女性車掌、運転士の勧めで回送電車を無免許運転…阪急電鉄

女性車掌、運転士の勧めで回送電車を無免許運転…阪急電鉄　2007年8月28日
読売夕刊　http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070828i403.htm
産経夕刊　http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070827/jkn070827031.htm
　阪急電鉄は２７日、女性車掌（２３）が今月７日、男性運転士（３２）の勧めで、神戸線で回送電車を約９キロにわたって無免許運転していたと発表した。
　国土交通省令に、運転には動力車操縦者運転免許（国家資格）が必要と定められており、同社は近く２人を処分する。
　同社によると、７日午前０時２５分ごろ、三宮駅（神戸市）発西宮北口駅（兵庫県西宮市）行き回送電車で、運転士に呼び出されて運転席に入った車掌が春日野道駅を通過後、運転士に勧められるまま２回に分けて計８分間、ハンドルを操作し、最高時速１１０キロで走行した。
　同社への匿名メールで発覚。同社の調査に対し、車掌は「興味があったので運転してしまった」と話し、運転士は「運転士を目指している車掌に、運転がどういうものか見せたかった」と釈明しているという。


　若い車掌さんにとっては、電車の運転席に座って運転することは夢でしょうし、一回り歳の離れた男性運転手が若い女性同僚にいいところを見せたかったという気持ちはわからなくもありませんが、いくら深夜0時台のお客さんを乗せていない回送列車でも、こういうルール違反は勘弁してもらいたいですね。
　いくらお客さんが乗っていない回送電車でも時速110キロも出せば、操作ミスで大事故にもつながりかねませんし、どうやらその若い女性車掌が知人にしゃべってしまい、その重大さに気付いた知人が阪急電鉄にメールで通報して、この事実が発覚したようですが、もしこういった行為が２回ではなく、恒常的に行われていたとしたら、会社としても解雇を含めた厳重処分を課さざるを得なかったのではないでしょうか。
　今後、同じような不祥事が発生しないように、会社側には、従業員に対して、改めて就業規則の遵守を徹底させて欲しいと思います。

お詫びのニュースリリースはこちら
http://holdings.hankyu-hanshin.co.jp/ir/data/ER200708271N1.pdf