おので切りつけ相次ぐ 凶行はアニメの影響? 2007年9月25日 産経
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070924/jkn070924016.htm
未成年がおので親を切りつける事件が相次いだ。京都府警南署の巡査部長(45)が京田辺市の自宅で殺害されてから、25日で1週間。就寝中の父をおので襲った凶行について、二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話した。理由は「父の女性関係が嫌だったから」。捜査幹部は「彼女なりの論理なのか」と理解に苦しんでいる。
おのは、犯行の5日前に買い、自室に隠し持っていた。犯行前には「返り血が目立たないよう」黒のワンピースに着替えていた。
この事件では、マンガ化・アニメ化されたゲームの影響が、インターネットの掲示板などで指摘されている。主人公の少女が振り回すおのが象徴的に使われ、猟奇的なシーンを問題視する声もある。事件後、一部テレビ局で同作のアニメ放映が休止された。
二女は「ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)」と呼ばれる作中の主人公が身にまとっていた黒ずくめの衣装に興味を持っていたことも判明。絵が得意で、マンガやアニメにも強く興味を抱いていたとみられている。
専門家らによると、長野の事件は、アニメなどの影響というよりは、「単に京都の事件に触発されたのでは」との声も上がるが、犯罪社会学が専門の間庭(まにわ)充幸・静岡大学名誉教授は「ゲームが少年犯罪に与える影響は以前から指摘されてきた。京都や長野の事件にも影響を与えていたかもしれないことは十分に考えられる」と指摘する。
その一方で、間庭教授は、「今の少年たちはインターネットのような素早い反応ばかりを求めて心の余裕がなくなっている」と話す。対話が苦手で家族とのコミュニケーションさえも満足にとれず、親子関係の崩壊につながるケースも増えているという。
こうした状況が続くと、日常生活の中でも「嫌いだから」といった短絡的な理由で「親をおので切りつけるような猟奇的な犯罪が起きやすくなる」と話している。
先の記事と多少重複するかもしれませんが、この話題についてもう少し。
2つ目の斧事件が起きてから、この手の社会的マイノリティの価値観を否定する反応がワイドショーのコメンテーターあたりから出てくることは予想していましたが、こちらはワイドショーではなく、新聞誌面という長期間記録に残る文字媒体だけに、この手の差別意識はより危険ですし、反面教師としてあえて、私のブログでも反論を中心にコメントしたいと思います。
まず、1つ目の突っ込みですが、この記事を書いた人ですが、ゴシックロリータ(ゴスロリ)文化とアニメ文化とをごちゃ混ぜにしています…(苦笑
もともと、このゴスロリという文化は、特定のアーチストのファンがアーチストと一体感を持つためにコンサート会場などで始めたもので、アニメに取り入れられたとしてもそれは後追い。まがりなりにも記事を書く以上、最低限でもそのくらいのことは、きちんと調べてからにしてほしいと思います。
次に放送時間帯。放送中止を余儀なくされた両アニメ番組は、深夜の時間帯に放送されているいわゆる深夜アニメというジャンルで、少なくともまともに中学校や高校に通っている学生がリアルタイムで見るような時間帯には放送していませんし、子供に見せたくないのならば、最初から家庭内でルールを作ればいいだけのこと。(ちなみにウチの姉は、くれ○んし○ちゃん だけは教育上良くないということで見せない。アニメは録画も含めて原則夜の9時までという家庭内ルールを作っています)
中には親の目を盗んで録画する子供もいるかもしれませんが、そこまで細かくチェックすることは困難でしょうし、もしそれが原因でおかしな趣味や言動に走るようならば、それはそれまでの親の育て方の方がむしろ責められることかと思います。
最期に3つ目。以前も触れましたが、なぜアニメばかりが叩かれるのでしょうか?
世の中にはジェイソンシリーズのように、子供には見せたくない残虐シーンを映した映画が氾濫しています。勿論レンタルビデオショップでR18指定をかけることは可能ですが、問題は、親の側が子供にこういった番組を見せないように日頃から気を配っているのかということ。いくら放送する側が気をつけていても、親の側がノーガードで、両親の側で小さい子供が一緒に見ていることを容認すれば、そのことが原因で子供の性格形成に影響を与える可能性がありますが、そちらの側についての論調がほとんどされていない事が気になります。もし青少年の犯罪増加がアニメを含めたこの手の番組の影響を受けているのだとすれば、アニメという特定の分野だけを感情的に叩くのではなく、この分野全体をどう規制していくのか、客観的なルール作りをすべきではないでしょうか。
こういった話題は、FPブログとしては適切な話題ではないかもしれません。ただ生命保険の加入も ほんの10年ほど前までは、学校を卒業して入社してきたら、男性は問答無用で日本の大手生命保険会社の保険募集人から勧誘のアラシを受け『お兄さん! 就職したんだから、死亡保障3000万円くらい入るのは当たり前だよ! 若い内に入った方が得だよ!』との募集人の都合を強引に押し付けられ、その価値観が受け入れられない人は変人扱いされ、素直な人は言われるままに何度も募集人都合による特約てんこもりの保険の見直し?をさせられて、実質食い物にされる時代が数十年間続いてきました。
『みんなそうしているから』『当たり前』という言葉は、しばしば使う側の都合で悪用される可能性があることを、私達はもっと実感すべきではないかと思います。
周囲が正しいと信じていることは、本当に正しいことなのでしょうか? 時代が変われば価値観もどんどん変わっていきます。一FPとしては、これまでの既成概念に縛られるのではなく、読者であるあなたにとって正しいことを取捨選択して(勿論他人に迷惑をかけない程度という大前提つきですが…)、一度しかない貴重な人生をまっとうして欲しいと思います。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070924/jkn070924016.htm
未成年がおので親を切りつける事件が相次いだ。京都府警南署の巡査部長(45)が京田辺市の自宅で殺害されてから、25日で1週間。就寝中の父をおので襲った凶行について、二女(16)は逮捕された直後「後悔していない」と話した。理由は「父の女性関係が嫌だったから」。捜査幹部は「彼女なりの論理なのか」と理解に苦しんでいる。
おのは、犯行の5日前に買い、自室に隠し持っていた。犯行前には「返り血が目立たないよう」黒のワンピースに着替えていた。
この事件では、マンガ化・アニメ化されたゲームの影響が、インターネットの掲示板などで指摘されている。主人公の少女が振り回すおのが象徴的に使われ、猟奇的なシーンを問題視する声もある。事件後、一部テレビ局で同作のアニメ放映が休止された。
二女は「ゴシック・ロリータ(ゴスロリ)」と呼ばれる作中の主人公が身にまとっていた黒ずくめの衣装に興味を持っていたことも判明。絵が得意で、マンガやアニメにも強く興味を抱いていたとみられている。
専門家らによると、長野の事件は、アニメなどの影響というよりは、「単に京都の事件に触発されたのでは」との声も上がるが、犯罪社会学が専門の間庭(まにわ)充幸・静岡大学名誉教授は「ゲームが少年犯罪に与える影響は以前から指摘されてきた。京都や長野の事件にも影響を与えていたかもしれないことは十分に考えられる」と指摘する。
その一方で、間庭教授は、「今の少年たちはインターネットのような素早い反応ばかりを求めて心の余裕がなくなっている」と話す。対話が苦手で家族とのコミュニケーションさえも満足にとれず、親子関係の崩壊につながるケースも増えているという。
こうした状況が続くと、日常生活の中でも「嫌いだから」といった短絡的な理由で「親をおので切りつけるような猟奇的な犯罪が起きやすくなる」と話している。
先の記事と多少重複するかもしれませんが、この話題についてもう少し。
2つ目の斧事件が起きてから、この手の社会的マイノリティの価値観を否定する反応がワイドショーのコメンテーターあたりから出てくることは予想していましたが、こちらはワイドショーではなく、新聞誌面という長期間記録に残る文字媒体だけに、この手の差別意識はより危険ですし、反面教師としてあえて、私のブログでも反論を中心にコメントしたいと思います。
まず、1つ目の突っ込みですが、この記事を書いた人ですが、ゴシックロリータ(ゴスロリ)文化とアニメ文化とをごちゃ混ぜにしています…(苦笑
もともと、このゴスロリという文化は、特定のアーチストのファンがアーチストと一体感を持つためにコンサート会場などで始めたもので、アニメに取り入れられたとしてもそれは後追い。まがりなりにも記事を書く以上、最低限でもそのくらいのことは、きちんと調べてからにしてほしいと思います。
次に放送時間帯。放送中止を余儀なくされた両アニメ番組は、深夜の時間帯に放送されているいわゆる深夜アニメというジャンルで、少なくともまともに中学校や高校に通っている学生がリアルタイムで見るような時間帯には放送していませんし、子供に見せたくないのならば、最初から家庭内でルールを作ればいいだけのこと。(ちなみにウチの姉は、くれ○んし○ちゃん だけは教育上良くないということで見せない。アニメは録画も含めて原則夜の9時までという家庭内ルールを作っています)
中には親の目を盗んで録画する子供もいるかもしれませんが、そこまで細かくチェックすることは困難でしょうし、もしそれが原因でおかしな趣味や言動に走るようならば、それはそれまでの親の育て方の方がむしろ責められることかと思います。
最期に3つ目。以前も触れましたが、なぜアニメばかりが叩かれるのでしょうか?
世の中にはジェイソンシリーズのように、子供には見せたくない残虐シーンを映した映画が氾濫しています。勿論レンタルビデオショップでR18指定をかけることは可能ですが、問題は、親の側が子供にこういった番組を見せないように日頃から気を配っているのかということ。いくら放送する側が気をつけていても、親の側がノーガードで、両親の側で小さい子供が一緒に見ていることを容認すれば、そのことが原因で子供の性格形成に影響を与える可能性がありますが、そちらの側についての論調がほとんどされていない事が気になります。もし青少年の犯罪増加がアニメを含めたこの手の番組の影響を受けているのだとすれば、アニメという特定の分野だけを感情的に叩くのではなく、この分野全体をどう規制していくのか、客観的なルール作りをすべきではないでしょうか。
こういった話題は、FPブログとしては適切な話題ではないかもしれません。ただ生命保険の加入も ほんの10年ほど前までは、学校を卒業して入社してきたら、男性は問答無用で日本の大手生命保険会社の保険募集人から勧誘のアラシを受け『お兄さん! 就職したんだから、死亡保障3000万円くらい入るのは当たり前だよ! 若い内に入った方が得だよ!』との募集人の都合を強引に押し付けられ、その価値観が受け入れられない人は変人扱いされ、素直な人は言われるままに何度も募集人都合による特約てんこもりの保険の見直し?をさせられて、実質食い物にされる時代が数十年間続いてきました。
『みんなそうしているから』『当たり前』という言葉は、しばしば使う側の都合で悪用される可能性があることを、私達はもっと実感すべきではないかと思います。
周囲が正しいと信じていることは、本当に正しいことなのでしょうか? 時代が変われば価値観もどんどん変わっていきます。一FPとしては、これまでの既成概念に縛られるのではなく、読者であるあなたにとって正しいことを取捨選択して(勿論他人に迷惑をかけない程度という大前提つきですが…)、一度しかない貴重な人生をまっとうして欲しいと思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます