日本産ナマコ、中国で空前のブーム 価格5年で5倍 

日本産ナマコ、中国で空前のブーム 価格5年で5倍 2007年08月20日 朝日
http://www.asahi.com/life/update/0819/TKY200708190173.html
 中国で日本産のナマコがブームを呼んでいる。特に乾燥品は価格がここ5年で5倍に跳ね上がり、密漁も急増している。ただ生態にはナゾの部分が多く、いつ枯渇するかも分からない。このため農林水産省は産地の研究機関と共同で、北海道も独自に、実態を調査して増殖させる作戦に乗り出した。
 北海道最北の稚内市。日本の4分の1の市場占有率を誇る北海道の中でも、最もナマコ漁が盛んだ。ある漁師(66)がこっそり自宅の裏庭を見せてくれた。
 網の上に天日干しされた10センチ大のトゲトゲがついた黒い固まり。中国では干しアワビやフカヒレなどと並ぶ高級食材の「北海キンコ」だ。「最近、キンコ泥棒が多い。夜は自宅の中で保管するんだ」と言う。
 乾燥ナマコは現在、1キロ4万~5万円で輸出される。「日本産はキロ当たり中国のサラリーマンの平均月収くらい」と中国人の輸出業者(44)は言う。背景に中国の経済成長がある。遼寧省や山東省で養殖を進めているが、富裕層は日本の天然ものを好むという。
 北海キンコの大半は中国へ輸出される。横浜中華街の老舗(しにせ)「珠江飯店」は今は特別な時以外仕入れない。「買うのは中国大使館ぐらい。入荷も不安定で日本人は食べないのに価格が異常だ」と料理人の片岡叔民さん(56)は言う。
 ナマコは生態が明らかでない点が多い。このため農水省は今年度から、北海道、青森、山口、佐賀、名古屋などの研究機関や大学など全国12機関と共同で、把握・管理の方法を探る。香港や中国本土で市場調査もする。担当者は「日本産は世界のナマコピラミッドのトップにいる。安定供給を可能にしたい」と話す。
 北海道も8月から増殖に本格的に取り組み始めた。3年間、毎年100万匹を孵化(ふか)させ、約1年かけて育てた後、放流して追跡調査する。「半分生き残ってくれれば上出来」と道の担当者。
 愛知、福井、山口、大分の4県は20年ほど前、水産庁の事業でナマコ増産の技術開発を始めたが、国内消費は伸び悩み長くは続かなかった。この事業にも携わった水産大学校(山口県下関市)の浜野龍夫准教授が主宰する研究会にはここ2、3年、問い合わせが急増している。
 浜野准教授は「中国では強壮に良いという言い伝えがある。今より下がったとしても、高値安定が続くのではないか」とみている。



 そういえば、今年の春頃?に 北海道の函館だったか苫小牧だったかその近辺でナマコが大量に盗難にあうという事件がありましたが、中国の異常なまでの日本製なまこ人気で価格が高騰しているようですね。
 私などは、『なまこなんてどうやって下処理するんだ???』とついつい疑問に感じてしまうのですが、世界の食文化というものはつくづく広いものだと思います。
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