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モス、600円前後の「高級バーガー」強化

2006-09-30 07:32:06 | Weblog
モス、600円前後の「高級バーガー」強化 2006年9月28日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20060927AT1D270BH27092006.html
 「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは高価格商品を集約し販売を強化する。時間限定で扱う1個1000円の高級ハンバーガーは廃止する一方、10月6日から600円前後の新商品を終日販売とし、高価格ハンバーガー全体の売り上げを3倍の約40億円に引き上げる。同時に現在、117あるメニューを店舗によっては15%程度減らせるようにし、店舗負担を軽減。FC店の高級店への転換を加速する。
 モスは2003年から高級ハンバーガー「匠味(たくみ)」シリーズの販売を開始。04年から始めた高級店「緑モス」専用の象徴的な商品として販売してきた。「緑モス」はゆったりした店舗で食事を楽しめる店として、従来店からの切り替えを進めている。
 従来の匠味は610―1000円の6品目あるが、すべて廃止する。10月6日から発売する580円と640円の2品目はハンバーグの質と量を改善するが、具材は従来の9、10種類から5種類に減らす。調理の手間が省けるため、従来は販売できなかった昼など混雑時でも販売できる。


ニュースリリースはこちら 
http://www.mos.co.jp/company/pr_pdf/pr_060927_1.pdf

 マクドナルドもロッテリアもハンバーガーの価格帯は一番高いものでも300円近辺と、学生でも気軽に利用できる価格帯に設定していますが、モスバーガーは、580円と640円(チーズ入り)と従来の匠味シリーズを簡素化したうえで、全国1441店舗で数量や時間帯を限定しないで、全時間帯で販売するようですね。
 確かに1000円の匠味十段は豪勢ですが、普通の女性だと持て余すのでは…という量ですし、具も、ハンバーグ・目玉焼き・ベーコン・オニオン・レタス・トマトと、作るほうも大変だったと思います。
 新しいシリーズは、写真を見ている限りでは、ハンバーグとオニオンのみのシンプルな構成にすることで、混雑する昼間にも提供できるようにする狙いかと思いますが、この方針転換は吉と出るでしょうか、それとも凶と出るでしょうか…。
 もの珍しさで注文していた層はシンプルになりすぎて、むしろ価格帯の高さから離れていく可能性が高いと思いますが、ハンバーグの厚みは他の店では中々味わえないだけに、薄いハンバーグに慣れた消費者には新鮮に映るかも…。580円・640円という価格もハンバーガーを食べたいけど、ちょっとだけ贅沢したいという気分の時には手頃かもしれませんね。


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