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富山「ホタルイカ」記録的不漁、観光客からも苦情

2006-06-21 01:35:15 | Weblog
富山「ホタルイカ」記録的不漁、観光客からも苦情 2006年6月20日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060620i501.htm
 富山湾の春の味覚「ホタルイカ」が、記録的な不漁に見舞われている。
 漁獲量は例年の3分の1程度に終わる見通しで、700トンを下回れば20年ぶりとなる。
 富山県射水市では、とれたてのホタルイカの試食が売り物の観光船で、ホタルイカを用意できずイワシ汁に切り替えて不評を買うなど、影響が出ている。
 ホタルイカは漁期が3~6月で、農林水産省北陸農政局によると、最近10年の年間平均漁獲量は約1800トン。ところが、今年は5月末現在でわずか580トン。過去最悪だった1986年(476トン)ほどではないが、2番目に悪かった82年(636トン)に並ぶのは確実だ。射水市沖では5月末の漁獲量が73・2トンで、昨年の約1割しかない。
 同市の富山新港では今春、未明のホタルイカ漁観光船がスタート。網にかかって青く発光する無数のホタルイカを船上で見物し、とれたての状態で漁船から買い付け、帰港後にボイルして味わう特典があるが、今年は「網の中にポツポツ光って見える程度だった」(運営会社)。漁獲量が少なく、4~5月には3回ほどイワシ汁に切り替え、客からは「イワシ観光に来たわけじゃない」との不満が相次いだ。運営会社は「最初の年に不漁に見舞われるとは」と困惑する。 (以降省略)


 とれたてのホタルイカを食べられると宣伝しているツアーで、肝心のホタルイカが食べられないとくれば、客が文句をいいたくなるのもわかりますが、相手は自然の産物。肝心のモノがとれないのではどうしようもないですね。
 ちなみに富山のホタルイカ漁は乱獲を避けるために、魚を追い求めて獲るような方法はとらずに、海の定まった場所に仕掛けておき、ホタルイカが自ら網に入り込んだところを獲る定置網漁が主流だとか。お金をとる観光船でも、こういったハプニングが起こるのは、昔からの漁法を守っているからなんですね。

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