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28日の日経平均は12円高の8593円で終了

2012-05-29 06:42:59 | Weblog
東証大引け、小幅続伸 指数連動の買い、売買代金4カ月半ぶり低水準 2012年5月28日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_28052012000000
 28日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に3日続伸した。終値は前週末比12円76銭(0.15%)高い8593円15銭だった。欧州債務問題を巡り投資家の様子見姿勢が強く商いが薄いなかで、指数連動型の買いが日経平均を押し上げた。半面、個別の売り材料が出た銘柄には売りがかさんだ。主力株の一角にはリスク回避目的の売りも出て、東証株価指数(TOPIX)は23日につけた年初来安値を下回った。
 ファストリとファナックが2%超上昇し、両銘柄で日経平均を24円押し上げた。先週末まで日経平均が8週連続で下落し投資指標面で割安感があるとの見方から、指数連動型の
買いなどが入ったという。半面、増資による需給悪化懸念のあるルネサスやルネサスが支援を要請するとみられるNECは約10%下落。アイテム商法「コンプリートガチャ(コンプガチャ)」の全廃や関連商法の廃止方針を示したソーシャルゲーム関連株も大幅安となった。市場では「きょう大きく下げた銘柄に買いを入れていた個人投資家も多かっただけに、見切り売りが膨らんだ。指数は上昇したが実質的には下げがきつかった印象」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との声が聞かれた。3日続伸は3月中旬以来、2カ月ぶりだが、この間の上昇幅は36円55銭と極めて小さい。
 前週末に格付け会社がスペインの金融機関5社の長期債務格付けを引き下げ、スペインの大手銀バンキアが政府に支援要請をした。スペインの金融不安が欧州のほかの国に危機が波及することへの警戒は根強く、今晩の米市場の休場を前に投資家の見送り姿勢が強まり、商いは低調だった。
 東証株価指数(TOPIX)は小幅に続落し、23日につけた年初来安値を下回った。業種別TOPIXは全33業種のうち「鉄鋼業」「金属業」など23業種が下げた。「石油石炭製品」「不動産業」は上昇した。
 東証1部の売買代金は概算で7814億円と、1月16日以来4カ月半ぶりの低水準。今年3番目に少なかった。売買高は同13億3773万株で、2日以来の低水準だった。
東証1部の上昇銘柄数は418、値下がり銘柄数は1116と値下がり銘柄数の方が多かった。横ばいは140銘柄。
 キヤノン、トヨタ、ファストリ、JT、コマツ、ファナック、三井住友FGが買われた。シャープ、日本橋、カカクコムが高い。半面、ディーエヌエ、ソニー、日立、京セラ、セブン&アイが売られた。KLab、第一精工が大幅安。
 東証2部株価指数は反落。キャリアデザ、Oak、ソディックが売られ、大黒天、Jマテリアルが買われた。

新興株28日、ジャスダックは小幅続伸、マザーズは3年2カ月ぶり安値 2012年5月28日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISST2_28052012000000
 28日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は小幅続伸。大引けは前週末比2円28銭(0.18%)高の1304円16銭だった。スペインの金融機関に対する財務不安など欧州情勢の不透明感が根強い中で、内需関連など外部環境の影響を受けにくい銘柄に見直し買いが入った。もっとも、買い対象は限られ、下落銘柄数は上昇銘柄を上回った。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で138億円だった。売買高は2120万株にとどまり今年最低。昨年11月25日以来、半年ぶりの低水準となった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。
 ピーエスシーや楽天、3DMが下落。半面、ニューフレアやフェローテクなど半導体関連が下落。Dガレージも売られた。
 東証マザーズ指数は4日続落。大引けは前週末比7.15ポイント(2.30%)安の303.79で、連日で年初来安値を更新した。2009年3月24日以来、3年2カ月ぶりの安値水準。ソーシャル(SNS)ゲーム関連が売られ、サイバーやミクシィが年初来安値を更新した。スカイマークも年初来安値を付けた。半面、TOB(株式公開買い付け)発表などをきっかけにベリサインやグッドマンJが買われた。
 東証のプロ向け市場である東証AIMに冷凍ケーキなどを製造する五洋食品が上場した。同市場への上場は2社目。前場に公開価格と同じ2000円の初値を付けたが、午後は取引がなかった。




 休日明け28日の日経平均ですが、値頃感からの買い戻しもあり先週末終値(8580円39銭)よりも25円弱高い8604円99銭でスタート。序盤に8624円51銭まで上昇する場面もあったものの、買い一巡後は利益確定の売りに押されて、10時前に先週末終値割れ。10時40分頃に8573円59銭を付けた後はプラス圏に浮上したものの、午前終了にかけて調整したことから、午前は前日比1円36銭安い8579円03銭で終了。
 午後は小反発で始まった直後にこの日の安値となる8568円87銭を付けた後は回復トレンドで推移して終了少し前に8600円を超える場面も見られたものの寄り付きはやや調整。終値ベースでは先週末比12円76銭高い8593円15銭と小動きで終了となりました。今晩の米国株式市場はメモリアルデーで休場。欧州情勢が不透明な中、様子見感も強かったでしょうか…。

 日経平均指数としては小幅上昇だったものの、時価総額の大きなファーストリテイリング(2.15%高)とファナック(2.02%高)の上昇に助けられた感が強く、東証1部の騰落数としては、全銘柄の3分の2に相当する1116銘柄で下落となり、上昇は同4分の1の418銘柄、変わらずが140銘柄で、同1部の売買代金は7814億円と8000億円を割り込む超閑散状態。
 住友精密工業が12.39%高、MUTOHホールディングスが11.63%高、日本橋梁が9.27%高、カカクコムが8.44%高、シャープが8.18%高で、任天堂は3.61%高。
 一方、ルネサスエレクトロニクスと東京デリカが10.62%安、ドクターシーラボが9.86%安、太平電業が9.86%安、MARUWAが9.27%安、NECが9.24%安、 第一精工が9.18%安、アルバックが7.80%安でした。


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