銃社会

僕がダラスに住んでた時、大学の立体駐車場の柱に弾痕があるってのはありふれた風景。僕が住んでるとこの１ブロック離れたアパートで、強盗が入って住人が銃で撃たれたなんてことも１年半の滞在の間に１度ありました。
当時テキサス州が米国で最も銃器がある州でした。統計的に生まれたての赤ん坊から老人まで合わせて一人当たり４丁の銃がある計算でした。今もきっとそうでしょう。銃はスポーツショップで売ってます。ガンシューティングはスポーツですから。身分証は要りますが、普通の人なら普通に買えるでしょう。安いので２００ドルくらい。サウスダラスへ行けば、ヤミで５０ドルくらいで買えるなんていう話しも外国人だった僕でも聞いたことがあります。仕事帰りにシューティングレンジに寄って、バンバンバンと射撃を練習して帰宅するなんてのはテキサス人としては普通のことです。
ハワイやグアムへ行けば観光客相手にシューティングレンジがありますね。ピストルはレンタルでOK。僕はハワイにもグアムにも行ったことがないので知らないけどすごく高いらしい。
米国で『刀狩』は無理でしょう。普及しすぎてます。

僕が働いていたテキサス大学サウスウェスタン医療センターは、壁も柵もないし病院もあるので平日のワーキングタイムなら外部の人でも入れます。もちろん口径の大きな銃を携帯したセキュリティーが研究所内を巡回していますからめったなことは起こりません。ニュースで見るバージニア工科大学は典型的な郊外型だと思う。広い敷地にぽんぽんぽんと校舎が建ってて、一般道路も学内を通ってる。閉鎖するなんて簡単じゃないはず。大学当局の対処がベストだったかはわからないけど、学生自身が犯人だと難しかったのではないか。

バージニア工科大学で亡くなられた被害者の方々に哀悼の意を表します。

本日のお酒：宮崎芋焼酎　天孫降臨