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横浜市長選は現職林氏圧勝

2013-08-26 06:27:41 | Weblog
横浜市長選:2期目へ林氏「取り組みを進化」、陣営に歓喜の輪 2013年8月26日 神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1308260006/
 25日に投開票された横浜市長選。2期目の再選を果たした林文子氏(67)の陣営では、大差での勝利に支援者の歓喜の輪が広がった。一方、もう1人の主要候補、元市議の柴田豊勝氏(66)は「手応えはあったが力不足だった」と振り返った。
 横浜市中区のビル6階にある林氏の事務所では午後8時に当選確実のニュース速報が流れると、集まった多くの支援者が立ち上がり、大きな拍手が上がった。
 笑顔で登場した林氏は関係者に囲まれて万歳三唱で勝利を分かち合った。
 林氏は「短い期間に市民から温かい言葉も厳しい言葉ももらった。1期目4年間の取り組みを進化させたい。市会の皆さんにも今後、是々非々で厳しい指導をいただきたい」と述べ、推薦を受けた自民、公明、民主の議員らに感謝の意を伝えた。
 2期目について、林氏は「切れ目のない子育て支援、超高齢社会への方策もしっかり行う」と述べた。また、低迷した投票率については「全力で戦ったが結果を受け止めたい。市民の声を聞くこと、私の声がじかに届くような場をつくりたい。2期目の課題だ」とした。

横浜市長選:柴田氏「手応えあったが…」、訴え浸透しきれず 2013年8月26日 神奈川
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1308260007/
 柴田豊勝氏は午後8時すぎ、横浜市神奈川区の会館で「手応えはあったが、得票まで至らなかった。残念」と敗戦の弁を語った。
 現職市長との事実上の一騎打ちとなった選挙戦。高速道路建設などの大型公共事業や新市庁舎建設への反対姿勢を強調する一方、中学校給食の実現や小児医療費助成の拡大など福祉・教育への方針転換を訴えたが、浸透しきれなかった。
 柴田氏は「われわれの力不足。もっと力をつけなくてはいけない。暑い中、支持者の皆さまには協力いただき感謝している」と思いを述べた。
★神奈川県横浜市 市長選挙結果
当 林文子   694360 無現
  柴田豊勝  134644 無新
  矢野未来歩  19259 無新


 神奈川県横浜市は人口約370万人の県都で、市長選は現職で再選を目指す自民・民主・公明が推薦する67歳の林文子氏に、元市議で共産が推薦する66歳の柴田豊勝氏、コンビニ経営で38歳の矢野未来歩氏の2新人が挑むも、
 横浜方式による待機児童解消問題で平成22年には1552人で全国ワーストだった保育所待機児童数をゼロにした実績などを強調した林文子氏が69万4360票を獲得して
 中学校給食の実施や小児医療費を小学校6年生まで無料化。住宅リフォーム助成制度の創設などを公約に掲げて13万4644票を獲得した柴田豊勝氏 に実に6.15倍の圧倒的大差をつけて危なげなく再選。
 「日本一女性が輝ける、ストレスフリーの家事・育児50%の先駆的モデル」となるよう、 男性の料理教室、イクメンの養成に力を注ぎ、『好かれる男性』育成への支援を加速させると共に、市と県との二重行政を逆手にとり、県税、市民税のダブル減税、トリプル減税で新規の企業を積極誘致。減税しながら税収増と雇用の一挙両得を狙うと述べた矢野未来歩氏は1万9259票の獲得に留まりました。

 まあ、実質的な林氏への信任投票状態だったと思いますが、挑戦者も共産党の公認候補と名古屋市北区でコンビニ経営をしている方。
 コンビニ経営者の矢野未来歩氏の公約に至っては読んでいる分には興味深いものの、前回林氏を支持した若手有権者から票を奪える程画期的なのかと聞かれれば、現職は今できることを現に成し遂げ、保育コンシェルジュ制度も導入するなど他の政令指定都市よりも余程子育て支援に取り組んでいて1期目としての実績は十分評価に値すると思いますし、正直同じ土俵で戦っても知名度や実績の差で勝負にならないかと。
 投票率はこれまでの同市長選で最低の29.05%となったものの、2期目に入る林氏にとっては無関心層にどう関心を持ってもらうかがある意味最大の勝負になるでしょうか。


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