皆さん、こんにちは。
先週、建築三会合同新年講演会があり、
「都市景観とグローバリズム」という演題で、
東北大学大学院教授でもあり、
建築史・建築批評家の五十嵐太郎先生の
講演がありました。
五十嵐太郎さんといえば、
ベネチアビエンナーレの日本キュレーターを勤められたり、
書籍、評論はよく目にする、注目の評論家です。
私にとって、講演の話しは、
大学院時代の講義を思い出させる、
何か懐かしいような気さえする内容で、
非常に面白く聞かせて頂きました。
内容を少し紹介すると、、、、、
世界遺産とはりぼて建築の同居する面白い景観。
批判的地域主義。
地域の独自性認識には比較が必要。
ものの評価は、時間とともに変わっていく。
(最近の東京タワー人気がその例。)
壊す壊さないだけでなく、別の選択肢もあるのでは。
景観に絶対とか正解があるとはいいずらい。
原風景も人によって違う。
みんなが一つの方向に行く計画は、おすすめしない。
ベタな地域主義はちょっと違う。
もっと建築やっている人は、
まちに対して声を上げて欲しい。
もっとみんなで悩みましょう!
等々
まとまりませんが、
いろいろと刺激になるお話しでした。
以前私も、まちづくりの活動に参加したことがあります。
毎日遅くまで議論を重ね、悩み、動き。
結局、表だった成果はあがりませんでしたが、
みんなで松本のまちを想い、話し合い、活動したことは、
何か、松本の人、まちを再認識でき、
自分の中にも何かが残ったような、
非常に意味があったことと今は思っています。
現在、松本のまちに対して、
なにもできていないし、声も上げていないなぁ。
と思い、
なかなか自分の仕事しながらは厳しいですが、
少しでもできることを考え、実行していければと思います。
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