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千葉銚子市長選 越川氏が再選

2017-04-24 20:28:33 | Weblog
千葉銚子市長選 越川氏が再選 2017年4月24日 千葉日報
https://www.chibanippo.co.jp/news/politics/403283
 任期満了に伴う銚子市長選は23日、投開票され、現職の越川信一氏(55)=1期=が、前職で弁護士の野平匡邦氏(69)、新人で前市議の椎名亮太氏(32)を破り再選を果たした。
 投票率は52・57%で、前回選挙(47・76%)を4・81ポイント上回った
★千葉県銚子市 市長選挙結果
当 16932票 越川信一 無現
  8478票 野平匡邦 無元
  2995票 椎名亮太 無新


 千葉県銚子市は、茨城県と県境を接する人口約6.3万人の市で市長選は2013年5月から1期4年現職を務めて再選を目指す55歳の越川信一氏に、元市長(2002年8月~2006年8月及び2009年5月から2013年5月、前回は落選)で69歳弁護士の野平匡邦氏、元市議で32歳の椎名亮太氏が挑みましたが、

 4年前の1期目就任時に「財政危機」を宣言。行財政改革審議会を設置して行革に着手し、自身や市職員の給料カットなども行い、今後は市職員数を5年間で42人削減する計画などを示し、「市民と危機感を共有しながら、さらなる行財政改革に取り組む」と訴えた越川信一氏が16932票を獲得して
 「市の財政は決して危険水域にあるものではない。今までの公共投資は基本的には安全な範囲内だ」と主張。1期目に誘致した千葉科学大の補助金に対する批判の声もいまだに根強いが、「これからは市がなるべくお金を使わず、外部の民間事業者の力を呼び込むことが財政運営の要だ」として、国家戦略特区を活用した洋上風力発電事業の誘致を主要政策に掲げて8478票を獲得した野平匡邦氏 にダブルスコアの大差をつけて再選。
 「大規模開発を財源の十分な担保なしに推し進めたことが財政難の原因だ」と訴える。事業の再検討を進めるため、従来の市民意識調査の方法を見直し、市民のニーズを的確にとらえる仕組み作りを目指す。さらに「人件費が市財政を圧迫している」とも指摘。市長や管理職の給与を30%カットする一方で、一般職員や若手職員のやる気を高めるための評価制度を導入して組織を活性化させる考えを示した椎名亮太氏は2995票を獲得しました。
 銚子市と言えば、銚子市民病院の運営問題をめぐり市長がころころ変わるという意味で県外の方も医療関係者などを中心に関心を集めていたかと思いますが、市民としては現職のもとで一つにまとまりたいということでしょうか。
 財政再建問題についても真摯に取り組む越川氏が積極財政派の野平氏をダブルスコアで抑えたのもある意味想定の範囲内だったかと思います。

埼玉 秩父市長選、久喜邦康氏が3選 医療充実など強調、幅広く支持集める

2017-04-24 20:25:03 | Weblog
埼玉 秩父市長選、久喜邦康氏が3選 医療充実など強調、幅広く支持集める 2017年4月24日 埼玉
http://www.saitama-np.co.jp/news/2017/04/24/05_.htm
 任期満了に伴う秩父市長選は23日投開票され、いずれも無所属で、現職の久喜邦康氏(62)が元県議で新人の北堀篤氏(66)=連合埼玉推薦=を破り、3選を果たした。前回と同じ顔触れとなった一騎打ちで、市民は再び市政の継続を選択した。
 久喜氏は2期8年の実績として、秩父宮記念市民会館・市役所本庁舎の建設や医療環境の充実などを強調。「2期8年でつくった土台を運用・充実・発展させる。日本一、幸せなまちをつくっていく」とアピールした。市議らの協力を得ながら知名度や組織力を生かした戦いを展開し、幅広い世代から支持を集めた。
 久喜氏は「厳しい選挙だったが、皆さんのおかげで3回目の当選ができた。秩父市を発展させるため、全力を尽くしたい」と喜びを語った。
 北堀氏は「住民サービスが低下している」と現市政を批判。公約では抜本的な行財政改革や産婦人科医の不足解消、皆野寄居バイパスの通行料半額化などを掲げた。1日10カ所ほどの演説を繰り返したが、あと一歩届かなかった。
 当日有権者数は5万3944人(男2万6203人、女2万7741人)。投票者数は3万2356人(男1万5398人、女1万6958人)。投票率は59・98%(男58・76%、女61・13%)で、前回の64・02%より4・04ポイント下回った。
★埼玉県秩父市 市長選挙結果
当 16022票 久喜邦康 無現
  15932票 北堀篤 無新

 埼玉県秩父市は、2005年4月に旧秩父市と吉田町・荒川村・大滝村が新設合併して発足した県北西部の、長野県や東京都などと県境を接する人口6.3万人程の市で、市長選は2009年5月から2期8年現職を務めて3期目を目指す62歳の久喜邦康氏に、元県議で66歳の北堀篤氏が挑む前回と同じ顔合わせになりましたが、
 小中学校の耐震化などの実績を強調し、第2次総合振興計画を確実に進め、企業支援と誘致などを公約に掲げた久喜邦康氏が16022票を獲得して
「人口減少と高齢化が一番の問題。次世代を担う人たちにつけを残さない市を作っていきたい」と訴えて15932票を獲得した北堀篤氏 を何とか振り切って3選を決めました。
 久喜氏は3選は決めたものの新人に90票差まで迫られる大苦戦。新聞誌面では比較的好意的に勝利を報道されていますが、次の1期4年の実績次第では本当にひっくり返されかねませんし、この4年間でどれだけの実績を打ち出すことができるかが厳しく問われることになりそうですね。


宮城 <東松島市長選>渥美氏 初当選

2017-04-24 20:23:38 | Weblog
宮城 <東松島市長選>渥美氏 初当選 2017年4月24日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11021.html
 任期満了に伴う宮城県東松島市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、いずれも無所属新人で、元県議渥美巌氏(69)=自民・民進・公明推薦=が、元市議木村清一氏(67)、元市議五野井敏夫氏(63)を破り、初当選した。
 合併後の市政を担い、3期務めた阿部秀保市長(61)は引退し、2005年以来12年ぶりの選挙戦となった。
 渥美氏は県議6期で培った経験や人脈を強調。「阿部市政を継承し、東松島を宮城県の復興のモデル市にしたい」と訴え、政党や企業・団体から幅広い支持を得た。阿部氏もてこ入れし、優位に戦いを進めた。
 木村氏は心の復興や市政革新を主張。旧矢本町などでの行政経験をアピールしたが、及ばなかった。五野井氏は災害に強いまちづくりなどを掲げたが、広がりを欠いた。
 当日の有権者は3万3060人。投票率は62.65%で、05年を12.48ポイント下回った。
★宮城県東松島市 市長選挙結果
当 10467票 渥美巌
  5642票 木村清一
  4310票 五野井敏夫


 宮城県東松島市は、2005年4月に矢本町と鳴瀬町が合併して発足した県中部の人口3.9万人程の市で、市長選は2005年4月から3期12年現職を務めた阿部秀保氏が出馬を見送ったことから、行政書士で自・民・公が推薦する69歳の渥美巌氏、元市議で63歳の五野井敏夫氏、行政書士・元市議で67歳の木村清一氏の3新人による争いとなりましたが、
 東日本大震災からの復興加速や働く場所の創造など七つのマニフェストを掲げる。「政治家の集大成として古里に恩返ししたい。市民ファーストの地方自治に汗を流す」と語った渥美巌氏が10467票を獲得して
 東日本大震災からの心の復興を重点公約に挙げる。「震災前と同じように談笑したり、お茶飲みをしたり。被災者らがそうした日常に戻れるようにしたい」と語り5642票を獲得した木村清一氏
 「開かれた行政を推し進め、市民一人一人が参加できる政治を実現する」。不退転の決意で挑むと語り4310票票を獲得した五野井敏夫氏 を破り新人同士の争いを制しました。
 まあ自民・民進・公明が推す候補が他の2候補を押し切った形ですが、初当選を極めた渥美巌氏は最初の1期4年でどのような実績を打ち出してくれるのか、その行政手腕に注目が集まりそうですね。

宮城 <栗原市長選>42票差 千葉氏 初当選

2017-04-24 20:20:09 | Weblog
宮城 <栗原市長選>42票差 千葉氏 初当選 2017年4月24日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11019.html
 任期満了に伴う宮城県栗原市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、ともに無所属新人で、元市議千葉健司氏(60)が前副市長佐藤智氏(60)を42票差で振り切り、初当選した。
 前回に続く挑戦となった千葉氏は、3期12年に及ぶ現市政の検証と見直しを前面に出した。「医療や教育を向上させ、輝く未来を切り開く」と主張、市栗原中央病院への産科創設や全科初診受け入れを掲げた。
 落選後の4年間は市内をくまなく回り、支持者を開拓。現職への批判票に加え、公約に共感する女性や若い世代の有権者の取り込みに成功した。
 佐藤氏は1月に立候補を表明した。佐藤勇市長が後継指名し、二人三脚の戦いを展開。激しい競り合いを演じたが、及ばなかった。
 当日の有権者は6万234人。投票率は70.13%で前回(2013年)を2.54ポイント下回った。
★宮城県栗原市 市長選挙結果
当 20791票 千葉健司 無新
  20749票 佐藤智 無新


 宮城県栗原市は県北西部に位置する2005年4月に栗原郡全10町村(築館町・若柳町・栗駒町・高清水町・一迫町・瀬峰町・鶯沢町・金成町・志波姫町・花山村)が合併して発足した人口6.8万人程の市で、市長選は初代市長に就任して3期12年務めた佐藤勇氏が出馬を見送ったことから、元市議で4年前の前回市長選にも出馬するも現職に敗れた60歳の千葉健司氏と元副市長で60歳の佐藤智氏の2新人による争いとなりましたが、
 「町村合併から12年近くたつが、市政運営に修正すべき点が多い」と指摘。農協、大学、市の連携による農業活性化と道の駅整備。栗原中央病院の全科初診受け入れと産科創設。子どもたちの学力向上などを挙げて、「市民が将来に希望を持てる地域にしたい」と語った千葉健司氏が20791票を獲得して
 「今の流れを発展、継続させなければならない」と現市政の継承を求めて20749票を獲得した佐藤智氏 を42票の僅差で制して新人同士の争いを制しました。

 今回の選挙戦は、現職の佐藤勇市長は後継者の佐藤智氏の応援に回った反面、村井嘉浩知事は対立する千葉健司氏の支持に回り、自民党宮城県連も自主投票を決めどちらに転ぶか予想が付きにくかったのですが、千葉氏が前回の雪辱も果たす形で初当選。
 新市長に就任する千葉健司氏の行政手腕に注目が集まりそうです。

宮城登米市長選 熊谷盛広氏が現職の布施孝尚氏を146票差で破り初当選

2017-04-24 20:14:19 | Weblog
宮城 <登米市長選>146票差 熊谷氏 初当選 2017年4月24日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11019.html
 任期満了に伴う宮城県登米市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、ともに無所属で、新人の元県議熊谷盛広氏(66)が現職の布施孝尚氏(55)=民進推薦=を146票差で破り、初当選を果たした。
 熊谷氏は新庁舎建設の白紙撤回や市民病院の信頼回復、総合支所の権限強化などを掲げ、現市政に批判的な層に浸透した。庁舎建設を巡っては「建てるか、建てないかどちらかを選択する選挙」と争点を明確化し、支持を広げた。
 布施氏は総合診療医育成の体制整備による医療の充実などを訴えたが、変化を期待する市民の声は予想を上回り、4選を阻まれた。
 当日の有権者は6万8870人。投票率は66.18%で、前回(2013年)を3.43ポイント下回った。

★宮城県登米市 市長選挙結果長
当 22567票 熊谷盛広 無新
  22421票 布施孝尚 無現

 宮城県登米市は、2005年4月に登米郡8町(迫町・登米町・南方町・東和町・中田町・豊里町・米山町・石越町)と津山町が合併して発足した岩手県境に位置する人口約8.1万人の市で、
 市長選は初代市長として3期12年現職を務めて4期目を目指す53歳の布施孝尚氏に元県議で66歳の熊谷盛広氏が挑みましたが、

 9町合併により登米市が誕生した2005年、市長選では現職の布施氏を応援したものの「各地域に気を配った施策を打ってほしかったが、停滞感は増すばかり。市政の方針を転換しないと衰退していく」との思いで出馬を決意した。 「高齢者が安心して暮らし、支える若い人が定住できる地域づくり」を追い求める。合併まで旧津山町長。「住民と親しく接し、きめ細かな行政を」の信条は当時のまま。「今、周辺部も中心商店街も光が当たっていない。手当てをすべき部分に目を向けたい」。各総合支所への権限と財源の移譲の必要性を主張する。訴えの柱に掲げるのは、市役所新庁舎建設の白紙撤回。財政面の懸念が理由だ。「子や孫に負担をかけないような財政運営が必要だ。無駄は省く」と語った熊谷盛広氏が22567票を獲得して

 「取り組んできたことがようやく実を結びつつある。だから、過去の選挙の中で勝ちたいという思いが最も強い」。懸案の一つは登米市立病院の医師確保。「このままでは市の医療は崩壊する」との危機感で奔走し本年度、前東北大医学部長の大内憲明氏を病院事業管理者に迎えた。東北医科薬科大との総合診療医育成の道筋もつけた。「きちんと患者を受け入れる体制が整う。医療充実に向け再構築を図るスタートを切る」。市役所新庁舎建設も公約の一つ。「現在分散する本庁機能を一つにまとめ、行政サービス向上を図る」と語り22421票を獲得した現職の布施孝尚氏を146票の僅差で破り初当選を極めました。

 布施孝尚氏と言えば歯科医出身という行政の首長としてはやや異例な経歴で今回も当選を決めるかがある意味注目を集めていたと思いますが、市民の不満が強まったのか僅差の末落選。
 新市長に就任する熊谷盛広氏がどのような行政の舵取りを行うのか注目を集めることになりそうです。

宮城 <石巻市長選>亀山氏が3選

2017-04-24 20:05:15 | Weblog
宮城 <石巻市長選> 亀山氏が3選 2017年4月24日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201704/20170424_11018.html
 任期満了に伴う宮城県石巻市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の亀山紘氏(74)=自民・民進推薦=が、いずれも無所属新人の元市議阿部和芳氏(57)、元市議黒須光男氏(69)、元東北大非常勤講師青木満里恵氏(62)を破り、3選を果たした。
 東日本大震災からの復旧復興の在り方が問われた。亀山氏は「復興加速から完結へ」と訴え、住まいの再建や産業再生など事業の達成度を数字で提示。復興の着実な進展と2期8年の実績を前面に出した。
 現職の強みを生かした強力な組織態勢も構築した。選挙期間中、5日連続で開いた個人演説会は支持者で埋まった。推薦した自民、民進両党の国会議員や地元の県議、市議が応援に駆け付け、支持を広げた。
 2度目の挑戦となった阿部氏は半島部の復興の遅れを訴えたが及ばなかった。黒須氏は「市政の転換」を掲げ、青木氏は女性市長誕生を目指したが伸び悩んだ。
 当日の有権者は12万3918人。投票率は44.31%で、前回(2013年)を0.15ポイント上回った。
★宮城県石巻市 市長選挙結果長
当 28630票 亀山紘 無現
  12408票 阿部和芳 無新
  7767票 黒須光男 無新
  5587票 青木満里恵 無新

 宮城県石巻市は、2005年4月に旧石巻市と桃生町・河南町・河北町・北上町・雄勝町・牡鹿町が合併して発足した県北部の人口14.6万人程の市で、市長選は2期8年現職を務めて3期目を目指す74歳の亀山紘氏に、元市議で57歳の阿部和芳氏、元市議・元県議で69歳の黒須光男氏、会社役員で4年前の前回市長選にも出馬した62歳の青木満里恵氏の3新人が挑みましたが、
 「東日本大震災からの復旧復興を加速させ、残り4年で事業を完結させたい」北上、雄勝、牡鹿地区の拠点整備を加速させ、市立病院は産婦人科、小児科の開設に向けて医師確保を目指すと語った亀山紘氏が28630票を獲得して
 「市街地と半島部で大きな復興乖離がある。半島出身の私がやらなくてはならない」と語リ12408票を獲得した阿部和芳氏
 「市議会で矛盾を感じたことを述べても通らない。今の市長を頂点とする巨大なメカニズムを壊さなければならない」民営化を訴える市立病院について昨年9月の再開当初から経営状況を懸念する。「正常な病院運営をしなければ市の財政が破綻する」と指摘して7767票を獲得した黒須光男氏
 「このままの石巻では心配。市民と共に良い街になるように頑張りたい」と語り5587票を獲得した青木満里恵氏 を退けて3選を決めました。
 東日本大震災の復興問題もあったとはいえこの規模の市で現職に新人が3人も立候補する構図はやや異例だったかとも思うのですが、結果は現職の圧勝に終わりました。
 

24日の日経平均 255円13銭高い18875円88銭で終了 朝高後は様子見

2017-04-24 20:01:22 | Weblog
東証大引け 大幅続伸、欧州リスク後退 朝高後は高値で小動き  2017年4月24日 日経夕刊
 24日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に続伸した。終値は前週末比255円13銭(1.37%)高の1万8875円88銭だった。上げ幅は3月10日以来の大きさで、今月3日以来の高値を付けた。23日のフランス大統領選の結果から同国の欧州連合(EU)離脱のリスクが後退し、投資家心理が改善した。円相場は1ドル=110円台に下落し、採算改善の期待で輸出関連株を中心に買いが入った。北朝鮮情勢への警戒感は根強く、朝方の買い一巡後は日経平均は高値圏で小動きだった。
 フランス大統領選では、中道系のマクロン氏と極右政党・国民戦線のルペン党首が5月7日の決選投票に進んだ。ともに反EUを掲げるルペン氏と極左候補の2人の候補が決選投票に進む事態を回避し、東京株式市場では買い戻しが先行した。
 朝方に上昇幅が289円で広がったが、その後は積極的に上値を追う買いは目立たなかった。25日の北朝鮮の朝鮮人民軍創建85周年を前に、核実験など挑発行動で米朝関係の緊張感が高まる懸念から、投資家の様子見ムードが強まった。
 JPX日経インデックス400は続伸した。終値は前週末比126ポイント(0.95%)高の1万3447.69だった。東証株価指数(TOPIX)は続伸し、14.61ポイント(0.98%)高の1503.19で終えた。
 東証1部の売買代金は概算で2兆1193億円、売買高は19億2119万株だった。東証1部の値上がり銘柄数は1534と全体の約76%を占めた。値下がりは381、変わらずは101銘柄だった。
 18年3月期の営業利益が前年推定比8割増になりそうだと伝わったソニーが上昇した。為替の円安でトヨタやSUBARUなど自動車株や、パナソニックやコニカミノルなど電機株が買われた。時間外取引で米国の長期金利が上昇し、三菱UFJなど銀行株も上昇した。一方、コマツや三菱電、SUMCOが売られた。JFEや神戸鋼など鉄鋼株の下げも目立った。
 東証2部株価指数は反落した。シャープとADプラズマが下げ、技研製と朝日インテクが上げた。

新興株24日 ジャスダックは6日ぶり反落、マザーズは続落 2017年4月24日 日経夕刊
 24日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は6営業日ぶりに反落した。終値は前週末比5円54銭(0.19%)安い2920円46銭だった。円相場の下落を受けて東証1部の輸出関連など主力株を買う動きが強まった。新興銘柄からは資金を引き揚げる動きが優勢となり、幅広い銘柄に売りが出た。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で331億円、売買高は5383万株だった。富士通がTOB(株式公開買い付け)価格の維持を決めたソレキアが売られ、ブロッコリーやユニバーサルも下げた。一方、株式分割を発表したシステム情報、防衛関連銘柄の一角として買いを集めた細火工が急伸した。アエリアは午後上昇に転じた。
 東証マザーズ指数は続落した。終値は前週末比20.35ポイント(2.02%)安い988.29だった。ソレイジアや旅工房、テモナなど今年の新規上場銘柄が下落した。そーせいも下げた。半面、ミクシィやエニグモは上昇した。〔

東芝、主要4事業分社を発表 社会インフラなど 7月から順次 2017年4月24日 日経夕刊
 経営再建中の東芝は24日、社会インフラなど主要4事業を7月以降に順次分社すると発表した。経営の自律性や機動力を高めるほか、機器の設置や納入などで必要な建設業関連の許認可を維持し、事業が継続できるようにする。今回の分社で本体やグループ会社を含めた転籍者は約2万4000人規模になる。分社で社会インフラなどをてこ入れし再建の道筋を付けたい考えだ。
 分社対象となる事業は、社会インフラ、火力などのエネルギー、メモリー以外の半導体や記憶装置、ICT(情報通信技術)ソリューションの4つ。エネルギーには2月に社長直轄とした原子力事業も含める。それぞれ関係する既存のグループ会社や新会社に会社分割の形で事業を承継させる。
 資産規模の大きいエネルギー事業のみ、6月下旬に予定する定時株主総会の承認を得たうえで10月1日に分社する。エネルギー以外は承認は必要ないとしており、7月1日付で分社する。各分社会社の名称や資本金などは今後確定させる。
 東芝は、発電機器やインフラ関連の機器などの設置や納入といった大規模工事に必要な特定建設業の許可を受けており、更新期限が2017年12月に迫っている。建設業法などでは大規模工事をする企業に財務の健全性を求めており、一定の資本金や自己資本といった要件を満たす必要がある。
 米原子力事業会社の法的整理に伴い、東芝は17年3月期に6200億円の債務超過となる見込み。分社などの措置をとらない場合、建設業の許可要件に抵触する可能性があった。

東芝4事業分社 転籍2万人超、再建へ士気保てるか  2017年4月24日 日経夕刊
 経営再建中の東芝が24日、社会インフラなど主要4事業を7月から順次本体から分社すると発表した。各事業の経営の自律性や機動力を高める効果を狙うが、事業に必要な建設業の許可を維持するために打つ守りの一手の意味合いが大きい。苦境下での分社は従業員の一体感を弱める恐れもあり、再建への道筋はなお不透明だ。
 東芝は発電機器やインフラ関連の機器などの設置や納入といった大規模工事に必要な特定建設業の許可を受けており、5年に1度の更新期限が2017年12月に迫る。建設業法などでは大規模工事をする企業に財務の健全性を求めており、一定の資本金や自己資本といった要件を満たす必要がある。
 だが東芝は米原子力事業会社、ウエスチングハウスの法的整理に伴い巨額損失を計上。17年3月期に6200億円の債務超過に陥る見通しだ。このままでは許可要件に抵触し事業継続ができなくなる恐れがあった。今回は建設業の許可をすでに持つ子会社に事業を承継させたり、新会社で免許を取得したりして関連の許認可を維持する苦肉の策だ。
 分社対象とするのは、水処理や鉄道システムなど社会インフラ、火力発電などに現在は社長直轄としている原子力を加えたエネルギー、メモリー以外の半導体やハードディスク駆動装置などの電子デバイス、ICT(情報通信技術)ソリューションの主要4事業。エネルギーは6月にも開く定時株主総会の承認を得たうえで10月1日に、それ以外は7月1日付で分社する予定だ。
 東芝本体には管理部門や基礎系研究所などが残る。分社で本体からの転籍対象となるのは、東芝単体の従業員数の約8割にあたる2万人。これに加えて本体の管理部門からも転籍させることを検討中だ。グループ会社を含めると2万4000人が新会社に移る計算だ。現在、株式の過半売却について手続き中の半導体メモリー事業は既に新会社「東芝メモリ」として4月1日に分社し、約9千人が転籍した。
 東芝は1999年に社内カンパニー制を導入。昇降機や空調、POS(販売時点情報管理)事業などは先に分社した。15年に発覚した会計不祥事後の大リストラを経て本体の社内カンパニーは社会インフラ、エネルギー、半導体、ICTの主要4部門に編成し直した。グループにはすでに分社した会社が多いうえに、社内カンパニーを採用していたことで今回の分社は「さほど影響がない」(関係者)との見方もある。
 一般的に、分社には経営の自律性や機動力の向上、選択と集中が進み事業再編がしやすくなるといったプラス効果がある。一方で、グループとしての一体感や求心力の低下、解体への連想など従業員の士気には影響が出そうだ。給与などの待遇は当面維持する方針だが、分社する各部門での採算性が厳しく要求されれば待遇が一律ではなくなる可能性も出てくる。
 東芝のある社員は「東芝に入ったのであって、分社会社に入ったわけではない」と寂しげにつぶやいた。分社を武器に再建への道を歩むには、社員との一体感も鍵となる。

佐賀知事、玄海原発再稼働に同意 2017年4月24日 日経夕刊
 佐賀県の山口祥義知事は24日午後、同県庁で記者会見を開き、九州電力玄海原子力発電所3、4号機(佐賀県玄海町)の再稼働に同意することを表明した。山口知事は「熟慮に熟慮を重ねた結果、現状において原子力発電所の再稼働はやむを得ないと判断した」と述べた。
 知事の表明で、再稼働に向けた地元同意の手続きは完了した。新規制基準導入後では、鹿児島県(川内原発)、愛媛県(伊方原発)、福井県(高浜原発)に続き4例目となる。
 今後の焦点は稼働する時期に移る。原子力規制委員会が現場で設備を確認する使用前検査などを経て、今秋をメドに再稼働する見通し。
 立地自治体の玄海町長と町議会は3月初旬までに同意を表明し、佐賀県議会も13日に容認決議を行っていた。

パナホームの完全子会社化、TOBに変更 パナソニック 2017年4月22日 日経
 パナソニックは21日、54%出資する住宅メーカーのパナホームを完全子会社化する手段について、株式交換からTOB(株式公開買い付け)に変更すると発表した。従来はパナホーム株1株にパナソニック株0.8株を割り当てる予定だった。完全子会社化の時期は当初想定した8月から10月以降に延期する。東京証券取引所は同日付でパナホーム株を監理銘柄(確認中)に指定した。
 TOB対象はパナホームの発行済み株式のうち、パナソニック保有分を除く約7700万株。1株につき1200円で、4月28日から6月13日に買い付ける。買い付け総額は約923億円と、株式交換を実施した場合の約770億円(発表時の時価ベース)を上回る。
 パナホームの完全子会社化を巡っては、株主で香港に拠点を置くヘッジファンド「オアシス・マネジメント」が株式交換比率に問題があると指摘。パナホーム株を買い増して4月上旬には保有比率が8.95%に上昇したことが判明していた。オアシスは1株あたり1050円でTOBする考えも伝えていたという。パナソニックのTOB価格はこれを上回った形だ。
 一方、パナホームは21日、2017年3月期の連結純利益が前の期比25%減の75億円になったと発表した。従来予想を26億円下方修正した。業績は悪化したが、パナソニックは昨年12月以降の株価上昇などを踏まえてTOB価格を設定した。


 24日の日経平均ですが、フランスの大統領選でマクロン氏とルペン氏が決選投票へ進むというある意味市場予想通りの結果になった(ルペン氏が決選投票に進むことは織込済。ジャンリュック・メランション氏が決選投票に残る可能性を意識されてユーロが過度に売り込まれていました)ことから午前は249円49銭高い18870円24銭で終了していましたが、午後に入ってからも18840円13銭と軽く上げ幅を縮小する場面が見られたものの、1日の高値と安値の差が70円20銭に収まる見事なまでの高値安定状態で推移。終値ベースでは先週末比255円13銭高い18875円88銭で終了しました。
 東証1部の上昇組はパナホーム(19.20%高)や石川製作所(12.51%高)など5銘柄で10%以上の上昇となり、エアバッグのタカタも9.93%の大幅高。
 金融セクターも堅調ですね。
 九州電力玄海原子力発電所3・4号機の再稼働同意は朝の時点で示唆する報道が出ていたのですが、九州電力は小動きでむしろ四国電(3.53%高)、Jパワー(2.14%高)、北陸電(2.07%高)の方が買われる展開。

 一方の下落組は不動産のランド(2円安の16円=11.11%安)やルック(9.21%安)など。

 東芝はお昼頃に主要4事業の分社を正式に発表しましたが、9時03分に213.9円まで上昇した後、9時27分に206.1円まで下落した後は207円~209.6円弱の様子見となり、午前は0.8円高の208.1円で終了して、終値ベースでも0.8円高の208.1円で終了。発表そのものは織込済で反応薄でしょうか。

新潟阿賀町議選で新人候補の得票数ゼロ 無効票に紛れる?

2017-04-24 12:58:03 | Weblog
町議選で新人候補の得票ゼロ…自身の投票無効か 2017年04月24日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/20170424-OYT1T50077.html?from=ytop_ylist
 新潟県阿賀町で23日に行われた町議選で、町選挙管理委員会は新人の男性候補(60)の得票がゼロだったと発表した。
 町選管によると、町議選での得票ゼロは初めてとみられる。
 町議選は定数12に対して、現職12人、新人3人の計15人が立候補した。当日有権者は1万373人で、投票率75・72%だった。男性は自身の名前を漢字で書いて投票したとしているが、無効票となった可能性があるという。男性は取材に対し「驚いたが、すでに結果が出ていて騒いでも仕方がない」と話した。
 総務省選挙部管理課は「これまでそういった(得票ゼロ)調査や統計をとっていない」とコメント。その上で「一般論として、判読できなかったことが考えられる」としている。


 新潟県の選挙戦と言えば、こんな珍現象も発生したようです。
 う~ん。どこぞの中学校か高校の生徒会長選挙じゃあるまいし、立候補者の得票数がゼロは(自分に1票を投じることから)普通ありえないでしょうし、無効扱いされた100票(有効投票7754票)の中に紛れ込んだと考えるのが妥当でしょうが、さすがにここまで極端な事例も珍しく、恰好の報道対象になってしまうようですね。
 選挙戦そのものは12議席目を2人が争い、2人は蚊帳の外という当落を競った当事者とその応援者以外には面白味に欠ける結果に終わったようです。

新潟 十日町市長選、現職の関口氏が3選 新人樋口氏を大差で破る

2017-04-24 12:56:40 | Weblog
新潟 十日町市長選、現職の関口氏が3選 新人樋口氏を大差で破る 2017年4月24日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20170423320059.html
 任期満了に伴う十日町市長選は23日投票が行われ、即日開票の結果、現職の関口芳史氏(58)=無所属=が、新人で不動産業の樋口明弘氏(69)=同=を約1万3千票差で破り3選を果たした。
 前回市長選と同じ顔ぶれの一騎打ち。関口市政2期8年の評価と、市街地や中山間地の振興が争点となった。関口氏は大差で勝利を収めたが、前回より約3千票減らし、樋口氏は約千票上乗せした。
 関口氏は行財政改革や中心市街地活性化、「大地の芸術祭」の取り組みなどが成果を上げたと強調し、市政継続を訴えた。政党の推薦は得ず、織物業界など各種団体からの推薦を取り付け、全市に張り巡らせた後援会組織を生かして幅広い層に浸透した。
 当選を決めた関口氏は午後8時半すぎ、同市下川原町の選挙事務所で支持者らと万歳。「東京への一極集中の流れを止める働きを市民とともに進めたい。すべての人に優しいまちづくりを引き続き進める」と決意を語った。
 樋口氏は、現市政をハコモノ重視と批判。市民の生活を第一に、企業誘致による雇用創出などを訴えたが届かなかった。
★新潟県十日町市 市長選挙結果
当 23355票 関口芳史 無現
  10024票 樋口明弘 無新

 新潟県十日町市は、県中南部の2005年4月に旧十日町市と川西町・中里村・松代町・松之山町の4町村が合併して発足した人口5.3万人程の市で、市長選は2009年5月から2期8年現職を務めて3期目を目指す58歳の関口芳史氏に、不動産業で4年前の前回市長選にも出馬した69歳の樋口明弘氏が挑みましたが、
 「里も、山も、まちも元気な十日町づくり。私はこの4年間をかけてしっかりとやってまいります。」と述べた関口芳史氏が23355票を獲得して
 「皆さんの収入をまず上げる。上げなければ生活できないん。それを一生懸命やらせていただきたいと思ってる」と訴え10024票を獲得した樋口明弘氏 に2.3倍の圧倒的大差をつけて危なげなく3選を決めています。

沖縄 うるま市長選 島袋俊夫氏3選

2017-04-24 12:44:59 | Weblog
うるま市長選、島袋氏3選 山内氏に5700票差 2017年4月24日 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-483989.html
 任期満了に伴う、うるま市長選は23日投開票され、無所属現職の島袋俊夫氏(64)=自民、公明推薦=が3万1369票を獲得し、無所属新人で前県議の山内末子氏(59)=社民、共産、社大、自由、民進推薦=に5753票差をつけて3期目の当選を果たした。
 投票率は60・70%で、8年前の前回(62・55%)より1・85ポイント下がった。
 市長選では経済振興や子育て支援、失業率改善や所得向上などが問われた。島袋氏は、経済振興を中心に中城湾港新港地区への企業誘致や「市民協働のまちづくり」を掲げ、市政継続を訴えた。
 今回の選挙は、1月の宮古島市、2月の浦添市と続く市長選と同様に翁長県政と政府与党との“代理戦”の様相を呈していた。島袋氏を推した自公は、来年1月の名護市長選や冬の県知事選に向け弾みをつけた。
 島袋氏は前回の選挙戦と同様に自公の支持層を固めたほか、出身地で大票田である具志川でも票を積み上げた。
 当日有権者数は9万4629人(男性4万6953人、女性4万7676人)。投票総数は5万7439。有効投票数は5万6985、無効票は454。

支援者冷静に票積んだ結果
 島袋俊夫氏の話 支援者に心から感謝する。市民の良識が問われる選挙だった。多くの支援者が冷静に、着実に一票一票を積み上げた結果だ。12万2千市民の期待を、夢を、必ず実現してみせる。


うるま市長選:自公支援の現職が3選 「オール沖縄」の新人に5753票差 2017年4月24日 沖縄タイムズ
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/94541
 任期満了に伴う沖縄県うるま市長選は23日投開票され、現職の島袋俊夫氏(64)=無所属、自民、公明推薦=が3万1369票を獲得し、新人で前県議の山内末子氏(59)=無所属、社民、共産、社大、自由、民進推薦=に5753票差をつけ、3選を果たした。企業誘致や完全失業率の改善など2期8年の実績を強調し、市政継続で市の発展を目指す訴えが支持された。

■「オール沖縄」勢力に痛手
 8年ぶりとなる同市長選は、政府・与党が島袋氏を、名護市辺野古の新基地建設に反対する翁長雄志知事ら「オール沖縄」勢力が山内氏を支援する対立構図となっていた。双方が来年の知事選に影響する重要な選挙と位置付け、激戦を繰り広げてきた。
 選挙戦では、8年間の市政運営に対する評価や子育て支援策、経済施策などが大きな争点となった。島袋氏は企業誘致による雇用拡大で、失業率を10ポイント以上も改善した実績をアピール。今後は中城湾港新港地区のクルーズ船誘致などでさらなる経済の活性化を目指す。山内氏は市政刷新を訴えたが、島袋氏の支持基盤の強さに阻まれた。

■自民・公明は知事選に弾み
 島袋氏の勝利で、自民・公明は1月の宮古島、2月の浦添の両市長選に続く3連勝となり、来年の名護市長選、県知事選に弾みをつけた格好だ。一方、翁長県政発足後、那覇を除く市長選で敗北が続く「オール沖縄」勢力は三度の痛手となり、今後の選挙戦略の立て直しが必要となる。
 投票率は60・70%で、前回2009年を1・85ポイント下回った。当日有権者数は9万4629人、投票総数は5万7439票だった。
 島袋俊夫(しまぶく・としお) 1952年生まれ、市天願出身。沖縄国際短期大学卒。90年から旧具志川市議やうるま市議を5期務めた。2009年に市長選へ出馬し、初当選。13年に無投票で再選された。



自民「チーム沖縄」県政奪還へ弾み 知事「オール沖縄」3連敗で苦境 2017年4月24日 沖縄タイムズ
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/94554
 2018年の知事選の前哨戦と位置付けられたうるま市長選は自民が公明と推薦した島袋俊夫氏が当選した。自民は1月の宮古島、2月浦添に続く市長選3連勝を県政奪還の足掛かりとしたい考えだ。翁長雄志知事ら「オール沖縄」勢力にとって3連敗は痛手となり、名護市辺野古の新基地建設に反対する民意を選挙結果につなげる手法の練り直しが急務となる。政治対決の舞台は知事選に直結するとされる来年1月の名護市長選に移るが、それぞれに懸念や課題も残る。
★沖縄県うるま市 市長選挙結果長
当 31369票 島袋俊夫 無現
  25616票 山内末子 無新


 沖縄県うるま市は沖縄本島中部に位置する2005年4月1に具志川市・石川市・与那城町・勝連町が新設合併して発足した人口11.9万人程の市で、市長選は現職で3選を目指す自民・公明が推薦する64歳の島袋俊夫氏に、元県議で民進・共産・自由・社民・沖縄社大が推薦する59歳の山内末子氏が挑みましたが、
 私は女性にも輝いてほしいと考え、市長に就任して1期目に国と連携して男女共同参画型社会都市を宣言し、2期目には女性政策推進室を設置した。市民本位、レディーファーストで豊かなうるま市をつくるために奔走してきた。2市2町から引き継いだ54項目の計画も推進している。産業・商業基盤をつくるために多くの種をまいてきた。種に水をかけ、育て、飛躍発展の果実をともに勝ち取ろう。政策を実行するためには自民、公明の政治協力に加えて、多くの人脈が必要だ。最後まで走り続けるので、私を支えてほしいと語った島袋俊夫氏が31369票を獲得して
 市民の皆さんのたくさんの涙、苦しみ、悲しみを聞いてきた。すべて受け止め、うるま市の未来を背負う覚悟を決めている。一番の政策に子育てナンバーワンを掲げた。給食費無料化や高校生まで窓口払いのない医療費無料化について、相手候補は「夢物語で実行力がない」と言う。そうではない。夢を語ってこそ市民は夢が描ける。実現に向け一つ一つ丁寧に説明しながら必ず実行する。介護や子どもの問題など女性だからできることがある。女性のリーダーが社会を明るくする。チェンジの時期に来ていると市政刷新を訴え25616票を獲得した山内末子氏 に5753票差をつけて3選を決めました。

 まあ、事実上は山内氏を推す翁長雄志知事と、島袋氏を支援する安倍政権の「代理対決」の構図でもあったわけですが、結果は島袋氏の勝利。
 そして沖縄本土ではこの2誌で新聞のシェア9割以上を占めると言われる両誌も、余所者からみれば正直これまで記事の論調に全く見分けが付かなかったのですが、ここにきて沖縄タイムズ側が本土の政権に若干擦り寄りがちな報道になりつつある所も面白い所。
 今の所は単に翁長雄志知事の言動に呆れ果て少し距離を置いている程度に過ぎないと思うのですが、石垣市に本拠を持ち産経と関係が深い、沖縄県内の新聞としては保守色が強い八重山日報が支局を開設して沖縄本土に進出したことへの危機感も少しはあるのかもしれませんし、国と沖縄の関係構築の問題もさながら、正しい情報を求めて地元の方がどの新聞を選ぶのかという(新聞のシェア争いという)別の意味での興味も出てきたように思います。

名古屋市長選、現職・河村氏が4選

2017-04-24 12:37:44 | Weblog
名古屋市長選、現職・河村氏が4選 2017年4月24日 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFD23H1B_T20C17A4000000/
 任期満了に伴う名古屋市長選は23日投開票され、無所属で現職の河村たかし氏(68)が45万票余りを獲得し、いずれも無所属新人で前副市長、岩城正光氏(62)と元会社員、太田敏光氏(68)を破り、2011年の出直し選挙を含めて4回目の当選を果たした。
 選挙権年齢が「18歳以上」になって初の政令市長選だったが、投票率は前回を2.45ポイント下回る36.90%だった。
 河村氏が進める名古屋城天守閣の木造復元や市民税減税の是非などが争点だった。河村氏が2期8年の実績と知名度の高さを武器に終始、選挙戦を優位に進めた。
 岩城氏は市議会の自民、民進、公明、共産の議員の支援と社民党愛知県連合の支持を受け、木造復元の見直しや減税廃止を訴えたが届かなかった。行政改革などを訴えた太田氏も及ばなかった。
 かわむら・たかし 一橋大卒。衆院議員5期を経て09年4月から現職。名古屋市出身、68歳。

河村氏が4選 岩城氏に大差、3期目へ 2017年4月24日 中日
http://www.chunichi.co.jp/article/senkyo/nagoyashicho2017/CK2017042302100017.html
◆投票率、前回下回り36・90%
 名古屋市長選は23日投開票され、いずれも無所属で、現職の河村たかし氏(68)=減税日本推薦=が、前副市長で弁護士の岩城正光(まさてる)氏(62)と、元会社員の太田敏光氏(68)の新人2人を大差で破り、当選を決めた。市議会解散請求(リコール)に伴う1期目途中の辞職、出直し選を含め4回目の当選となり、河村市政は3期目に入る。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられた後、初の政令市長選だったが、投票率は36・90%で、4年前の前回を2・45ポイント下回った。
 選挙戦は、2期8年の河村市政の継続か刷新かを最大の争点に、河村氏と岩城氏による事実上の一騎打ちとなった。河村氏は名古屋城天守閣の木造復元を核とした街づくりや、2012年度に始まった市民税5%減税の実績などを中心に訴えを展開。知名度の高さに加え、自らの給与削減や退職金廃止などの姿勢も評価された。
 河村氏は当選確実を受け、記者会見で「市民税減税と併せ、天守木造化に対する『住民投票』のような意味合いがあった。名古屋人の郷土愛の深さが表に出た。1000年大事にし、まず100年で国宝を目指す」と述べた。全国的な改革勢力の結集への思いも強く、7月の東京都議選を視野に、小池百合子知事との連携を模索していくとみられる。
 岩城氏は、自民、民進、公明、共産の各市議から支援を受け、社民党愛知県連合が支持。議会や市職員との対立で現市政が停滞していると批判し、市民税減税の廃止などを掲げた。だが有権者に浸透せず、知名度不足も響いた。太田氏は街頭演説で減税廃止などを訴えたが、及ばなかった。

★愛知県名古屋市 市長選挙結果
 当 45万4837票  河村たかし 無現
   19万5563票  岩城正光 無新
   2万0099票  太田敏光 無新


 愛知県名古屋市は人口230万人程の政令指定都市で、市長選は2期8年現職を務めて3期目を目指す68歳の河村たかし氏に、
 前副市長で62歳の岩城正光氏、 元会社員で68歳の太田敏光氏の2新人が挑みましたが、
 市民税減税の継続や名古屋城の天守閣木造復元を訴える河村たかし氏が45万4837票を獲得して
減税廃止による小学校給食の無償化や天守木造復元の見直しなどを主張して19万5563票を獲得した岩城正光氏 に2.3倍の圧倒的大差をつけて危なげなく4選を決めました。
「空見国際展示場は中止」「市道弥富相生山線廃止 相生山緑地の供用」「中部国際空港二本目滑走路推進」などを掲げて太田敏光氏は2万0099票を獲得。

 元上司と部下他1名の戦いは 河村氏が圧勝しましたが、多少のワンマンプレイはまだしも、河村氏が名古屋城の天守閣木造復元などという傍目からみていて『今やる必要があるのか?』と首を傾げるような公約を打ち出さなければ余計な混乱もなかったのではないかとも思うのですが、投票を締め切った20時直後に当選確実が出る政令指定都市の市長選も何だかなぁ…という気がしますね。

仏大統領選、マクロン氏・ルペン氏決選投票へ 仏メディア

2017-04-24 07:14:28 | Weblog
仏大統領選、マクロン氏・ルペン氏決選投票へ 仏メディア 2017年4月24日 日経
 23日実施したフランス大統領選の第1回投票は、午後8時(日本時間24日午前3時)に締め切った。仏内務省によると、午後10時35分時点で中道系独立候補のエマニュエル・マクロン元経済産業デジタル相(39)が得票率で首位、極右政党、国民戦線のマリーヌ・ルペン党首(48)が2位につけた。いずれの候補も過半数に届かず、仏メディアの予測では5月7日に実施する第2回の決選投票にマクロン氏とルペン氏が進むことが確実となった。
 約7割の開票が終わり、得票率はマクロン氏とルペン氏がいずれも23%強で、僅差でマクロン氏が上回っている。共和党(中道右派)のフランソワ・フィヨン元首相(63)が20%弱で3位、急進左派のジャンリュック・メランション氏(65)は19%弱で4位にとどまっている。
 マクロン氏は「国家主義者の脅威に立ち向かう愛国者の大統領になりたい」と述べ、決選投票で勝利することを誓った。一方、ルペン氏は「これは歴史的な結果だ」と、躍進に自信を示した。フィヨン氏は敗北を認めた上で、「極右に反対票を投じるには、ほかに選択肢はない」と述べ、マクロン氏支持を表明した。メランション氏は敗北を認めず、結果を見守る考えだ。
 今回の大統領選の有権者数は約4700万人。最終結果は23日深夜から翌24日未明にかけて判明する見通し。


 フランスの大統領選ですが、決選投票に進むのは結局この2人になりそうです。

4候補、歴史的接戦=第1回投票実施-仏大統領選

2017-04-23 17:51:34 | Weblog
 フランスの大統領選挙の第1回投票がスタートしました。
 当初はルペン氏はほぼ確実に決選投票に残り、マクロン氏とフィヨン元首相のどちらかが勝ち抜くのではないかと予測されていたものの、ここにきて急進左派・左翼党のメランション元共同党首が猛追。
 ルペン氏が勝ち抜くことへの不安からとかくルペン氏に注目が集まりましたが、実はここにきて急浮上してきたメランション氏という方もフランスを「配分が不適切な巨大な富」を有する国と評したほか、米国のシリア攻撃を非難、フランスの北大西洋条約機構(NATO)脱退を訴える中々過激な方だとか。
 もしルペン氏とメランション氏の2人が決選投票に勝ち残るパターンになると、フランスも反EUに回りかねないことになり株式市場的にはかなり動揺することになるのではないかと思いますが、さてどうなるでしょうか…。
 

徳島 阿波市長に藤井氏 投票率最低 33・51%

2017-04-18 06:36:26 | Weblog
徳島 阿波市長に藤井氏 投票率最低 33・51% 2017年4月17日 徳島
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/04/2017_14923560060266.html
 任期満了に伴う阿波市長選は16日投開票され、新人で前副市長の藤井正助氏(66)=無所属、阿波町十善地=が7988票を獲得し、新人で元市議の原田健資氏(71)=無所属、市場町興崎=に5243票差をつけて初当選した。2期8年を務めた現職・野崎國勝市長の引退を受けてこれまでの市政運営の評価や人口減少対策が争点となり、野崎氏の路線継承を掲げた藤井氏に支持が集まった。投票率は33・51%で、選挙戦となった2009年の前々回の77・55%を44・04ポイント下回り、市発足以来、最低となった。県内の首長選でも平成に入って3番目に低かった。
 藤井氏は、市総務部長や政策監を歴任した47年の行政経験を強調し、子育て支援の充実や農業振興、防災強化などの政策を前面に打ち出した。市議20人中19人の支持を受けるなど終始優位に戦いを進め、地元の阿波町をはじめ全域で手堅く票をまとめた。
 原田氏は「市政改革」を訴え、市長給与の削減や道路整備をアピールしたが、支持を得られなかった。
 昨年6月に選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて以降、徳島県内の首長選では初めて投票が行われた。18、19歳の有権者数は646人(男309人、女337人)で、投票率は市選管が後日発表する。
 当日有権者数3万2725人(男1万5545人、女1万7180人)▽投票率33・51%(男34・43%、女32・68%)▽有効1万733票▽無効233票。
★徳島県阿波市 市長選挙結果(投票率33.51%)
当 7988票 藤井正助
  2745票 原田健資

 徳島県阿波市は、2005年4月に吉野町・土成町・市場町・阿波町が合併して発足した県北東部に位置する人口3.6万人程の市で、市長選は2009年5月から2期8年現職を務めた野崎國勝氏が出馬を見送ったことから前副市長で66歳の藤井正助氏と元市議で71歳の原田健資氏の2新人による争いとなりましたが、
 子育て施策の充実や農畜産物のブランド推進などを公約に掲げた藤井正助氏が7988票を獲得して
 「阿波市を発展させるため、市政に変革を与えたい。政策として(徳島市内などへの)通勤網の充実、農業の6次産業化、企業誘致による雇用創出、子育て施策の推進―などを掲げて2745票を獲得した原田健資氏 を退けて新人同士の争いを制しました。
 まあ市議20人中19人が藤井氏の支持に回ったと聞いていましたし、原田氏の出馬理由の1つに無投票を避けるためというのもあったことから、勝負は決まっていたかな…とは思っていましたが、得票数的にも2.9倍の圧倒的大差をつける形で藤井氏が勝利。
 前副市長そして47年間の行政経験の実績や知名度の差もあったのだと思いますが、まずは最初の1期4年でどれだけの実績を打ち出すことができるか。その手腕が問われそうです。

愛媛 伊予市長選は武智氏再選

2017-04-18 06:32:49 | Weblog
玉井氏に1万629票差 伊予市長に武智氏再選 2017年4月16日 愛媛
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201704165555
 任期満了に伴う愛媛県伊予市長選挙は16日、投開票され、現職の武智邦典氏(60)=無所属、同市宮下=が1万5671票を獲得し、新人で会社社長の玉井彰氏(63)=無所属、同市米湊=を1万629票差で破り、再選を果たした。
 投票率は67.24%で、武智氏と元自民党県議の新人同士の激戦となった2013年の前回を5.68ポイント下回った。市長選は05年の旧伊予市、中山町、双海町の合併による新市発足以降4回目。

★愛媛県伊予市 市長選挙結果(投票率67.24%)
当 15671票 武智邦典 無現
  5042票 玉井彰 無新

 愛媛県伊予市は県の中西部に位置する2005年4月に旧伊予市と中山町・双海町が新設合併して発足した人口3.8万人程の市で、市長選は2013年4月から1期4年現職を務めて再選を目指す自民・公明が推薦する60歳の武智邦典氏に、有限会社郡中タクシー代表取締役で63歳の玉井彰氏が挑みましたが、
 地域経済が循環する仕組みづくりやトップセールス、農林水産業の支援、中心市街地の再生などを訴えた武智邦典氏が15671票を獲得して
 市民討議会での次世代リーダーの養成や商店併設の地域拠点整備、旧中山、双海両町での住民会議創設などを主張して5042票を獲得した玉井彰氏 をトリプルスコアの大差で退けて危なげなく再選を決めています。