ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

イオン、関西の食品スーパー「光洋」買収 

2007-12-29 18:33:07 | Weblog
イオン、関西の食品スーパー「光洋」買収 2007年12月15日 産経
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/071214/biz0712142010019-n1.htm
 スーパー大手のイオンは14日、大阪、兵庫で食品スーパー27店舗を運営する光洋(大阪市西区)を買収すると発表した。同社が強みとする生鮮食品などのノウハウを取り込み、品ぞろえや品質の強化につなげる。一方、光洋はイオンの傘下入りすることで、競争が激化している関西地域での生き残りを目指す。
 イオンは17日付で、光洋の発行済み株式の89・9%を、落合梅彦会長ら創業家一族から約150億円で取得、子会社化する。落合会長や落合克彦社長ら現経営陣は変わらず、店舗名も変更しない。イオンから一部、役員を送り込むという。
 光洋は昭和48年設立で、阪神エリアを中心に高品質の生鮮食品、加工食品などを扱うスーパーを展開。平成19年8月期の業績は、売上高423億円、営業利益11億円といずれも過去最高だった。
 同日行われた会見で落合会長は、「競争が厳しく、今後の成長を考えると規模の拡大が不可欠」と説明。「イオンの持つ商品の購買力や開発力、店舗開発力などを活用したい」とした。買収の話は、落合会長から持ちかけたという。
 一方、スーパー2強の一角として、M&A(企業の合併・買収)で規模拡大を進めるイオン。岡田元也社長は「(首都圏などと比べ)遅れている関西の食品スーパー事業を強化する」と買収の目的を説明。「都市型店舗の運営ノウハウや生鮮食品に対する考え方に注目した」と、傘下に収める光洋の強みを語った。
 今後、イオンは光洋の持つ生鮮食品などのノウハウをグループ内で生かす。一方、光洋はイオンの資本力を背景に出店ペースを加速、「60店舗体制で、売上高1000億円を目指す」(落合会長)考えだ。


 光洋といえば、大型の食品スーパーを大阪と兵庫に広域展開しているチェーン店(設立は昭和48年)ですが、イオンの傘下に入るようです。イオンの場合、買収会社に自治権を与えた上で、経営者の引退や業績が大幅悪化した時に、本体に取り組むパターンが多いのですが、今回もそのパターンでしょうか…。
 スーパーも高級品をメインに取り扱うといった、お客さんの方からお店を選んでもらい足を運んでもらえるような高級店は別にしても、一般のお客さんを主要顧客とするようなお店では、どうしても購買力がモノをいってきますし、大型スーパーを頂点にグループ再編されていきそうですね。


コメントを投稿