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NY原油、105ドル台 今年2番目の上昇幅

2008-09-20 14:05:26 | Weblog
NY原油、105ドル台 今年2番目の上昇幅 2008年9月20日 共同通信
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080920/fnc0809200848005-n1.htm
 19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は3日続伸し、指標となる米国産標準油種(WTI)10月渡しが一時、前日比7ドル超も急騰、1バレル=105ドル台をつけた。終値は6・67ドル高の1バレル=104・55ドルで、上昇幅は6月6日(10・75ドル)に次いで今年2番目。
 米政府による金融市場対策が景気を下支えし、需要が安定するとの見方から買いが膨らんだ。メキシコ湾を襲ったハリケーンによる石油関連施設の操業停止などの供給懸念も買い材料視された。市場関係者は「今後も金融市場の動向が焦点になる」(米アナリスト)としている。



 一方、19日のNY原油は、金融市場対策が景気を下支えすることで原油の需要も安定するとの思惑から、一時前日比7ドル超も急騰し、終値ベースでも前日比6.67ドル高の1バレル104.55ドルで終了。
 まあ、こちらも実需に基づく上昇ならば仕方ないのですが、16日のNY原油の終値が91.15ドル(一時90.51ドルまで下落 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=ATQ2INYPC 17092008&g=MH&d=20080917)で、わずか3日間で13.4ドルも急騰するという異常事態ですし、投機資金の流入はかなり規制強化はされているはずですが、それでもここまで上げ幅が大きいと、投機資金が再び上手く紛れ込んでいると考えるのが妥当ではないでしょうか…。

 まあ、原油価格も当面1バレル110ドルくらいまでで落ち着いてくれるならば、お仕事でガソリンや原油を使う業界への影響もそれ程緊迫しないと思いますが、もし灯油需要が増える冬場を迎える前に、再び原油価格が1バレル140ドル台、150ドル台にまで上昇するようなことがあったら、本格的な需要を迎える冬場などは、プライベート需要ばかりでなく、ビジネス現場まで直撃しかねないだけにこの動きは少し心配ですし、OPECの減産主張派に対する牽制も、原油価格の上昇幅次第では必要になってくるのかもしれませんね。


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