日銀総裁に白川氏昇格・政府案提示、「渡辺副総裁」なお調整 2008年4月8日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080408NT002Y94507042008.html
政府は7日夕、空席となっている日銀総裁に白川方明副総裁(58)を昇格させ、後任の副総裁に渡辺博史一橋大教授(58)を充てる人事案を国会に提示した。民主党は白川総裁案に賛成する方向。政府は9日の衆参両院本会議での国会同意を踏まえて直ちに総裁に任命する見通し。渡辺副総裁案には民主党内に賛否両論があり、先行きはなお不透明だ。
政府は3月以降、総裁候補として大蔵・財務次官経験者である武藤敏郎前日銀副総裁と田波耕治国際協力銀行総裁を2度にわたり提示。いずれも「財政と金融の分離」の厳格適用を掲げる民主党などの反対で不同意となり、日銀総裁は3月20日から戦後初の空席となっている。
日銀人事 「渡辺副総裁」に民主不同意強まる 2008年04月08日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0407/TKY200804070222.html
政府は7日、日本銀行の総裁に白川方明(まさ・あき)副総裁(58)を昇格させ、白川氏に代わる副総裁に前財務官の渡辺博史・一橋大院教授(58)を充てる人事案を正式に国会に提示した。民主党は白川総裁は同意する方針。ただ、小沢代表は財務省出身の渡辺氏の副総裁起用に反対しており、不同意となる公算が大きくなっている。
政府は、渡辺副総裁案への民主党の出方を見極めるため、7日昼に予定していた提示を夕方に遅らせた。政府・与党内には、渡辺氏同意の見通しがなければ、提示の先送りや白川総裁のみの提案にとどめるべきだとの意見もあった。しかし、正副総裁のうち1人は、財政に通じた財務省出身者を充てるべきだとの首相の強い意向もあり、同意の確証がないまま、「白川・渡辺案」の提示に踏み切った。
福田首相は記者団に、白川氏昇格の理由について「日銀の生え抜きで、非常に優秀な方。総裁としてもふさわしい」と説明。「財務省からの天下り」などとして、民主党内に異論がある渡辺氏の起用には「能力、経験、人柄と申し分のない人だ。人物本位で考えた」と述べ、「常識的には同意してくださると思う」と民主党の協力に期待した。
衆参両院の議院運営委員会は8日、白川、渡辺両氏から所信を聴取。9日の両院本会議で白川総裁の同意が得られれば、約3週間ぶりに総裁空席が解消されることになる。政府は9日中に総裁に任命し、11日にワシントンで開かれる主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に出席させたい考えだ。
一方、民主党は7日夜、小沢代表や鳩山由紀夫幹事長ら4役が対応を協議。この日は結論を持ち越し、8日の所信聴取後に最終的な対応を決める。鳩山氏は会議後、「(渡辺氏への同意は)簡単ではないという雰囲気がある」と語った。
同党内では「財務省出身だから即不同意という機械的な話はあり得ない」(仙谷由人・同意人事検討小委員長)と渡辺副総裁を容認する意見が多いが、山岡賢次国会対策委員長や輿石東参院議員会長らも異論を唱えており、最終的には小沢氏の意向を踏まえ、渡辺氏への不同意を決めるとの見方が広がっている。
社民党は白川氏は同意、渡辺氏は不同意を決め、共産党は両氏とも不同意の方向だ。
「渡辺副総裁」火種残す・民主、ねじれる論理 2008年4月8日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080408AT1C0700D07042008.html
政府は7日、日銀総裁・副総裁の3度目の人事案提示にこぎ着けた。しかし民主党は態度決定を8日に持ち越し、副総裁候補に渡辺博史前財務省財務官を充てる案への対応で火種を残している。「天下り廃止」を前面に出す小沢一郎代表だが、日銀人事で財務省OBをどう扱うかの党方針が定まらないことが混乱の一因になっている。
「君の理屈は分かるが、代表が言っていることなんだからのんでくれ」。7日夕、新たな人事案への対応を協議した民主党の幹部会で、山岡賢次国会対策委員長は渡辺副総裁案への容認姿勢を示す鳩山由紀夫幹事長に訴えた。輿石東参院議員会長も「天下りを一切認めないという原理原則を守れ」と主張したという。
ん…。結局、与党は、白川氏を総裁に、渡辺氏を副総裁に推したようですね。相も変わらず(天下りポスト維持のために)財務省出身者を送り出そうとする与党が悪いのか、それとも、財務省出身者を毛嫌いする民主党のお偉いさんが悪いのか…。おそらくは、総裁はG7に出席させるためにも総裁は同意、影響があまりない副総裁は否認されそうな気がしますが、民主党もここまでゴネの連続では、次の選挙が戦いにくくなるのでは…という危惧をどうしても感じずにはいられませんし、ここまで頭が固い人ばかりが上に揃っていると、鳩山兄も大変ですね…(汗
あまり世代間で意見が対立して党の分裂という最悪の事態にならなければいいと真剣に思います。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080408NT002Y94507042008.html
政府は7日夕、空席となっている日銀総裁に白川方明副総裁(58)を昇格させ、後任の副総裁に渡辺博史一橋大教授(58)を充てる人事案を国会に提示した。民主党は白川総裁案に賛成する方向。政府は9日の衆参両院本会議での国会同意を踏まえて直ちに総裁に任命する見通し。渡辺副総裁案には民主党内に賛否両論があり、先行きはなお不透明だ。
政府は3月以降、総裁候補として大蔵・財務次官経験者である武藤敏郎前日銀副総裁と田波耕治国際協力銀行総裁を2度にわたり提示。いずれも「財政と金融の分離」の厳格適用を掲げる民主党などの反対で不同意となり、日銀総裁は3月20日から戦後初の空席となっている。
日銀人事 「渡辺副総裁」に民主不同意強まる 2008年04月08日 朝日
http://www.asahi.com/politics/update/0407/TKY200804070222.html
政府は7日、日本銀行の総裁に白川方明(まさ・あき)副総裁(58)を昇格させ、白川氏に代わる副総裁に前財務官の渡辺博史・一橋大院教授(58)を充てる人事案を正式に国会に提示した。民主党は白川総裁は同意する方針。ただ、小沢代表は財務省出身の渡辺氏の副総裁起用に反対しており、不同意となる公算が大きくなっている。
政府は、渡辺副総裁案への民主党の出方を見極めるため、7日昼に予定していた提示を夕方に遅らせた。政府・与党内には、渡辺氏同意の見通しがなければ、提示の先送りや白川総裁のみの提案にとどめるべきだとの意見もあった。しかし、正副総裁のうち1人は、財政に通じた財務省出身者を充てるべきだとの首相の強い意向もあり、同意の確証がないまま、「白川・渡辺案」の提示に踏み切った。
福田首相は記者団に、白川氏昇格の理由について「日銀の生え抜きで、非常に優秀な方。総裁としてもふさわしい」と説明。「財務省からの天下り」などとして、民主党内に異論がある渡辺氏の起用には「能力、経験、人柄と申し分のない人だ。人物本位で考えた」と述べ、「常識的には同意してくださると思う」と民主党の協力に期待した。
衆参両院の議院運営委員会は8日、白川、渡辺両氏から所信を聴取。9日の両院本会議で白川総裁の同意が得られれば、約3週間ぶりに総裁空席が解消されることになる。政府は9日中に総裁に任命し、11日にワシントンで開かれる主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に出席させたい考えだ。
一方、民主党は7日夜、小沢代表や鳩山由紀夫幹事長ら4役が対応を協議。この日は結論を持ち越し、8日の所信聴取後に最終的な対応を決める。鳩山氏は会議後、「(渡辺氏への同意は)簡単ではないという雰囲気がある」と語った。
同党内では「財務省出身だから即不同意という機械的な話はあり得ない」(仙谷由人・同意人事検討小委員長)と渡辺副総裁を容認する意見が多いが、山岡賢次国会対策委員長や輿石東参院議員会長らも異論を唱えており、最終的には小沢氏の意向を踏まえ、渡辺氏への不同意を決めるとの見方が広がっている。
社民党は白川氏は同意、渡辺氏は不同意を決め、共産党は両氏とも不同意の方向だ。
「渡辺副総裁」火種残す・民主、ねじれる論理 2008年4月8日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080408AT1C0700D07042008.html
政府は7日、日銀総裁・副総裁の3度目の人事案提示にこぎ着けた。しかし民主党は態度決定を8日に持ち越し、副総裁候補に渡辺博史前財務省財務官を充てる案への対応で火種を残している。「天下り廃止」を前面に出す小沢一郎代表だが、日銀人事で財務省OBをどう扱うかの党方針が定まらないことが混乱の一因になっている。
「君の理屈は分かるが、代表が言っていることなんだからのんでくれ」。7日夕、新たな人事案への対応を協議した民主党の幹部会で、山岡賢次国会対策委員長は渡辺副総裁案への容認姿勢を示す鳩山由紀夫幹事長に訴えた。輿石東参院議員会長も「天下りを一切認めないという原理原則を守れ」と主張したという。
ん…。結局、与党は、白川氏を総裁に、渡辺氏を副総裁に推したようですね。相も変わらず(天下りポスト維持のために)財務省出身者を送り出そうとする与党が悪いのか、それとも、財務省出身者を毛嫌いする民主党のお偉いさんが悪いのか…。おそらくは、総裁はG7に出席させるためにも総裁は同意、影響があまりない副総裁は否認されそうな気がしますが、民主党もここまでゴネの連続では、次の選挙が戦いにくくなるのでは…という危惧をどうしても感じずにはいられませんし、ここまで頭が固い人ばかりが上に揃っていると、鳩山兄も大変ですね…(汗
あまり世代間で意見が対立して党の分裂という最悪の事態にならなければいいと真剣に思います。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます