米国株大幅反発、NYダウ207ドル高 2008年2月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080201AT3L0100401022008.html
1月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅反発。前日比207ドル53セント高の1万2650ドル36セントで終えた。米金融保証会社(モノライン)MBIAの赤字決算などを受けて売りが先行。その後、MBIAが記者会見で資本調達などに自信を示したことが伝わった。これを手掛かりにMBIAが上げに転じ、金融株全般もつれ高し相場を押し上げた。値ごろ感の買いや売り方の買い戻しが広がったといい、午後に相場は上げ幅を拡大した。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同40.86ポイント高の2389.86で終えた。
米国:モノライン大手「ダブルA」に格下げ 2008年1月31日 毎日夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20080131k0000e020020000c.html
欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは30日、米金融保証保険(モノライン)大手FGICのモノライン関連部門の格付けを最上級の「トリプルA」から「ダブルA」に引き下げた。フィッチは資本増強策の遅れが理由としている。
また米経済専門局CNBCテレビは同日、モノライン大手のMBIAとアンバック・フィナンシャル・グループが近く「トリプルA」から格下げされる可能性があると報じた。
モノラインは高格付けを基に、地方債やサブプライム住宅ローンを含む金融商品などに保証を提供している。格下げにより、自らの事業や、ほかの金融機関への影響が懸念されている。
米金融保証大手MBIA、10―12月最終赤字23億ドル 2008年2月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080131AT2M3102P31012008.html
米金融保証大手のMBIAが31日発表した2007年10―12月期決算は、最終損益が23億ドル(約2400億円)の赤字(前年同期は1億8100万ドルの黒字)になった。同年12月通期でも19億ドルの最終赤字だった。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を受けた金融市場の混乱で価値が下落した証券化商品の信用保証業務などで35億ドルの損失を計上したことが響いた。
MBIAは「モノライン」と呼ばれる証券化商品を含む債券の保証に特化した保証会社。多くは米地方債のほかサブプライムローンなどを組み込んだ証券の保証業務を手広く手掛けている。サブプライムローン問題の深刻化で保証先の証券の価値が急落。市場での関連証券に対する格下げの動きなどもあり、業界各社の損失拡大が懸念されていた。
米市場、早くも追加利下げ観測・FF金利「年央には2%台前半」 2008年2月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080201AT2M3101P31012008.html
米連邦準備理事会(FRB)が30日、フェデラルファンド(FF)金利を0.5%下げ、政策金利はわずか1週間余りで1.25%も下がった。だが米市場関係者の間では早くも追加利下げ観測が広がっている。市場の金融政策の予測が反映されるFFの先物金利は一段と下がり、年央には2―2.25%への低下を織り込んだ。景気の下振れリスクが残る中、FRBは市場に追い立てられる形で金融緩和を続けざるを得ない異例ともいえる状況に追い込まれている。
日経平均が反落、95円安の1万3497円 2008年2月1日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080201NT001Y03001022008.html
1日の東京株式市場は日経平均株価が反落。大引けは前日比95円31銭(0.70%)安の1万3497円16銭だった。米金融保証会社(モノライン)の経営状況に対する警戒感が払拭(ふっしょく)されなかったことが重しになったほか、企業業績の先行き見通しに敏感な反応が見られ、ソニーなど見通しを下方修正した銘柄が売られた。安い水準での値動きが続いたが、雇用統計など米国ではきょう、主要経済指標が発表されるため、東京市場では様子見気分が広がった。東証株価指数(TOPIX)も反落。
朝方は一時上げに転じたが、買いの勢いは乏しく、方向感に乏しい展開が続く場面があった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がモノライン大手のMBIAの格付けを引き下げる方向で見直すと発表したことが「モノライン問題は解決されていない」との連想になり、米国経済に対する不安感につながった。
31日のNYダウは金融保証会社MBIAの動きに1日中振り回される形で1日の取引が進んだようです。
まず、市場の開始前に、MBIAの格付けが格下げされる可能性についてCNBCテレビが言及したことや、業績が悪化して赤字に転落する報道があったことで、NYダウは取引開始直後に急落し、一時190ドル安になりました(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M3103C 31012008&g=MH&d=20080131)が、その後、MBIAが記者会見で資本調達などに自信を示したことが伝わり、これを手掛かりにMBIAが上げに転じ、金融株全般もつれ高し相場を押し上げたそうで、終わってみれば、前日比207ドル53セント高の1万2650ドル36セントで終了しました。
とはいえ、NYのFFの先物金利は早くも2―2.25%の低下まで織り込んでいる(現在のFFレートは0.75%+0.5%の引き下げ後で3.0%)ようで…。
前営業日のNYダウは0.5ポイントの金利引下げのビッグニュースがあったのに小反落していましたし、31日も上昇したものの、どうも金利に対して市場が過剰なまでに引き下げを期待しているようで、(かっての日本が陥ったように)その期待に応えられなくなったときに、株式相場がどうなるか、一抹の不安を感じずにはいられませんね。
ちなみに、2月1日の日経平均は、やはりモノライン会社の経営悪化が材料になっているのですが、こちらは逆に不安視する動きが強く相場は低迷。前日比95円31銭(0.70%)安の1万3497円16銭と反落したようです。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080201AT3L0100401022008.html
1月31日の米株式市場でダウ工業株30種平均は大幅反発。前日比207ドル53セント高の1万2650ドル36セントで終えた。米金融保証会社(モノライン)MBIAの赤字決算などを受けて売りが先行。その後、MBIAが記者会見で資本調達などに自信を示したことが伝わった。これを手掛かりにMBIAが上げに転じ、金融株全般もつれ高し相場を押し上げた。値ごろ感の買いや売り方の買い戻しが広がったといい、午後に相場は上げ幅を拡大した。
一方、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同40.86ポイント高の2389.86で終えた。
米国:モノライン大手「ダブルA」に格下げ 2008年1月31日 毎日夕刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20080131k0000e020020000c.html
欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは30日、米金融保証保険(モノライン)大手FGICのモノライン関連部門の格付けを最上級の「トリプルA」から「ダブルA」に引き下げた。フィッチは資本増強策の遅れが理由としている。
また米経済専門局CNBCテレビは同日、モノライン大手のMBIAとアンバック・フィナンシャル・グループが近く「トリプルA」から格下げされる可能性があると報じた。
モノラインは高格付けを基に、地方債やサブプライム住宅ローンを含む金融商品などに保証を提供している。格下げにより、自らの事業や、ほかの金融機関への影響が懸念されている。
米金融保証大手MBIA、10―12月最終赤字23億ドル 2008年2月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080131AT2M3102P31012008.html
米金融保証大手のMBIAが31日発表した2007年10―12月期決算は、最終損益が23億ドル(約2400億円)の赤字(前年同期は1億8100万ドルの黒字)になった。同年12月通期でも19億ドルの最終赤字だった。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を受けた金融市場の混乱で価値が下落した証券化商品の信用保証業務などで35億ドルの損失を計上したことが響いた。
MBIAは「モノライン」と呼ばれる証券化商品を含む債券の保証に特化した保証会社。多くは米地方債のほかサブプライムローンなどを組み込んだ証券の保証業務を手広く手掛けている。サブプライムローン問題の深刻化で保証先の証券の価値が急落。市場での関連証券に対する格下げの動きなどもあり、業界各社の損失拡大が懸念されていた。
米市場、早くも追加利下げ観測・FF金利「年央には2%台前半」 2008年2月1日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080201AT2M3101P31012008.html
米連邦準備理事会(FRB)が30日、フェデラルファンド(FF)金利を0.5%下げ、政策金利はわずか1週間余りで1.25%も下がった。だが米市場関係者の間では早くも追加利下げ観測が広がっている。市場の金融政策の予測が反映されるFFの先物金利は一段と下がり、年央には2―2.25%への低下を織り込んだ。景気の下振れリスクが残る中、FRBは市場に追い立てられる形で金融緩和を続けざるを得ない異例ともいえる状況に追い込まれている。
日経平均が反落、95円安の1万3497円 2008年2月1日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080201NT001Y03001022008.html
1日の東京株式市場は日経平均株価が反落。大引けは前日比95円31銭(0.70%)安の1万3497円16銭だった。米金融保証会社(モノライン)の経営状況に対する警戒感が払拭(ふっしょく)されなかったことが重しになったほか、企業業績の先行き見通しに敏感な反応が見られ、ソニーなど見通しを下方修正した銘柄が売られた。安い水準での値動きが続いたが、雇用統計など米国ではきょう、主要経済指標が発表されるため、東京市場では様子見気分が広がった。東証株価指数(TOPIX)も反落。
朝方は一時上げに転じたが、買いの勢いは乏しく、方向感に乏しい展開が続く場面があった。スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がモノライン大手のMBIAの格付けを引き下げる方向で見直すと発表したことが「モノライン問題は解決されていない」との連想になり、米国経済に対する不安感につながった。
31日のNYダウは金融保証会社MBIAの動きに1日中振り回される形で1日の取引が進んだようです。
まず、市場の開始前に、MBIAの格付けが格下げされる可能性についてCNBCテレビが言及したことや、業績が悪化して赤字に転落する報道があったことで、NYダウは取引開始直後に急落し、一時190ドル安になりました(http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M3103C 31012008&g=MH&d=20080131)が、その後、MBIAが記者会見で資本調達などに自信を示したことが伝わり、これを手掛かりにMBIAが上げに転じ、金融株全般もつれ高し相場を押し上げたそうで、終わってみれば、前日比207ドル53セント高の1万2650ドル36セントで終了しました。
とはいえ、NYのFFの先物金利は早くも2―2.25%の低下まで織り込んでいる(現在のFFレートは0.75%+0.5%の引き下げ後で3.0%)ようで…。
前営業日のNYダウは0.5ポイントの金利引下げのビッグニュースがあったのに小反落していましたし、31日も上昇したものの、どうも金利に対して市場が過剰なまでに引き下げを期待しているようで、(かっての日本が陥ったように)その期待に応えられなくなったときに、株式相場がどうなるか、一抹の不安を感じずにはいられませんね。
ちなみに、2月1日の日経平均は、やはりモノライン会社の経営悪化が材料になっているのですが、こちらは逆に不安視する動きが強く相場は低迷。前日比95円31銭(0.70%)安の1万3497円16銭と反落したようです。
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