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設備投資抑制強まる、今期当初計画比で1.8%減 日経調べ

2008-11-29 16:30:05 | Weblog
設備投資抑制強まる、今期当初計画比で1.8%減 日経調べ 2008年11月24日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081123AT1D2200L23112008.html
 日本経済新聞社がまとめた2008年度の設備投資動向調査(修正計画、1627社)で、全産業の設備投資額は当初計画比1.8%減少した。世界景気の急速な冷え込みで、自動車や電機などが下方修正するなど投資抑制の動きが広がり始めた。前年度実績比では2.4%増と6年連続増だが、伸び率は07年度より4.7ポイント低下。金融危機の実体経済への影響が強まるなか、トヨタ自動車など企業はさらなる抑制に動いており、最終的には前年度割れとなる可能性もある。
 当初計画比で見ると、製造業は3.1%減。17業種のうち、自動車(3.1%)、電機(2.8%)、化学(5.6%)、機械(4.3%)など13業種で減少した。日産自動車は当初計画より500億円減の4200億円に修正。「中核事業以外の投資を極力絞る」(志賀俊之最高執行責任者)。日立製作所も5000億円の計画を300億円減らした。非製造業は電力や通信が高水準の投資を維持し、当初計画比で0.2%増だった。


 う~ん。自動車業界は相次いで派遣従業員を打ち切る動きが出ていることから設備投資どころではないのだろうな…とは思っていましたが、自動車業界の需要が伸びないということは、その自動車業界に部品を供給している業界にも影響を与えますし、その他もろもろの不況もあり、化学や機械などでは自動車以上の当初計画を見直す動きが出ているようですし、最終的には前年比割れになるというのも決して脅しではなく、現実に起こりうる可能性が十分あるかな…と思います。
 それにしても設備投資がないということは地方への新工場の建設もなく、地方での働き口も中々見つからなくなるわけで…。雇用問題といえば、とりわけ都市部の方が期間契約従業員の雇用契約打ち切りなど、絵になりやすいこともありクローズアップされがちですが、今後は地方の雇用も深刻になっていきそうな嫌な予感がしますね。


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