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新潟 魚沼市長選、佐藤氏が初当選 現職大平氏に小差で競り勝つ

2016-12-05 04:41:14 | Weblog
新潟 魚沼市長選、佐藤氏が初当選 現職大平氏に小差で競り勝つ 2016年12月05日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/politics/20161204295049.html
 任期満了に伴う魚沼市長選は4日投票が行われ、即日開票の結果、元市議で新人の佐藤雅一氏(65)=無所属=が、3選を目指した現職の大平悦子氏(60)=同=に240票の小差で競り勝ち、初当選した。
 小出地区に新設する市役所庁舎の規模や建設費のほか、将来のまちづくりに向けた展望などが問われた。庁舎問題などについて大平氏の姿勢を批判した佐藤氏が、現市政に対する不満の受け皿となった形だ。大平氏の落選で県内の女性首長はいなくなった。
 新設庁舎の現行計画は延べ床面積1万平方メートル以内、建設費50億円以内としているが、佐藤氏は「シンプルな建物でよく、規模は現行計画の6割程度で十分」と主張。子育て支援の充実も訴え、若い世代の将来負担を減らすとアピールした。市議6人の支援を得て市内各地で街頭演説を繰り返し、知名度不足を克服した。
 当選を決めた佐藤氏は同市佐梨の選挙事務所で、支持者を前に「やっと魚沼のために仕事ができる。皆さんの幸せのために一生懸命尽くす」と喜びを語った。
 大平氏は庁舎建設反対を唱えて初当選後、2期目途中に建設に方針転換したことから、有権者から批判が出ていた。新庁舎は防災拠点などの機能を持たせるため一定の規模が必要と訴えたものの、理解は得られなかった。
 市議9人が支援したが、人口減が進んで地域の活力が失われつつあることや、医療再編に伴って市立堀之内病院の療養病床休止が決まったことなどに対しても不満が高まっていたとみられる。
 投票率は67・90%で前回を4・44ポイント下回り、魚沼市長選としては初めて70%を割った。
 当日有権者数 3万2082▽投票者数 2万1783▽投票率 67・90%▽無効 435

★新潟県魚沼市 市長選挙結果長(投票率67.90%)
当 10794 佐藤雅一 無新
  10554 大平悦子 無現

 新潟県魚沼市は、米どころで有名な2004年11月に堀之内町・小出町・湯之谷村・広神村・守門村・入広瀬村が合併して市制施行した人口3.7万人弱の市で、市長選は2008年12月から2期8年現職を務めて3期目を目指す60歳の大平悦子氏に、元市議で65歳の佐藤雅一氏が挑みましたが、
 50億円もの建設費が必要な新庁舎再編問題に疑問を呈して「雪国に合うシンプルな物を市民とともに作りたい」との考えを示すと共に、そのために市民の声を聞き新しい風を市政に反映させる。「疲弊した産業を活性化したい」「雇用を拡大して人口減少に歯止めをかけるべきだと語った佐藤雅一氏が10794票を獲得して
 2期8年の実績を振り返り、財政健全化の促進と地域医療の再編に取り組んできたと述べると共に3期目に挑戦するにあたり、魚沼市の人口減少問題を最大の課題と考え、そのためには若い世代の定住や雇用の場の確保に力を入れたいと語り10554票を獲得した現職の大平悦子氏を大接戦の末振り切って初当選を決めました。
 庁舎建設反対を唱えて当選した方が任期途中で方針転換したことで支持者が離れていった面もあったのだと思いますが、新市長に就任する佐藤雅一氏はこの問題をどう解決していくのか。
 まずは最初の4年間どう行政手腕を振るうかが問われることになるでしょうね。


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