想いをかたちに

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和室の格

2017-10-14 | 住まい・建築



みなさん、こんばんは

よく「二間続きの和室」と言われますが
上座敷、下座敷とそれぞれを呼んだりします
和室には格をつけていることがあります

それを天井の仕掛けや仕上げで表されます

 
例えば天井と壁の間 廻縁の造作
写真では分かりにくいですが、実は天井の竿縁の加工も変えてありました

 
長押などの造作材も、少し節のある無垢材が2番座敷以降には使われたりしています
上座敷は無節を使います
いい無垢材が少なくなり、高騰している現在は、
集成材に無節の単板を貼り付けたものを使ったりします

茶室のわびさびもありますが、
それぞれの座敷、和室はしつらえなどしっかり考えられているものは、
どれもそれぞれに心地いい空間です
一番初めの写真も、一番座敷ではないですが、
心地よく好きな和室でした

みなさんも、今度日本建築をご覧になるときは、
その辺も意識してご覧になってはいかがでしょうか。
 

コメント
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