ヤマハ、ヤマハ発への出資比率14.9%に下げ 2007年5月22日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070521AT1D2107N21052007.html
ヤマハとヤマハ発動機は21日、両社間の資本関係を見直すと発表した。ヤマハが保有するヤマハ発株の一部を三井物産などに売却し出資比率を22.7%から14.9%に引き下げる一方、ヤマハ発は5%を上限にヤマハ株を取得する。ヤマハ発の株式時価総額が親会社であるヤマハを上回る「資本のねじれ」を解消することで、買収されるリスクを軽減する。
ヤマハ発株の3.0%を二輪車の海外事業で関係の深い三井物産に、残り4.8%を証券会社を通じて機関投資家などに売却する。ヤマハ発はヤマハの持ち分法適用会社から外れ、ヤマハ発の業績はヤマハの決算に反映しなくなる。この結果、2008年3月期連結決算でヤマハの経常利益は当初予想から160億円減少する見通しだ
同じく親会社と子会社とで資本規模が逆転していたイトーヨーカ堂とセブンイレブンは統括会社のセブン&アイ・ホールディングスの傘下に入ることで資本のねじれを解消しましたが、ヤマハとヤマハ発動機の場合、業務内容があまりにも違うこともあり、統括会社ではなく、信用できる大株主に株を保有してもらう方法を選んだようです。
まあ、ヤマハの場合、長い間経営が苦しい時代が続いたこともあり、過去にもトヨタ自動車にヤマハ発動機の株式5%を売却していますが、今回は売却益狙いというよりは株式持合いの復活といった意味合いの方が強いのではないでしょうか。
グループの有力会社を乗っ取られないための苦肉の策とはいえ、会社法の改正による企業買収の緩和はヤマハグループにも大決断を迫ることになったようですね。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070521AT1D2107N21052007.html
ヤマハとヤマハ発動機は21日、両社間の資本関係を見直すと発表した。ヤマハが保有するヤマハ発株の一部を三井物産などに売却し出資比率を22.7%から14.9%に引き下げる一方、ヤマハ発は5%を上限にヤマハ株を取得する。ヤマハ発の株式時価総額が親会社であるヤマハを上回る「資本のねじれ」を解消することで、買収されるリスクを軽減する。
ヤマハ発株の3.0%を二輪車の海外事業で関係の深い三井物産に、残り4.8%を証券会社を通じて機関投資家などに売却する。ヤマハ発はヤマハの持ち分法適用会社から外れ、ヤマハ発の業績はヤマハの決算に反映しなくなる。この結果、2008年3月期連結決算でヤマハの経常利益は当初予想から160億円減少する見通しだ
同じく親会社と子会社とで資本規模が逆転していたイトーヨーカ堂とセブンイレブンは統括会社のセブン&アイ・ホールディングスの傘下に入ることで資本のねじれを解消しましたが、ヤマハとヤマハ発動機の場合、業務内容があまりにも違うこともあり、統括会社ではなく、信用できる大株主に株を保有してもらう方法を選んだようです。
まあ、ヤマハの場合、長い間経営が苦しい時代が続いたこともあり、過去にもトヨタ自動車にヤマハ発動機の株式5%を売却していますが、今回は売却益狙いというよりは株式持合いの復活といった意味合いの方が強いのではないでしょうか。
グループの有力会社を乗っ取られないための苦肉の策とはいえ、会社法の改正による企業買収の緩和はヤマハグループにも大決断を迫ることになったようですね。
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