医薬品開発が盛んに行われています。コーヒー飲みましょ♪
話し戻しまーす。
記事によると、「清酒酵母」の摂取により、起床時に「疲れが取れる」、「眠気が取れる」などの実行感も得られることも判明したほか、深い睡眠時に集中的に分泌することが知られている成長ホルモンについて、被験者の尿中濃度を測定した結果、「清酒酵母」の摂取により増加することも確認されたそうです。脳内ホルモンのメラトニンみたいだね。w
ところで、ここであげられている清酒酵母って、協会6号とか7号なんすか? 酵母屋としてはそこが気になります。パン酵母やビール酵母とは比べたのかなぁ。他とは違う結果を出せる成分って、なんなんだろ?
ハラル認証:ノンアルコール「世界中に」しょうゆ風調味料(毎日新聞)
うちの研究室には2人エジプト人スタッフがいまして、一人は同い年。今までもイスラム教徒の同僚はいましたが、問題は『食』。いっしょに旨いもん食うってことが出来ないのが問題なんす。肉以外ならいいと思ってる人、アウトです。アルコールはダメです。酒じゃなくてもアルコール分が入ってくるとアウトです。分かります? 味噌や醤油は酵母が作るし、味を整えるために「酒精」が添加されることがあるのでダメなんです。醤油がダメだと和食で何が食べられますか? もう、酢しか残ってません。(笑) フリースドライしたインスタントのみそ汁はセーフなんですよね。彼らにとって、アルコールが含有されてないことが確実ですから・・・。イスラム教が厳しい戒律と教義で信者を守ってきたことに敬意を持ちはしますが、なんとかなりませんかねぇ。
さて、ハラル醤油を開発されたのは福井県立大の宇多川先生。彼は大手食品会社「味の素」の元社員で、イスラム教国で起きた食品トラブルの対応に当たった経験から商品化を思いついたそうです。僕も覚えています。味の素は東南アジアでものすごく愛用されている化学調味料です。それが、インドネシアで商品の豚肉成分含有を疑われて騒動になりました。廃糖蜜を培地としてグルタミン酸ナトリウムを蓄積するバクテリアを大量培養する過程で豚肉が入り込むプロセスがあろうはずがないんですが、人の噂というのは理屈の正しさを超越してしまうのです。
そういった経験から、宇多川先生はハラル認証を受けた醤油の開発に取り組みました。開発のヒントは、ヘシコ。ヘシコを作る時に捨てられる鯖の内蔵で魚醤が出来ないかと取り組んでいる時に、セ氏55度で内臓に含まれる自己分解酵素を作用させると、本来なら糖を代謝してアルコールを生成する酵母が死んでアルコールができないことが分かったそうです。それでこの条件下で醤油を醸せばアルコールフリーの醤油が出来るとふんで開発したんでしょう。製品はハラルの認証を受け、今月から共同開発者のメーカー「室次(むろじ)」(福井市)が「福むらさき」としてネット販売を始めました。
本日のお酒:手取川 大吟醸 中取り 無濾過生原酒 + 鹿児島芋焼酎 三岳