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ブルドック株:871円乱高下 買収防衛策発動巡り 

2007-07-06 11:01:14 | Weblog
ブルドック株:871円乱高下 買収防衛策発動巡り 2007年7月5日 毎日夕刊
http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/kinyu/news/20070706k0000m020066000c.html
 5日の東京株式市場で、ブルドックソース株が499円から1370円と871円も乱高下した。米系投資ファンドのスティール・パートナーズによる株式公開買い付け(TOB)と、対抗するブルドックの買収防衛策発動を巡り、投資家の思惑が交錯したためだ。
 防衛策は、スティールを除く一般株主に1株あたり三つの新株予約権を発行するため、発動されると発行済み株式数が4倍弱に増える。しかも、新株予約権の割り当てを受ける株主は前日で確定し、この日買っても割当はないから、理論上1株当たりの価値は約4分の1になる。そこで、取引開始直後は売りが先行し、前日終値比980円安の499円まで急落した。
 しかし、その後、東京高裁が防衛策差し止めの仮処分を決定した場合には株価が急騰するとの思惑が広がり、一時は1370円まで回復。結局、同154円安の1325円の売り気配で取引を終えた。高裁の決定は来週にも出る見通しだが、市場では「決定まで乱高下が続くのでは」(大手証券)との見方が広がっている。


 一瞬、『何? この急激な株価の変動は???』と思いましたが、新株予約権の権利落ちの影響で、株価の寄り付きは、前日の終値から3分の1近い値段の500円で取引がはじまったようです。もっとも、その後、『もし、東京高裁が防衛策差し止めの仮処分を決定した場合には株価が急騰する』との思惑が広がり、結局、終値は前日比114円安の1365円で終了。まだ適当な値段を巡ってその落としどころを探っている模様ですが、最終的にはどのあたりに落ち着くのでしょうか。
 まあ、デイトレーダー以外で、今ブルドックソースの株式を転売目的で保有しているチャレンジャーな個人投資家さんはあまりいないと思いますが、しばらくは株価の動きに要注目です。


新株予約権無償割当ての権利落ち日以降における当社株式の売買に関するお知らせ はこちら
http://company.nikkei.co.jp/disclose/redirect_dis.cfr?ano=47040cd&t=http://ir.nikkei.co.jp/irftp/data/tdnr2/home/oracle/80/2007/47040cd/47040cd0.pdf


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