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ベルル共済関連ニュース × 2

2006-11-06 13:30:53 | Weblog
ベルル共済問題:現金収納、本部が支配--高知支社支店長代理に聞く /高知 2006年11月5日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061105-00000165-mailo-l39
◇営業停止から2週間--分からない掛け金の行方
 四国4県で不特定多数の会員に生命共済などを販売していたベルル生命医療保障共済会(本部・徳島市)が営業停止してから2週間が過ぎた。近く強制捜査が予定されているが、県内では会員が同共済会の運営会社「ベルルライフサービス」の幹部を相手取って刑事告訴する準備を進めている。四つの営業拠点で唯一、社員が自主的に出勤している高知支社(高知市)の支店長代理(43)に、営業実態について聞いた。

■その日に本部送金
 共済掛け金などが支社窓口に持ち込まれると、その日のうちに銀行窓口へ行き、ベルルの口座に送金した。銀行窓口が閉まっている時間帯なら、カードを使って送金するなどし、支社に現金を残すことはなかった。
 支社の家賃や電気代などは、請求を受けると、支社で書類を作って徳島の本部に送り、本部が振り込んでいた。また、顧客から共済金支払いの請求を受けると、店頭などで作った書類を徳島本部へ送り、本部が振り込んでいた。現金の収納はすべて、本部が取り仕切っていた。

■「再保険掛けている」と社長ら説明
 従業員が集めた金はすべて、徳島市の本部へ送っていた。社長や女性役員が高知支社を訪れた際、「運用を社外にお願いしている」「再保険も掛けている」との説明を再三受け、それを信じていた。
 「なぜ?」と思われるかもしれないが、保険会社でも、どこのファンドマネジャーに資金運用を任せているか、外回りの外交員は知らないと思う。10月中旬に女性役員が徳島市内の病院に入院したと聞いた。見舞いに訪ねた時にそのことを聞くと、「(共済販売を始めた)最初のころは運用していたのだが……」と言ったきり沈黙した。本部に集まった掛け金がどのようになったのか、支社では分からないのが現状だ。

■集めた金は35億円以上?
 共済事業を始めた99年からこれまでに受け取った共済掛け金は、四国内の他支店などから営業停止直前に集めた数字を積み上げると、計約35億円になる。しかし、このうち、高知支社分(19億~15億円)を除く分は、各支社の営業が停止しているため、今では詳しい集計が難しい。警察など当局に動いてもらうしかないのではないか。

■説明のため支社営業
 営業停止の指示は、10月19日昼ごろに、グループ役員から電話で受けた。その会社にいた自分が言える立場ではないが、お客さんには本当に申し訳ないこと。お客さんにおわびして少しでもお金が戻るよう努力するとともに、不安が小さくなるよう、説明する責任があると思った。お客さんと付き合って営業をしてきたので、放っておくことはできない。

■本部の実態分からず
 高知支社には99年9月から勤務している。高知支社は、現在のビルで既に営業していて、亡くなった社長から面接を受けた。それから高知支社でのみ勤務し、本部に行くことはほとんどなかった。ところが、今春、徳島の本部に入った新入社員について、女性常務から「ちょっと見てやって」と仕事を教えるよう言われて、月1回ぐらい、日帰りで高知と徳島を行き来していた。
 先月中旬、女性常務を病院に見舞った後、徳島県警を訪ね、状況を説明した。警察が動いてくれて、何とか顧客のお金を確保できたらという考えからだ。


ベルル共済問題:徳島弁護士会が被害者説明相談会 捜査の進展待ち対応 /徳島 2006年11月5日 毎日
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061105-00000167-mailo-l36
◇被害状況、経緯などアンケート
 「ベルル生命医療保障共済会」(本部・徳島市東大工町1)の営業停止問題で、徳島弁護士会が4日、徳島市徳島町1の市文化センターで被害者説明相談会を開き、約150人が参加した。
 同会の篠原健・消費者問題対策委員長が経過を述べた後、今後の対応として、「集金方法などが詐欺罪などに当たるとして刑事責任を追及する方法や、損害賠償請求で民事責任を問う方法、債権者の立場で破産申し立てを行い、破産管財人に資産を調査してもらう方法がある」と説明。「現時点では警察の捜査の進展を待ってからの対応になる」と話した。
 その後、参加者からは「掛け金は戻ってくる可能性があるのか」「社長が死んでいる状態で責任者は誰になるのか」など質問が出た。
 委員会では今回の参加者に被害状況や加入に至る経緯などのアンケートを行い、結果を分析した上で、再度、説明会を開催して今後の方針を決める予定。

◇老後に備えたお金、内容もしっかり…
 市文化センター前には、開場1時間前から被害者が詰めかけ、長い列が出来た。
 佐那河内村の女性は00年8月、介護医療共済に加入。毎月1万円を支払っていたが、同共済会の営業停止を知り、ショックで数日間、寝込んだという。「みんな、老後のためのお金を預けていたのに、その弱みに付け込まれた」と声を荒げた。
 また、小松島市内の男性警備員は03年8月、チラシを見て入院保障商品に加入。毎月3240円を払っていた。「終身保障で内容もしっかりしていると思った。加入後、すぐに女性常務が家に来たが、無認可共済だという説明はなかった。実直そうな人で、まさかこんなことになるなんて」と肩を落としていた。


 ベルル共済絡みの記事があったので紹介します。高知支社は全体で35億以上集めた中で、19億~15億円を集めるなど、支社の規模としてはかなり大きなものだったようですが、実態は事実上の出張所扱いで、支店長代理の言い分を信じるならば、何の権限も与えられていなかったようです。
 そうなると本社の一部の人間がお金の流れを牛耳っていたようですし、掛金の返還は個人的にはかなり厳しくなってきたのではないかと…。被害に遭われた方の生の声を聴いていると本当に心が痛みます。

ベルル共済に係る専用相談窓口の設置 徳島県 はこちら
http://www.pref.tokushima.jp/Generaladmin.nsf/topics/89246E8E20735FB4492572130022A484?opendocument


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