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「ゆっくり寝たい」慣れぬ避難生活、高齢者にズシリ 

2007-03-28 10:42:12 | Weblog
「ゆっくり寝たい」慣れぬ避難生活、高齢者にズシリ 2007年3月28日 日経
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070327it14.htm?from=top
 能登半島地震は27日、発生から3日目を迎え、各地の避難所で、お年寄りらが疲労の色を濃くしている。
 25か所の避難所に計約1480人と最も多くの避難者を抱える石川県輪島市では、夜になって雨が降り、破損した自宅への雨漏りや土砂崩れなど心配も募るばかり。「戻れるなら、自宅でゆっくり寝たい」。車中泊をする人も現れており、輪島市は被災者の体調管理のため救護本部による巡回などを続ける。
 輪島市門前町黒島町の黒島公民館に避難している西川好良さん(78)は、畳1畳分のスペースに毛布で寝る生活。60畳の和室大広間に約50人が隣り合わせで寝返りにも気を使う。被災前は一人暮らしだっただけに、「なかなか寝付けず、1時間ぐらいで目が覚めてしまう」という。
 同市門前町浦上の「あすなろ交流館」では小谷ちかさん(82)が、26日夜まで4世代7人の家族で過ごした。2晩は2人のひ孫と寝たが、「夜泣きすると周りの人たちの迷惑になると思い、今日から孫の嫁とひ孫たちは金沢の実家に行った」と話した。
 門前町地区は65歳以上が半数近い地域。公民館や体育館など限られた空間のうえ、プライバシーもない環境に、持病を抱えたお年寄りから、疲労や不安の声が漏れ始めている。輪島市門前総合支所には「一睡もできずに頭痛がする」「疲れて動く気がしない」などと訴える声も届いている。
 輪島市役所にあった救護本部は26日、「門前町の被害が大きい」として、門前総合支所に移された。本部には8医療機関が参加し、巡回診療を行っている。
 新潟県中越地震では死者67人のうち、倒れた家屋の下敷きになるなど地震が直接の死因となったのは16人。残りの51人は避難生活によるストレスや疲労、エコノミークラス症候群などによる関連死だった。
 窮屈な環境が招くとされるエコノミークラス症候群などを防ぐため、保健師は避難者の健康維持に工夫を凝らしている。市立門前西小学校では27日、保健師の指導でお年寄りら約50人が約30分間、手を回したり伸ばしたりといった体操をした。救護本部に加わる長岡赤十字病院の内藤万砂文・救命救急センター長は、「お年寄りは我慢して不調や不安を表に出さない人が多いので、こまめに気遣うことが大切」と話す。
 一方、自衛隊は、給水車十数台で1日当たり約36トンの水を被災者に届けるなど支援活動を行っている。新潟県中越地震ではテントを貸し出したが、今回は避難所が十分用意されているため、テントの用意はしていないという。


 今朝(28日)も朝の午前8時8分頃輪島で震度5弱を記録する地震があり、被災された住民は心が休まらないのではないかと思いますが、もうそろそろ避難所生活にも負担を感じる地域の住民の方がかなり出てきているようで、今度はメンタル面でのケアの心配も必要です。
 また朝方は結構冷え込むようですが、ガスストーブは余震が怖くて付けられない状態で、心のケアだけでなく体への負担も深刻。
 勿論地元で商売している人への援助も大切なのですが、やはり電気やガスの復帰と、安全して住むことができる仮設住宅の整備を最優先で急がなければならないと思います。


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